Sydney Yajima


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中国の経済はこれからどうなるのか?

2010-02-03 01:38:50 | 世界情勢
アメリカがすでに自国の為替を安くすることにGOサインを出したことで、今後、ドル取引で行われるすべてのものは、値段が上がることになる。つまり商品経済は、ドル安の波をまともに食らうし、輸出産業 とりわけ、今 リコール問題でゆれているトヨタなどの自動車産業は、壊滅的な打撃を受ける。
ただし、生き残ることができれば、米ドル為替の安定とともに輸出産業は、またもう一度息を吹き返すという、未来の予測も出来ないわけではない。

これはあくまで今の日本の科学技術が、安定してこのままの実力が維持できれば と言う前提の話だ。

残念ながら、この前提はもろくも崩れ去っている。


日本の未来に科学の発展は、中心に据えるべき課題のはずだが、今の日本の若者の学力低下や、技術力の崩壊は、まるで溶け出していくろうそくのように、根っこから崩れている。

勉強しなかった若者のせいではない。
勉強させなかった親のせいでもない。
まして、漫画のせいでもなければ、社会のせいでもない。

強いて言うならば、日本が一番を目指さなくなったとき、学問の崩壊が始まったと思う。
一番を目指すなどということは、差別を生み、がり勉を生み、個性の芽をつむ。
そういう面は、確かにある。

日本は戦後 一番を目指して走り続け、そしてどこかで疲れたのだろう。
一体 俺たち、なんのために、誰のために 走ってんの?
ふと、裏切られたような感覚を覚えたとき、走ることがばかばかしくなったのだ。

今、中国は走っている。
それは一番になるためだ。
そう、中国はこのまま行けばいずれ 世界一の記録を次々とアメリカから奪うことになるだろう。

映画の世界も変わる。
今までハリウッドが中心だった映画の世界は、これからアジア人が主役になり、アジア人が活躍する世界になって、言語はどんどんと中国語に取って代わっていくだろう。

日本はまた第二位に返り咲くことが出来るかもしれない。そのときアメリカは、第5位か第6位になっていて、かつての栄光のあった国として記憶されるイギリス帝国のような存在になっているかもしれない。

こういう順番の交代は100年ごとに行われる。それは、ずっと今まで何度もあったことなんだけれど、順番をつけることが近代になって行われているだけの話だ。

中国の経済と文化圏はますます強くなり、日本人も中国語を話す人が増えるだろう。
日本はもともと中国の文化圏の中に生きてきたので、ラーメンが大好きだし、辞書も漢字だらけだ。きっと、英語の文化圏に背伸びをして苦労をして、脳みそを回転させて、無理に表情を作ってがんばる必要は無いだろう。