まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
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勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

スイングガール、テレビで見ました。

2007年02月26日 | 本・映画
昨晩、映画「スイングガール」を見た。
「のだめ」のテレビドラマは、映画出演者というか、
上手い具合に、コラボされていたんだなぁ、と今更ながらに理解。
全然、詳しくなくて、すいません。

のだめを全部見た人間として、そっちを最初に見た人間として、
ごめんなさい。
スイングガールは、何が何だが、映画館で上映できる代物なんだろうか?
という感想に終始してしまった。

よく、DVDなど、リメイクを好んでみるんだが、
例のMI3のメイキングで、唸らせた、作り手の「作業」。
これと比較して、どうするんじゃ、とも言えるんですが、
一つ、勝手に理解したことがあります。

テレビドラマは、かけられる時間やら予算やらで、
コマ割というんですか?
カットカットのオンパレードで、「鬼渡」で評判の「長回し」?
を極力避けるような作り方をしています。

MI3のように、一つのシーンを作るにしても、カメラ10台。
そんな予算や、スペースも人間もいやしませんから、
スピード感やら、緊迫感を含めて、
ドラマでは、カットをつないで、編集の腕の見せ所が、良し悪しにも。

ところが、スイングガール。
テレビなんで、何かがはしょられていたんでしょうか?
展開が、映画だからと、ファンタジー的に解釈してもいいんでしょうが、
ちょっと、それは、ご都合的じゃない?というシーンが目に付きました。

さらに、ドラマとは違うんだ、という感じなんでしょうか、
カットの連続ではなく、長回しに近い映像。
役者さん達が、不慣れなことも、しょうがないかと思いますが、
引いた映像、破綻が目に付いてしょうがなかったです。

30人、40人の全体映像を撮ることの難しさ。
ドラマでは、近くに寄った映像で、何とかクリアできそうな問題点ですが、
映画では、あのスクリーンです。
俯瞰した映像やら、全体を見せる映像は、必要なんでしょう。

リアリティーを、全員が出すことの難しさ。
この映画で、実感いたしました。

例えて言うのであれば、テレビドラマと映画の、中間の感じ。
座りの悪さが、ちょっと、目に付いてしまいました。
内容としては、比較するものが自分にありませんが、
テーマが、青春なのか、コメディータッチなのか、本格物なのか、
それとも何なのか、自分の中の落とし所に
当て込むこともできませんでした。

なので、最後の演奏会?。
演奏自体は、非常に感激いたしましたが、
ええっ?それがクライマックスなの?終わりなの?
のだめのほうが、色々な思いが詰まっていたので、
訴求力がありましたが、
スイングガールには、それが、まったく、なんていうか、無い。

映画に関しては、もう、本当に素人なんですが、
それにしても、映画作りは、難しく、大変なんだなぁと、
つくづく、そう思ってしまいました。
言いたい事を言って、すいません。