無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

令和6年能登半島地震 専門調査結果(中間報告)

2024-02-22 10:20:27 | 建築・都市・港
新耐震(阪神淡路大震災以後に改訂された)で設計された橋梁などには、大きな被害はなかったが、それ以前の設計の物では被害が大きい。
建物の被害では、地域的な特徴の屋根瓦の古い民家の破損と、海岸部の津波が影響したと思う。
ただ、いくら建物を堅固にしても、地面が亀裂や隆起しては自立することは不可能だ。



技術の進歩も、歴史を学ばねばどうにもならない。
元禄2年(1689)松尾芭蕉が奥の細道を旅した。酒田から秋田の象潟へ行った頃は、その名のごとく東の松島と比較される九十九島が潟に浮かんでいた。
文化元年6月4日(1804年7月10日)の象潟地震によって数メートルの隆起で、島々が地面に浮き上がった。
現在は田んぼの中に、松の木の生えた島々が点在している。

日本列島は生きていて、その時々に姿を変える。
その上に、我々日本人は住まわせて貰っているのだと言うことを再認識せねばならない。


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