Sydney Yajima


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AIGとゴールドマン

2010-02-24 03:18:23 | 世界情勢
ゴールドマン サックスの中には、毒の入ったファンドがAIGから混ぜ込まれていて、そのリストが近日 公開される可能性が出てきている。
実際に出てくると、60ビリオン以上の金額が、まず、最初に問題になるので、これが、株価に与える影響は、半端じゃなく 大きい。

なぜなら、連鎖的に他のファンドにも影響が出るので、例えば短期の債権などの放棄、現在やや落ち着きを取り戻し始めている為替への影響、それによってまた、スパイラルのように深まる信用不安など、悪材料が次々と出てくる。

今の水準は、リセッションとしては、1970年代、1990年代に比べて、長引くことは確実になっているとの分析もある。(出口を探しているといわれるが、もしかすると、まだ入り口に立っているだけなのかもしれない)

よく、大恐慌は回避できたと、アメリカの大統領のオバマが言うけれど、本当だろうか?というのが、私の本音で、例えば、大きな台風の被害にあったミシシッピーの地域の住民が、今も悲惨な生活をしているのに、「これから、どんどん良くなり、今まで見たこともない繁栄をするだろう」などという空手形を渡されても、「そんな話を聞きに来たのではない。今日明日が、どうなるのか?一体、どのくらい待てば良いのか?」と悲鳴が聞こえ、オバマ大統領は返答できないでいる。

大恐慌は、本当に 回避できたのか?
私たちは、回避できた安全な場所に立っているのか?
それとも押し寄せる氾濫する川を間近に見ながら、ほんの少し小高い中州の上に立っているだけで、実は、もうすぐ流される運命にあるのか?

本当のところを知る方法は、スーパーコンピューターの端末にはないはずだ。
少なくとも、コンピューターは人間の行う、意図的なエラーを予測できたりはしない。

今でも、そう信じる私は、握手を求めて出かけてくることにする。