やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

弘法市の高野慎

2015-09-22 | 農・生物
弘法市の出店でよく見かけたのが、高野槙と銘打って、
正月の〆飾りの松のような、槙を販売している。


写真はこちらから。

空海が花の代わりに高野槙の枝葉を御仏前に供えたの
が始まりだとか、御仏前に他の供花と一緒に、もしく
は単独で供えるのが慣わしとなってるとか、知らない
ことずくし。

お正月、お彼岸、お盆には必ず高野槙を供えるって教
わり、どうりで高野槙をよく見かけるわけやと納得。



槙はマツ科ということもあって、水に強く朽ちにくい
ので、家作りの梁や水回りに重宝される。

それが、高野槙はwikiによれば、「世界三大造園木の1
つで、木曽五木の1つ。古代には、棺材として最上級と
された。」とか。知らなかったなぁ。



空海が高野槙をみ仏に供えようと目をつけたのは何故
なんだろう。

銘木として珍重された木が高野山で多く育ってるんだか
ら、自然のなり行きかもしれないけど。

毎月21日 東寺・弘法市

2015-09-21 | カルチャー
9月は公私ともに多忙を極め、本ブログは書けなかったなぁ。
そんななか京都へ出張した時に、地元の方に東寺で弘法さん
の市が開催されると聞いて、行ってみた。

弘法市は、東寺で毎月21日に開かれ、北野天満宮(こちらは
神社)で毎月28日に開かれる天神市と双璧をなす、京都を代
表する毎月市だ。

東寺はその昔、嵯峨天皇より空海に下賜されたお寺さんで、
真言密教の根本道場として栄えたところ。一歩東寺に入ると、
広い境内が出店のテントや車で埋めつくされている。その数
1200とも言われる。



五重の塔はじめ、お寺さんの建物が見え隠れするのが渋く、
お参りする人も多いし、たいへんな賑わい。やっぱ聖俗あわ
せもつっていうのが日本人好み。

包丁の実演販売。半額に値引きする上に、もう一丁おまけす
るという、威勢よいけど怪しげw



骨董屋は多いけど、かわいいセンスのお店。東京で小料理屋
もやってはったそうで、いまでは三十三間堂近くにお店をも
ってはるとか。



この修行大師像にはじっとお祈りする人が多かった。建物中に
鎮座する阿弥陀如来像といった仏さまとは別に、空海信仰の強
さを垣間見た気がする。



暇なのか眠りこけてた瀬戸物屋さんの店主。



元気なおばちゃんがやってた履物屋さん。



南大門でも(!)お店を広げていた生姜漬け屋さん。


藝祭の御輿

2015-09-04 | art
東京藝大3日間の学園祭「藝祭」が始まったんだけど、
その冒頭を飾る御輿を初めて観る。大学の門に御輿が
集結して上野公園を練り歩く。



朝10時の出発時は、多くの観客で盛り上がる。よく知
ってるなぁ、と感心していると、宮田学長の挨拶とい
うか号令ともに数個の御輿が動き出す。

20年以上続くもので、1年生が制作担当。昔は担いで
いたのが、女子学生が増えたので、山車を引くように
なったとか。

発泡スチロール製と聞くが、上に人が登ってるのも見
たし、重厚感といい、テカリ感といい、そうは思えな
い。




抽象的なものや、意外なものはなく、具体的でわかり
やすい御輿がほとんどなのは、伝統なのか、お約束な
のか。

音楽科の門を通りぬけて、公道にでるんだけど、門す
れすれ、時には門にあたりながらなんとか通り抜ける、
っていう大きさに計算していると御輿も大盛り上がり。

先頭をサンバ隊が陽気に演奏していくけど、途中には
音楽隊がいないことに駄目だしされてる先生もw



去年のルート図がこちらにあったけど、上野公園の噴
水あたりでパフォーマンスをして、帰ってくる。その
ころはちょうど雨にふられてずぶ濡れに。



高校の同級生を見かけたので、声をかけたら驚く。お
互い様wなんでも娘さんが藝大学生だそうで(凄い!)
見にきていた。