名古屋名物のスガキヤラーメン。麺はノンフライで存在感があり、スープの見た目は豚骨なのに、目をつむって食べると和風出汁の味しかしないと言う、一風変わったラーメンだ。
名古屋っ子は、これが大好きなんだそうだ。インスタントだけではなく、スガキヤと言う名のラーメン屋さんが何軒かあるようだ。
日清のカップヌードルを一躍有名にしたのは、浅間山荘事件だろう。寒い攻防戦の中で、湯気のたつカップヌードルの映像を確かにみた覚えがある。あの頃のTV放送は、放送休止の時間があった筈なのだが、この事件は延々と放映されていた。今では当たり前なのだが、時代の変わり目で起きた事件なのだろう。
そんなカップヌードルも様々な味の製品が出来た。そんな中で、こんな変わり種もある。スペインのアヒージョ味とシンガポールのラクサ味だ。食べ易いのはアヒージョ味だろう。ラクサは酸っぱくて辛くて、私はてっきりトムヤンクン味だと食べ終わっても思っていた。
カップヌードルは世界中で販売されている。麺をすするのが不得意な人達の為にと、麺の長さも調整されていると言う。様々なインスタントラーメンのある中で、色々食べ比べても最終的には王道のカップヌードルに戻る。味覚の記憶とは不思議なものである。