この19日(水)の第4回OPEN SHOW
TOKYOで発表いただく写真家・片野田
斉さんの写真展「生きるって、楽しくって
~ハンセン病を生きた山内夫妻の愛情物語~」
を多摩全生園へ見に行く。9/30まで。
多摩全生園は国立ハンセン病療養所の一つで、
1909年(M42年)東村山に設立。関東圏の患者を
カバーする。
ハンセン病に関しては知らないことだらけ。
東村山に療養所があることにまず驚く。。と
片野田さんに伝えると、彼も東村山の地元に
住んでいても知らなかったそうだ。
話題にすることもタブーだったんだろうが、
知らないっていうことは存在しない。こう
いった国立療養所が全国にある数が13カ所
ってことも知らなかった。
☆
車で入口ゲートをくぐる・・守衛がいるわけでも
なく、道路を中心としたパブリックスペースは
基本立ち入りOKだ。いつからのことなんだろう。
とても静かで植栽が豊かで森みたい。11万坪と
いう広大な土地に平屋か低層階の建物が広がる。
宗教施設、郵便局や集会所、お店、など通り過ぎる。
一番奥に国立ハンセン病資料館がある。もともとは
高松宮記念ハンセン病資料館といって1993年開館。
設計はMOTや新国立劇場をてがけた柳澤孝彦さん。
故高松宮殿下は長らくハンセン病問題に関わられた
ことを追慕したものらしい。ハンセン病に対する正しい
知識の普及啓発によって、偏見・差別の解消及び患者・
元患者の名誉回復を図ることを理念とする。
皇室は全国の療養所によく慰問に行かれるそうで、
そのたびにローカルメディアは取りあげるそうだ。
☆
外に開けたエリアで写真展はこじんまりと開催されて
いた。片野田斉さんだけでなく、写真の主役山内きみ江
さんにも会えて、いろいろお話を伺えたのはとても
貴重だったし、とてもポジティブで、信仰に篤い方だ。
残念ながらご主人の定さんは去年1月に亡くなられた
そうだ。享年85歳。
こういったハンセン病患者の記録を追った写真展なり
写真集はほとんど無いそうだ。2001年に国も謝罪し
終わったように思えるハンセン病だが、偏見も差別も
とくに年配の方々に残っているそうだ。
いまだにマスコミや世間に登場する人は殆どいない。
全生園からでた人もほとんどいない。
その意味で、社会との接点を望み、ハンセン病の語り部に
なろうというきみ江さんはどんなに貴重な存在か。そして
いまやいいたい放題の信頼がある片野田さんは凄いなぁ。
詳しくはまた後日。
TOKYOで発表いただく写真家・片野田
斉さんの写真展「生きるって、楽しくって
~ハンセン病を生きた山内夫妻の愛情物語~」
を多摩全生園へ見に行く。9/30まで。
多摩全生園は国立ハンセン病療養所の一つで、
1909年(M42年)東村山に設立。関東圏の患者を
カバーする。
ハンセン病に関しては知らないことだらけ。
東村山に療養所があることにまず驚く。。と
片野田さんに伝えると、彼も東村山の地元に
住んでいても知らなかったそうだ。
話題にすることもタブーだったんだろうが、
知らないっていうことは存在しない。こう
いった国立療養所が全国にある数が13カ所
ってことも知らなかった。
☆
車で入口ゲートをくぐる・・守衛がいるわけでも
なく、道路を中心としたパブリックスペースは
基本立ち入りOKだ。いつからのことなんだろう。
とても静かで植栽が豊かで森みたい。11万坪と
いう広大な土地に平屋か低層階の建物が広がる。
宗教施設、郵便局や集会所、お店、など通り過ぎる。
一番奥に国立ハンセン病資料館がある。もともとは
高松宮記念ハンセン病資料館といって1993年開館。
設計はMOTや新国立劇場をてがけた柳澤孝彦さん。
故高松宮殿下は長らくハンセン病問題に関わられた
ことを追慕したものらしい。ハンセン病に対する正しい
知識の普及啓発によって、偏見・差別の解消及び患者・
元患者の名誉回復を図ることを理念とする。
皇室は全国の療養所によく慰問に行かれるそうで、
そのたびにローカルメディアは取りあげるそうだ。
☆
外に開けたエリアで写真展はこじんまりと開催されて
いた。片野田斉さんだけでなく、写真の主役山内きみ江
さんにも会えて、いろいろお話を伺えたのはとても
貴重だったし、とてもポジティブで、信仰に篤い方だ。
残念ながらご主人の定さんは去年1月に亡くなられた
そうだ。享年85歳。
こういったハンセン病患者の記録を追った写真展なり
写真集はほとんど無いそうだ。2001年に国も謝罪し
終わったように思えるハンセン病だが、偏見も差別も
とくに年配の方々に残っているそうだ。
いまだにマスコミや世間に登場する人は殆どいない。
全生園からでた人もほとんどいない。
その意味で、社会との接点を望み、ハンセン病の語り部に
なろうというきみ江さんはどんなに貴重な存在か。そして
いまやいいたい放題の信頼がある片野田さんは凄いなぁ。
詳しくはまた後日。