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ねがうこと、ゆだねること

ロンロンさんの写真&トークショー

2012-09-28 | photo
妻有の大地の芸術祭でいいなぁと思った
ロンロン&インリさんのトークショーが
今日から始まったTOKYO PHOTOである
ので聞きに行く。10/1まで。

会場は国内外のギャラリー42と特別企画展
によって構成。その主役というか目玉も
ロンロン&インリさんが北京で主宰する
三影堂写真芸術センターだった。

彼らがキュレーションした 1970 ~80 年代の中国
写真家5名の写真に加え、ギャラリーMEMの協力で
三影堂に集う写真家達の写真がとてもよかった。

というか、これがなかったらTOKYO PHOTOはきつ
かったのでは。いわゆるギャラリーの販売会場なのに
1500円入場料をとるからね。海外でもそうなんだろうか



トークショーはロンロンさんが行い、夫人の
インリさんは聴衆の一人になっていた。

ロンロンさんはまだ中国に写真芸術の概念の
ない90年代に創作活動を90年代から始めたこと。

93年から、北京東村に住み、同じ村に住んでいた
同世代の若いアーティスト達との交流を写真に
撮っていったこと。写真家は彼一人だったそうだ。



東村の後、六里屯→三影堂写真芸術センターと
住まいを移ったことを2度死んで3度生まれたと。

六里屯は、地域開発で破壊される自宅を舞台に
撮影したこと。工事の人達が彼らの自宅が美しく
住んでいたから、取り壊しを最後にしてくれて、
その日の連絡をうけて撮影しにいったこと。


六里屯のことはインリさんが二人の出会いから話している
ここに詳しい。この写真も。

二人の家族が増えていく日常も撮っていくんだけど、
激変の北京そのものが表現されてる。



ボクはあまり中国の写真家を知らないから、
まずは彼らの視点で見ていきたいなぁ、って
思う。今回の展示の小さいパンフを買う。

そして中国では日本と違って、写真家が
芸術家としてとても尊敬されてるってことを
日本の写真家に教わる。