前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

Kissing to be cleverを買う / Culture Club 3

2008年11月26日 23時32分21秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

83年の何月号かは不明ですが、感嘆するわたしに友人はVIVAROCKの表紙
を破ってくれました。後に極、近所への引越しを含め5回棲みかを変えましたが、
どこに住む時も持って行ったし、今でも大切にしています。
多分スー・クローズのシャツに黒いベスト、髪に、これまたスー・クローズの
黄色いハギレを巻いて、赤い帽子を被ってこちらを見ています。

更に・・・・
実はわたしは唯一Colour by numbersだけレコードを持っていないのですが、
それもその友人が、Colour by numbersを持っている男の子をみつけて
自分の分とわたしの分をテープに落としてくれたのでした。
そのテープもちゃんと今も持っています。

当時、NationalからANGROM(オングロム)というテープが出ていてそれを使って
いることでも自分の熱の入れ様がわかります。中学生には高級な品だったはずです

志摩あつこさんが当時描いていた8ビートギャグという漫画がありました。
カーマのビデオに登場するジョージの姿が描かれた志摩さんのカセットレーベル
がビバ・ロックの付録になっていて、そのレーベルを使用しています。
着ている物、メーク(シャドウや口紅の色)、髪のリボン、帽子につけた装飾品、
おまけにポージング 全部忠実に描かれています


録音して貰った日付が書かれています。数字で見せつけられると時を感じますね。
'83.12.1と当時の子供っぽい字で書かれています。
あららっ、カラーの綴りがColorって書いてあるよ。
まっアメリカのカントリーの歌手だと思っていたくらいですからね

今、手元にある4thアルバムの年表(大好きなDJ矢口清治様が作成してます)
みたら2ndはイギリスで83年の10月に発表、22日付けでNo.1。
日本ではいつ発売だったのかな?
12月ならまあ、案外早く手に入れていたことになりますね。
少なくとも、『カーマ』が全米チャートに上がるのは翌年の2月なので
アメリカ人達よりは早くキャッチしていたことになります。
というより、先にアメリカでは『ボイズンマインド』がカットされていたみたいですけど。

そのテープを手に入れてからはもう、それはそれは毎日聴いて、
うるさいと家人に怒られたことは言うまでもありません。
おまけにその年、わたしは受験生だったようです。

自覚がなかったのか、それほど成績がいいわけでもないのに
余裕だったのか、それでもめげずに雑誌を買いこんでいました。
ついには1stアルバムのKissing to be cleverを購入します。
当時、レコードは2800円でした。子供には高級なものでした。
でも、何とかやりくりして買っていましたね。

そのやりくりというのは、こんな感じ。

お世話になった友人と、Colour by numbersのレコードを貸してくれた男の子に
今度はお礼にKissing to be cleverをダビングしてあげるというやりとりでした。
当時は今のように一曲ごと破格でダウンロードなんてできませんでしたからねえ。
そういったやりとりで、visageとか、Heaven17だとか、Human League
だとかを好き嫌い関係なく、入手して聴きましたねえ。
なつかしや、なつかしや。

今頃の季節になるとすごく近くにあの頃を感じます。
無理だけど、あの頃から生きなおしたい。
無理だから、ほんのりあの頃のように希望をもってみたりするのです。
         あの黒い帽子
                       つづく




彼がBoy George?/ Culture Club 2

2008年11月26日 01時33分50秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

その当時のわたしにブリティッシュアクセントなんぞわかるはずもなく、
今もわかっちゃいないと思いますが、カーマの発音でアメリカ人じゃないことくらいはわかります
頭の中ではどちらかといえば、当時の言葉で『ダサい』
アメリカ人のカントリーミュージック風の人を想像しました。
あのハモニカの音のためかもね
ジーンズにチェックのフランネルシャツを着て、瞳はブルー金色のサラサラの髪。
まあそんなイメージを抱いたわけです。

程なく、ミュージックビデオの一部を観る機会がありました。
随分厚化粧をした、しかし随分きれいな顔をしたひと(女性)が
帆布をかけた駱駝のコブのようにみえる何かの上であの癒しの声に合わせて
口パクしているではありませんか。実際、ジョージは何の上にのって歌ってているのか今でもわかりませんよ
そう、この時はジョージのことをビデオのためのモデルさんだと思ったのです。

再び友人登場、「あの人がボーカルよ」
「えっ あの人がボォイ・ジョウジ?」「そうよ」
わたしの頭の中からダサぃカントリー歌手が退散。
「あの人男なん(恐る恐る)・・・?」
「そう、女に間違われたんで、名前をボーイ・ジョージに変えたらしいよ」
そして見せて貰ったのがビバ・ロックの表紙でした。
カーマのビデオと違ってかなり薄化粧で、何て何てかわいい顔。美人。
ちっちゃい口、ちょっと悲しげにも見える目。アイリスの色はグリーン。

世界一の美人、リズ・テイラーより美人じゃないの。
いや、この頃は世界一はブルック・シールズでしょうか
そう思ったのはわたしだけですか???
わたしだけですか?わたしだけですかっっっっ?

この時はジョージが、どんな大男かも知らず、
あの声にして、ぷりてぃふぇいす あんじぇりっくふぇいす・・・
と二度目の衝撃・・・本当、天使かとも思いましたもの。

でも、今思うと姿形からではなく、culture clubに出会えたのはとても
ラッキーだったと思います。 これは純粋に彼らの音楽が素晴らしいと
いうことを証明している意味になると思うのです。

Kissing to be cleverを買うつづく