前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

霰粒腫とわたし 其の七

2020年10月12日 00時58分24秒 | 美容・健康

霰粒腫摘出手術を受けてわたしは薬局に。

少々傷むけれど、こころの中はルンルン。古っ

ガーゼをもらって自分でおさえているだけ。

ガーゼに血が滲んでいます。

薬の説明をしながら薬剤師さんが、大丈夫ですか?と宣う。

大丈夫、大丈夫。支払いの折、ガーゼを離すと、

薬剤師さんが血綿みたいなものが目に下がっていると・・・。

自分でも鬱陶しく感じていました。

 

そして、ご親切に鏡を見せて下さる・・・。

この時、わたしは後々ずっと悩むことになる、

疑いの片鱗を見たのでした。

 

当然、霰粒腫の中身を絞り出したはずなので、

瞼の上はぺちゃんこになっていると思っていました。

しかし、鏡の中では相変わらず、ぷっくり、刺激のせいで

むしろ一層ぷっくり、ひどくなって見えます。

 

うむむむ・・・取れ切れていないのか、

事前になまじ色々調べて変な知識があるわたしは、

霰粒腫の外袋が残っているのではないかと疑う。

 

しかし、あんなに痛かったのだから、腫れているだけだろう、

次回の通院までは時間がある、それまでにはぺちゃんこになるはずだ。

そう自分に言い聞かせて、おにぎりを買って食べ、受け取った痛み止めを、

飲んで帰宅したのでした。

 

帰宅後、鏡を見て落胆、そして目薬。

これが傷口にひどく沁みた。

その日は疲れて早く休みましたが、朝、目が明けられないくらいの

目やにが出ていました。

いえ、正確には目やにが固まって瞼がくっついていたんですね。

それでも目覚めた時、わたしはまだ希望を持っていました。

悪いものが出て、腫れも引いているだろうと。

 

其の八へ続く

 


狂い咲きと気長に育てた木の実の話

2020年10月11日 17時43分41秒 | 四季折々

このところ、毎年同じことを言いますが、今年の夏は暑かった。

庭師が来た後始末をしていますと、奇妙なことに気づきます。

スオウが咲いている・・・・。

スオウというのは、花蘇芳のことですわ。

ショボショボっていう感じで数輪ね。

 

毎年、レンギョウと共に春を教えてくれる花ですわ。

もう秋ですよ。

今年の秋の庭は少し違う気がします。

ノキシノブというのが、庭木に沢山くっついています。

 

周囲の山の木も高くなって日が入るのがやけに早くなった気がします。

 

うむむ、やっぱり温暖化の影響で色々変化があるのでしょうかね。

 

昨日はたくさん採れたからってアケビみたいなの?

アケビだと思うのだけど、色が違う気もするなあ・・・頂きました。

甘いけれど、種ばっかり食べにくいの。

 

そう言えば、今年の激しい夏のおかげ?我が家のポポーの木は

たくさん、たくさん食べきれない程の実をつけました。

知ってるポポー?

ポーポーポーポーあまいポポはいかが?〽♪

この歌知っている人は相当なご高齢かと。

さすがのわたしも、昔懐かしのラジオで昔聴いたことがあるくらい。

 

この木、昔、ポポーの実を一つ頂いて食べた時、

おいしかったので、その種を植えて、三本発芽。

三本とも育っていますが、(鉢植え)

一本を庭に降ろしたの。さあ・・・それから十年くらいかなぁ・・・

花が付くようになり、初めの数年は実がついても大きくなる前に

ダメになっていました。

切り倒すよう、言われていましたが、

わたしだけは諦めていませんでした。

そのうち、十個くらいの実からはじまり、さらに十数年、

今年は百個くらい収穫しました。

 

この木はいまその一生の全盛の時なのかもしれません。

黄昏を感じはじめたわたしは、

種を植えた頃、無限の未来がある気がしていました、

今は、何かを植えたり、育てたり、少しばかり先のことを考えて

行うようになりましたけど。

 

ポポーってね、食べごろになると自然と落下してくるの、

だから、ちょっと打ち身(笑)

物事成すのも時期の見極めが大事、

わたしはダメだなぁ・・・

気ばかり長くって・・・。

でも。そのおかげで、今年はたくさんの人に

おすそ分けしたのですよ。

 

昨日、売り出しで、お礼の肥料を買ってきました。

ありがとう。今、君は青春の時。

 

 


理想の秋の世の過ごし方

2020年10月02日 17時46分15秒 | 昔の話

チェット・ベーカー/Chet Baker のMy Funny Valentineが

深夜ラジオで流れていた。

遠い昔、公演に行ったような覚えがある・・・。

凄く曖昧、まだわたしは十代の終わりだったかもしれないし、

二十歳くらいにはなっていたかもしれない。

 

秋の夜長、と言っても最近は疲れていてお布団に入ったと思ったら

直ぐに眠ってしまうので、音楽を聴いていい気分という

感じではないのだけれど、チェット・ベーカーの若い歌声って結構好み。

いまさらそんなことに気づくのであった。

 

当時はあんまり歌っている印象はなかったなあ・・・

何故、聴きに行ったのかもよく思い出せない😢とにかく昔のこと。

写真より年寄りだなぁ‥なんて思ったっけ?

(多分、五十代だったと思うけれど、失礼)

 

トランペットを吹いていたボーイフレンドがいたけれど、

周りの人の話では恰好ばかりつけて(笑)、あまり上手ではないとか

言っていたっけ、下手かどうかもわたしにはわからなかったけれど...

だから、チェット・ベーカーの吹くトランペットの味もわたしにはわからない。

でも、なんか歌はいいよねって思った。

 

スタンドの灯りだけで過ごす時間に合う。

On the rocksと一緒なら、尚よい。

ステアしないのが我がスタイル。

つまみは、美しい月。

これぞ、理想の秋の世の過ごし方なり。

今夜はどうかな?できるかな?