まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

暴走族も、そろそろ、種族消滅の危機という.....。

2007年02月01日 | 教育、文化、少子化
最近、車を使用することがなく、電車通勤が常態化しています。
健康にいいといってはなんなんですが、
「飲んだら乗るな」を、当然のように実行しております。

当たり前のことなんですが、友人のすし屋さんは、この件で、壊滅状態。
恨む筋合いのないことなんでしょうが、
多くの夜、ご営業されている飲食店で、同じような惨状が伝えられます。

特に、テレビ、雑誌で有名な方も、打ち上げと称して、飲みに行くケースも
あったことでしょうが、
事務所も、仲間も、飲酒運転は一発で命取りです。
させないようにと、随分、気を使った「段取り」をしていると聞きました。

それはともかく。
暴走族:高齢化 「成人」の割合5割超す 警察庁まとめ

  全国で暴走族が小集団化の傾向を強め、昨年は構成員50人以上のグループが
  姿を消し、10人未満によるゲリラ的な集団暴走が目立っていることが警察庁
  のまとめで分かった。
  構成員の成人の割合が初めて5割を超えるなど高齢化、暴走族OBが旧型オー
  トバイなどで再び暴走などを行う「旧車会」が増えている実態が浮かんだ。

ええ、本当に、温かくなると、どこから沸いてくるのかという風な彼ら、
最近は、あまり姿を、お見かけいたしません。
暴走族というよりは、単に五月蝿い、「暴音族」化している時代もあったんですが
それすらも、最近は、音沙汰のない、静かな夜が続いております。

  同庁によると、昨年、全国で確認された暴走族は847団体
 (前年比11.4%減)で構成員数は1万3677人(同9.3%減)。
  構成員数は04年以降、過去最低を更新し続けている。成人は全体の51.1%。

この「確認された」という表現が面白い。
何も、許認可団体でもないし、登録制でもない。
単純に、「私的団体」でしょ。
多分、色々枝分かれとか、そんなの「系統図」があるんでしょうが、
警察も、どういう感じで認識、識別、確認しているのか、
大変興味深い。

にしても、これまた少子化の影響か!
この「種族」を維持するための子供が不足しているということか?
暴走族の「高齢化」現象が進んでいるというのも、面白い。

  旧車会は前年より137団体増えて35都道府県で428団体、約4000人
  に上り、集団暴走も28回、延べ3600台が確認された。

  また、暴走族全体では、集団での走行回数は4730回で前年より3.5%増
  えており、小集団化したゲリラ的暴走が増えているとみられる。

  また、集団暴走を主な目的とする団体は前年より112団体少ない825団体
  だったが、高速道などで猛スピードで競走を行う「ルーレット族」「ドリフト
  族」などの違法競走目的のグループは22団体で前年より3団体増えた。

つまり、「暴走族」系。847団体。
OBの、「旧車会」系。428団体。
競争の、「ドリフト族」系。22団体。

へー、こういう系統図なんだ。
でね、「集団暴走を主な目的とする団体は前年より112団体少ない825団体
だったが」ということは、残りの約400団体は、
集団暴走を主な目的としていない、ということ。
じゃぁ、何しているんだろう。

つまり、暴走はしないけど、そのファッションを追求するような、
そういうスタイルの「族」という感じなんでしょうか?
とりあえず、ステッカーで、チーム名も決まっていて、
警察からは「認識」されているけど、
「決まっているでしょ、俺」みたいな、道交法を守りつつ、
キメキメでいるような団体もある、ということ?

というか、最近、「あたまをはる」気概のある若者が少なくなって、
集団をまとめ上げられない。
ちょっと集まっちゃいました、なんて乗りが多いと聞くが、
なんか、この統計発表も、統計をとることが「目的化」していそうで、
実態って、本当にあるのかしら?
くらい、消滅しかかっているんですね、この種族。

不二家が再生の拠り所にする ISOという規格

2007年02月01日 | ニュースに絡んで
ISOとかいう世界標準規格。
前から気になっていたんだが、フィルムの感度とか、日常的には馴染みだが、
ISO9001・ISO14001 のように、管理の仕組みに対する規格もある。

この管理の仕組みとして、何が実現できるかというと、
「お客様に満足・感動・安心・信頼していただくために、きちんと仕事をする。
 きちんと仕事をすると会社(経営)も良くなる。
 つまり経営者の方が会社を"理想とする会社"にする経営管理(企業存続)のため
 の規格です。」
ということになるらしい。

電車を乗り継ぐと、ISO4001を取得した「塾」とか見たことがあるが、

  ISO14001とは、環境マネジメントシステムとして、 製品・サービス等につい
  て、環境に与える負荷を、 継続的に低減・防止していくための仕組みを、 企
  業の中に構築するのためのマネジメントシステムになります。

なんてことで、塾が、何を?と思ったことがある。
  世界の総取得件数は90,569件であり、 日本はシェア21.6%と、世界トップの
  ISO14001認証取得数です。
を見る限り、日本の会社は、なんでかこういうの、好きなんだよなぁ。

最近、会社法の変更にともない、コンプラだとかガバナンスだとか、
いよいよもって、「お金がかかる」会社の「品質証明」が盛んだが、
それ以前に、日本の会社は、こういうの、受け入れる土壌があったんだと納得。

不二家、ISO認証保留 一般菓子3工場 洋菓子再開に誤算

  消費期限切れ原料の使用が問題となっている大手菓子メーカーの不二家が、
  一般菓子3工場で取得している品質管理の国際規格「ISO9001」につい
  て、認証機関から認証継続を保留され、是正措置の報告を求められたことが
  31日わかった。

ISO9001って、品質管理の世界共通ルールらしいんだが、
慌てたろうね、これを日本で管理している財団法人 日本適合性認定協会は。
いや、こっちか、財団法人 日本規格協会
まぁ、認証は、中立の民間機関がやっているんだけど、
いやいや、今審議中にしたって、認証出した時点で、気づかなかったかい!
と思ってしまう「杜撰さ」なんですけど。

とにかく、審査登録に150~300万円かかるわけで、他にコンサルタントを
使えば、その費用もかかる。
認証を維持するためには、半年または1年に1回審査を受けなければならない
そんな「認定」が、はりぼてだった、ということを露呈してしまう内容だ。

ISO9001自体、
  製品品質マネジメントシステムとしての国際規格であったISO9001規格は、
  2000年版改訂で業種を問わない経営一般のマネジメント規格となりました。
  今まで製造業や建設業が中心であったISO9001の認証取得は、サービス業、
  卸・小売業等、業界を問わず広がっています。
ということで、経営者の「やる気」に負うことが大きいらしく、
品質をそもそも「担保」するわけじゃないって言えば、その通りなんだけど。

とはいえ、こういう「規格」を取り込んでは、
「株価」対策として企業を「魅せる」にしていく、この傾向。
本当に、こういうコストで、いいように、お金が「流出」するんだなぁと。
結局、誰が、儲かってんだよという話。

そうそう、不二家の話なんだけど、
  認証機関が指摘した内容は明らかにされていないが、不二家は1カ月以内に指
  摘事項を是正し、再審査を要請する見通し。再審査の結果が出るにはさらに2
  週間程度かかる可能性がある。
どこの認証機関かわかりませんが、
「命がけ」の再審査になることは間違いない。

これで、また、問題が起こったら、それでなくともよくわからないISO。
言い訳をたくさん聞けそうだよ。