Sydney Yajima


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トヨタ バッシング2

2010-02-25 07:01:44 | 世界情勢
トヨタの公聴会が始まった。
涙ながらに訴えるとか、悪者トヨタをしばきあげる正義の議員などの映像が流される。
アメリカ人だって、こんなものは演技だと知っている。

もっとも今回の演出でミスキャストだったのは、トヨタ社長。
てぐすね引いて、悪者のボスをやっつけてやろうと思っていたら、童顔のおぼっちゃんがひょこひょこと眼鏡をかけて 気弱そうなつぶらな瞳をしばたたかせて、現れた。
これが、傲慢な顔で、どうどうと現れたら、アメリカ議員もやりがいがあったろう。
しかし、これでは大人が子供に叱るくらいの茶番劇にしかならないし、世論操作にも効果が少ない。
「早く大きくなりすぎまして、ごめんなさい。」
なんて、勝利宣言をしにきたようなもの。

消費者が、トヨタを敬遠するかどうかは、数年後に結果が出る。
結論から言うと、そうは ならない。
自分のお金でものを買うときは、誰だって慎重だ。
トヨタが他に比べていい車だから、買ったのだ。ならば、次もまた、いい車を買うはずで、数年後、もしトヨタが他社よりもいい車を作り続けていれば、きっとまた、トヨタを消費者は買う。数年後、公聴会があったことさえ、ほとんどのユーザーは忘れているからだ。

しかも、

トヨタの経営に影響は深刻にあるのか?といわれると、それは限定的だろうと位置づける。
なぜなら、トヨタの主力輸出はすでに中国に移り始めていて、アメリカは、減産したほうがより、現実的選択で、今回のことがあろうと、なかろうと、トヨタは減産をするつもりだったのだから、「今後は品質に力を入れるために、アメリカ工場をたくさん封鎖します」と宣言すれば、筋は通り、労働者は反対をしにくくなり、無理なく減産できる。