TVの旅番組で、「秘境駅・女鹿」が目についた。旅チャンネルや鉄道チャンネルのように、そのものだけ24時間放送しているCSのテレビ局がある。かなりマニア向けなのだろうなと思っていたら、最近は普通の地上波でも、その撮り鉄や鉄子、鉄道に詳しい人が出演し、鉄道番組を放送するようになってきた。それにしても、女鹿が秘境駅だなんて、どうなんだろう。それも1つ2つの番組ではない。山形県を紹介する番組にも載っていた。試しに番組を見てみると、なるほど秘境度は高い。それなら本物を見て見ねばと出かけてみた。
ところが、Google Mapで見ても、女鹿駅はあるのだが、駅への道が判らない。この辺だろうと何度か往復して、やっと見つけたのがこの看板だ。何のことはない7号線の吹浦バイパスで、女鹿の集落に入る信号の吹浦寄りの右側にあった。気をつけないと見逃してしまうほどの、林道のような小さな道路である。
道を100mも入らぬ内に、行き止まりになり駅は見つかった。出た言葉が「TVと同じだ!」
戸を開けて、駅舎に入る。もちろん無人駅である。
女鹿駅は、吹浦と小砂川の間、山形県遊佐町女鹿にある。それも集落の中ではなく、何もない林の中にある。元々は駅ではなかったらしい。
この時刻表が凄い。TVで見た時には、午前中に2本、午後に3本しか無かったが、午後は4本に増えていた。(^^) これでは、酒田方面にしか、用事を足すことが出来ないダイヤである。さすが山形県の駅だわ。TVの放送でも、吹浦駅から電車で女鹿には行けなかったので、タクシーを飛ばしたとある。そうだろう。
駅舎の中には、自由ノートがあり、中には遠くから来た客が「やっと来ました秘境駅女鹿」の書き込みがされていた。
1番線ホームに降りてみる。こちらは秋田方面を見た所。
こちらは吹浦方面だが、線路のすぐ上に陸橋が架かり、7号線が走っていた。線路は複線になってはいるが、2番線の方は電車のすれ違いの待機の線路で、あまり使われないのか表面が錆びていた。手前の線路はピカピカ光っている。
ホームの床も、1番線はコンクリートで出来ており、2番線の方は単管足場を組んで木板を張った物だった。残念ながら2番線ホームは歩いていない。
あらら、女鹿駅は秋田支社管轄なのね。
ホームを歩きながら撮していると、ふいにカンカンカン・・と信号機(?)が鳴り出した。
秋田側から、酒田行きの電車がやってきて、スピードも落とさずに通過していった。
電車が行ってしまえば、ホームは元の静けさに戻る。
消された文字が気になる。
水は鍵がないので出てこない。この水栓を見たのは何十年ぶりだろう。
サルナシや栗やアケビが道ばたにあり、この駅に続く道も素敵だった。
後から、もう少し写真を載せてみようと思う。なんだか心がほっこりと温かくなる秘境駅だった。
駅の帰りに、女鹿の集落に寄った。ここは水汲みに来て、タンクが黴びていたので水汲みを断念したあの町だ。今日は無事に汲むことが出来た。
その女鹿の町の上を電車が駆け抜けて行った。
秘境駅に行こうが面白い。秘境駅でも上には上があるもので、駅に行く道が見つからないなんて言うのはまだ可愛い方で、本格的に道がないだの、周りが断崖絶壁もあるようだ。女鹿駅の駅舎で塗りつぶされていた文字は、「女鹿信号場」だった。
女鹿の駅ってこんなだったのですね! わたしは鉄道マニアではないのですが、通っている歯医者さんが鉄道オタクでして^^;治療台の前には常に鉄道専門チャンネルだと思われるテレビの映像が流れています。おかげで、少し鉄道に興味がわいてきました。女鹿の駅の写真、ありがとうございました。
女鹿という名前も面白い
遊佐とか余目とか・・・
もっと探検して見せてください
私も、女鹿の駅が、こんなに集落から離れた所にあるとは思っていませんでした。このダイヤは、酒田の高校に通う学生達のものなんでしょうね。普通の買い物も出来ません。
鉄道チャンネルって、何が面白いんだろうと思うことがあります。延々と電車が走っている様子(先頭車両から前方を撮すのが30分も続いているとか)を見ても、感動も感想もないのです。私。
最近、新幹線が50周年を迎えとかで、鉄道の番組が増えていますね。そうか、50年か。遠い昔ですね。
「秘境駅に行こう」で、女鹿駅よりもランクが上の峠駅が山形県にありました。あれれ、今では山形新幹線が停まるんじゃないの。と思いましたが、どうでしょう。
女鹿って名前は面白いですね。秋田には男鹿がありますから、それとの対比なのかしら、詳しくはわかりません。栃木県にも男鹿高原ありますね。「おが」ではなく、「おじか」だったのですね。
別にカナを振らなくとも読めるんですが、実は難読地名の一つのよ
うですね…。真室川の及位もそうですが。
で、「メガ」駅はあるけど、「ギガ」と「テラ」駅はさすがにありませんね……。
で、実は「メガ駅」は国内にもう一つ存在します。実はそっちの方が、
はるかに「難読」なんですわな。
少々気味が悪くなって、早々に退散してきました(^^;)
女鹿に「あまはげ」、男鹿に「なまはげ」・・・
離れた場所にある地名ですが、なにかつながりがあるのかも知れませんね。
思いつきませんでしたわ。がははは
そんな発想は、さすがCandypapaさんですね。
真室川ののぞき駅は、耳では聞いていても逆に漢字を書けませんでした。全国的には、難しいのでしょうね。
もう一つのメガ駅は、確かに難読でした。
建物の雰囲気がそうさせているのだと思いますが、国道までのちょっとの距離の道路も、折れ曲がっていて先が見えず、それも恐いです。
単なる山道だったら平気なのに、なまじっか人間の気配が残っているのが違いますね。
この日は3人で出かけました。一番どきっとしたのは、電車通過のカンカンカンが、急に鳴った時でした。
そうそう、女鹿にはあまはげがいましたね。
https://www.youtube.com/watch?v=lbZfNrOX1LI
ここに、youtube(3分36秒)で、板谷駅と峠駅が見られました。やはり豪雪地帯らしく、駅全体に屋根がかかっていましたが、ホームが狭いので、新幹線が通過すると風で持って行かれそうです。
板谷駅で立ち往生したら、どうやって帰れますか?除雪が出来るまで、電車の中で待っているんでしょうか。昔は本当によく汽車は止まりましたね。最近は・・・羽越線は風で止まるんですよ。