前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

The blow monkeys その2

2008年10月24日 03時14分04秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です


一番聴いた思い出の曲

The blow monkeysと言えば、代表曲は全米チャートに入った
Digging your sceneだという人がやっぱり多いでしょうね。

わたしの場合はアルバムShe Was Only a Grocer's Daughter
It doesn't have to be this wayばっかり
馬鹿の一つ覚えみたいに繰り返し聞いていました。

サックスで始まるこの曲が大好きなんです。

当時のわたしは制限の多い生活をしていました。
街の露天みたいなところで売っていた、廉価の海賊盤らしきカセットテープから
聴こえるこの曲は、都会的で夜の街やお酒の似合う感じがして、
心に自由な風を吹き込んでくれる一曲でした。

当然歌詞カードなんかもついていませんから、
「何がこの方法である必要はない」と歌っているのかはわかりません。
今でもこのカセットは持っていますが、微妙に回転数が狂ったレコードみたいに
すこぉし実際のものより速いです。怪しげです
で、A面もはや死語ですね初めのこの曲が終わるとすぐ裏返します。
するとB面終わりのBeautiful childを聴くことができるんです。
ロバートのクスクスッという笑いと小声で何か喋っているのが演奏前に聞こえます。

わたしだけだと思うけど、カノンとかG線上のアリアを聴いている時のような
何でしょう・・・ゆったりした気分になる一曲です。実に心地良いです。

好きな曲は他にもたくさんありますが、思い出の中では一番流れていました。

大体、86年くらいからでしたでしょうか。
レコードからCDに移行が始まったのは・・・
レーザーディスクとかも出たけど、定着しないで消えましたね。高かったからね
わたしがCDをはじめて買ったのは一人で生活していた確か89年でした。遅いかな。
実家にはもうずっと前からデッキはあったのですが、わたしはレコード派でした。

あまりの音の良さに当時は天から降る音みたいに感じていました。
今聞くとそうでもないんですよね。
出端のCDは最近リマスターとかされていますけど、音圧が低くてくぐもった感じです。

話がそれましたが、まだ80年代後半はカセットは現役でした。

カセット、レコードからCDへ移行し、A面、B面が消えてしまいましたが、
実は当時、これには大きな意味がありました。と、わたしは思っています。
音楽を届ける側の意図とでも申しましょうか。
そして受け取る側では
「わたしはA面より、B面のほうが好き」とか、
「わたしはB面ばっかり聴いてる」とかの会話も成り立つ時代でございました。

そのCDがそろそろ役目を終えようとしているとの新聞記事を少し前に目にしました。
そう、音楽は一曲ずつ配信されたものを買う時代になったのですね。
アルバムの曲順なんていう意図は存在しなくなるわけですね。

随分あの頃から遠いところにやってきました。

でも、洋楽好きにとっては歌詞カードとか、ライナーノーツとか
重要じゃございませんか
レコードジャケットていうのも80年代は重要でしたよね・・・。




                 まだまだ The blow monkeys   つづく



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