前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

20年経っても嫌いだった/U2とThe Police

2008年10月30日 00時30分52秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です


田舎者だったわたしにとって、洋楽情報の入手経路はラジオと
洋楽雑誌ぐらいしかありませんでした。
当然、紹介されるのはヒット・ソング。良くてヒットしそうな曲や
後は、まあ注目の人や新人とかですね。
自分にとっての新しい曲をいつも探していましたが、
所詮は限られた情報によって、あてがわれたものだったのもしれません。

ヒット曲はヒットするだけあってやっぱりいい曲です。のはずです。
注目の新人にはそれだけの理由があって何らかの特徴がありました。
純粋にいい曲を提供してくれる人もいたかもしれませんけど。

世界中の人がいいといっても、どうも受け付けないものもあります。
20年以上たった今も聴く気にならない、見直してみようとも思わないバンド
があります。当時注目のバンドでした。現在はBigな大御所って感じです。
雑誌やラジオでもよく紹介されていました。
聴いたとたんダメだぁと思いました。
大きな影響力を持つ、存在感のあるバンドになった現在の姿を
予想することなど全くありませんでした。

食わず嫌いだったのかと、最近聴いてみましたがやっぱり嫌い。
何が嫌いって、突然、がなりあげるみたいなあの歌い方。
声も好きじゃないんですが、後から挙げるもう一人よりはいいかな
そのバンドの名前はU2。たしかアイルランド出身。
フロントを勤めるボーカリストの名前はボーノ。
現在はボノって言われてますよね。でも当時はボーノって書いてあったの 
だからわたしにとってはずーとっボーノのまま


そして、もうひとつThe Police。
Policeを好きな人はすぐにU2を好きになっていた気がします。
しつこいようだけど、好きじゃないのでどっちが先かなんて知らない。
一緒の頃に出てきたみたいな気もするけど、U2のほうが後だった気もする

The blow monkeysのところで、スタイルカウンシルとの比較にとやかく
言いましたが、こちらも比べられたり、並べられたりしていた一例かも
しれません。わたしは全く別個に入りましたが、どちらもダメでしたね。

スティングの声が嫌いでした。この人もアイルランドの人?いや、ちょっと記憶にありません。
アクセントに特徴のある感じでした。


ポロンポロンポロロン・・・こんな音では決してありません
どう表現していいやら・・・
みたいなギターの音も双方似ている気がしてきた。
専門的なことはホント全くわかりません。

前にも書いたけど音楽は2通りしかわたしにはなくて、聴いていて心地
いいか、悪いかなんですが、共にかなり心地よくないのです。

もうひとつ、このふたつのバンドに全く罪はないのですが、
何か妙に通ぶったひとが聴くんですよ・・・。
というか、急に音楽通になったみたいな。
ちゃんと立派な音楽通のかたももちろん聴いていらっしるはずでその方々には
本当に申し訳ありませんが・・・いたんです そんなひとが

JapanとかVisageとか聴いて、Duran duranのジョンかっこいいなどといっていた人が
突然知った風な顔して『高校教師』Don't Stand So Close to Me なんか聴いて・・・。
「いまはポリスがすごくいい」とか言いはじめました。
その後すぐ解散したような覚えがあります。
いや、もう解散していたんじゃなかっただろうか?
嫌いといえず、「そう言えば、スティングは学校の先生や」
確か臨時か教育実習のの経験から作ったとか何とか言ってなかったっけ
なんて話をあわせているアホなわたしがいました。
「シンクロニシティっていうのは・・・(省略)くどくど・・うんぬん」
なんて話もこの頃聞きました。
ユングとか精神世界に興味をもったその後、大学の一般教養で
その言葉と再会する機会がそういえばありましたね。
こういう言葉と出会わせてくれたこともあり、お澄ましな教養人
という勝手なイメージをPoliceには別に持っています。

U2には耐えて聴ける曲が一曲もないのですが、Policeはあのヒット曲
『見つめていたい』Every Breath You Take だけは流れれば聴きます。
すごい詞だと思っていました。当時はどちらかといえば
その行き過ぎた感情の吐露に好感を持っていたと思います。
今は何てうっとうしい、少々不気味な奴だと。
昔は自分のことをずいぶんロマンチストだと勘違いしていましたから
ねっとりとしたしつこい視線をロマンと思ったのでありましょう。

でも、音楽にはあまやかさ、ロマンも必要だと思います。
現実は厳しいものだから、音楽を聴く時くらいそこから
逃げたっていいと思うのです。皆さん本当に厳しい現実に
日々耐えていらっしゃるじゃないですか。

U2にはそれが全く感じられないです。見ろよ!目を見開いて現実をと・・・
力強く怒鳴られてている気分。そんなこと言っているかはわかりませんよ 言ってないと思うけど
和まないんです。ウキウキもしないんです。ときめきもありません。
喜びも感じません。幸福感もないです。それがわたしにとってのU2。
アルバムとか聴いたことがないから、あるのかもしれないけど。
 
どちらもボブ・ゲルドフのBandAidに参加していましたね。

ボーノはひどいことを歌わされて心穏やかじゃなかったようですが、
ボーノががなりだして、柔らかい感じだった曲が重苦しくなりました。
それがボブの狙いだったのでしょうか。
難を逃れている時の人の誰もが持つ思いだと思います。
それを歌詞にしたボブ・ゲルドフはすごいです。
それを言葉にして歌いたくないボーノの気持ちもわからなくはないですが、
微塵も自分の心が歌詞のようなことを感じていないというなら、
彼は偽善者だと思う。感じたから歌いたくなかったのだと思いたい。

その後から思いやりの活動は現在も続いているみたいですね。
慈善家として有名になることをバンドのメンバーはどう思っているのでしょう。
でも、Policeは実際の活動期間もそんなに長くないし、
随分途切れていましたが、
U2は20年以上途切れることなくバンドとして存在しているようです。
これってすごいことだと思います。実に実に。
こんなに長く寄り添いあえることは稀です。
この希少な人達による熱い心の音楽をどうしても好きになれないんだなあ。

念を入れて投稿する前に聴いてみましたがやっぱりダメでした。
Bloody Sunday,
With Or Without You,
One,
Don't Stand So Close to Me





二十年経っても・・・・過去は永久に静かに立っている




11 コメント

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Unknown (スー)
2009-03-04 01:31:29
嫌いというわりには、めちゃめちゃ詳しいじゃないですか!
感動しました♪
ポリスのあのストーカーソングはよく聴きますよ♪
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スーさん、うれしいです (はちみつ)
2009-03-06 00:57:21
こんな長ったらしいグチコメントみたいな物を
読んでくださってありがとうございます。

とてもうれしいです。

今みたいに情報が多くなかったので、ラジオや雑誌で得る情報を心が大事にしていたんでしょうね。
思い込みで書いている部分もあるかもしれませんが。

>>>ポリスのあのストーカーソングはよく聴きますよ♪
結構今でもよくかかりますよね。
ストーカーソングとしてはあの歌詞は秀逸だと思います。とても後の人々は真似できない。
あみんの『待つわ』くらいすごい詞だとと思います。
↑(同世代の方にしかわからないかもしれない)
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間違いなく (スー)
2009-03-07 00:58:45
同世代ですよ!きっと(^O^) あみんもなかなかのものですって。
洋楽 お詳しいんですね♪ 当時 情報は雑誌&ラジオが主流でしたよね。私はレコード店で店長をしてましたから 直に情報を仕入れてました。
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わぁっ うれしい (はちみつ)
2009-03-08 03:03:02
同世代の方とお話できるのはすごくうれしいです。
洋楽は、ある一時期だけですが、最近また良く聴くようななりました。
レコード店の店長さん、素敵なお仕事ですね。
店長はわたしには重荷ですけど、レコード店でのお仕事は憧れでしたよ。うらやましいです。
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私も嬉しいです。 (スー)
2009-03-08 15:12:04
なかなか同世代でお話しできる方は少ないので とっても嬉しいです(^O^) これからもよろしくお願いします。
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Unknown ()
2014-07-11 20:01:48
ミニマルミュージックの聞き方ができてないとU2の良さは分からないだろうな
ミニマルで熱い
そのケミスストリーがミラクルを引き起こす

君みたいに嫌いという人がたくさんいるのは知っているけど、U2を人生の原動力にしている人もたくさんいます
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自分の意見だろそれは ()
2016-10-21 08:10:59
時には甘さも必要
それはお前の意見


U2が一貫して政治的なメッセージを発信するのはそれが彼らの武器だから
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(あ)さん( か)さんその通りです (はちみつ)
2016-10-21 15:02:03
(あ)さん古いコメントに気づいていなくてすみません
>>>U2を人生の原動力にしている人もたくさんいます
そこのところはよくわかっているつもりです。
わたしにはだめでも、音楽がそういう役割をしていることがうれしい。
そういう気持ちを理解したくて、聴き返してみるのですが、だめだったんです。聴き方ができていないというご指摘もありがとうございます。我ながら随分前のことですがくどくど書いています。

そういうところが、

(か)さんの気に障ったのでしょうか?
おっしゃる通り、(か)さん、ここにはわたしの感じたこと、わたしの意見しか書いていません。
>>>U2が一貫して政治的なメッセージを発信するのはそれが彼らの武器だから
こういうコメントをきかせてくれてありがとうございます。

わたしの意見としてお断りして、せっかく心あるコメントの前に、お前呼ばわりして威嚇するのは勿体ない気がします。
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同ー意です (まじじろー)
2019-07-13 20:38:52
まるで知らないし興味ないです。
サングラス嫌いです!まータツーとかも嫌いです、日本にもメイクやお面で
顔出ししない歌手いますよね、
行ったのではぎりガンズはまではOK!
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まじじろーさん古い記事ですが (はちみつ)
2019-07-14 23:43:44
コメントありがとうございます。
この記事、2018年に書いたので、タイトル改めるならば『30年経っても』ということになるかな?
この当時は純粋に好きなタイプの音楽ではなかったということを書いています。
今は?音楽はやっぱりわからないけれど、ボーノの在り方として、慈善家として私財も投じているのだろうか?というのがわたしの疑問です。
サングラスは目の病気が関係しているようなことを聞いた気がします。
ガンズまではOKならば中々のロック通の方じゃないかと。アクセル・ローズも五十代後半か・・・時の流れを感じます。
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