やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

音楽アートイベント「ふたつの小さなお芽出とう」アート篇

2015-06-29 | art
音楽アートイベント「ふたつの小さなお芽出とう」
アートイベント篇。ライブをやってない時間はアーテ
ィストによるショップというか出店や料理人による食
堂カフェやドリンクバーがオープン。



似顔絵が人気なのか5人のアーティストがやっていた。
その内3人と一緒に映るののほさん。この写真は彼女の
FB
から。

 


写真家の相澤心也さんは大正期の写真機を使って写真館を
開催。写真を撮ってもらった。シャッターがないそうで、
山高帽で隠したレンズをさっと取り外して数秒露光する。

写真雑誌『家族』創刊号をもって編集長中野暁野さんが
京都のイベントからやってくる。一年間ひとつの家族を
写真家たちが追う、という一年雑誌だそうだ。いい。



創刊号では、アーティスト家族が鳥取の大山に引越し、
開墾し、セルフビルドで家も建てた家族を追う。彼女
へのインタビュー記事がこちらに

音楽以外の参加アーティスト達の一覧を引用しとくね;
あいざわいさな(クレヨン似顔絵・プラスチックアクセサリー)
https://www.facebook.com/isana.aizawa?fref=ts
相澤心也(写真館)
https://www.facebook.com/aizawa.shinya?fref=ts
http://www.aizawashinya.com
池田俊彦(似顔絵)
https://www.facebook.com/toshihiko.ikeda.75?fref=ts
http://tvnotjanuary.com
エプロンズ(ケイタリング)
http://aprons3.jugem.jp
おだせいこ(雑貨)
https://www.facebook.com/seiko.oda.5?fref=ts
http://monowano.tumblr.com
udu(テキスタイル雑貨)
https://www.facebook.com/ai.ishikawa.33?fref=ts
http://udu.main.jp
木下ようすけ(雑貨・似顔絵)
https://www.facebook.com/yousuke.kinoshita.75?fref=ts
http://yousukekinoshita.com
近藤佳代(雑貨)
https://www.facebook.com/kndky?fref=ts
http://13gatsu.com
すぎはらけいたろう(雑貨)
https://www.facebook.com/keitaro.sugihara?fref=ts
http://www.keitarosugihara.com
toi(革小物、絵、似顔絵)
https://www.facebook.com/tomomi.sakauchi?fref=ts
http://www.tomomisakauchi.com
nokkuの帽子屋(帽子屋)
https://www.facebook.com/tomokazu.yokoyama.94?fref=ts
http://www.nokku-boushi.com
nontable/ 家族と一年誌『家族』(飲み物・お菓子・雑誌)https://www.facebook.com/akino.nakamura.3?fref=ts
http://nontable.tumblr.com
むくり(アクセサリー)
https://www.facebook.com/sho.baba.96?fref=ts
http://mukuri.exblog.jp
Lima(陶器小物)
https://www.facebook.com/limax.o?fref=ts
渡邉知樹(ペペペ似顔絵店)https://www.facebook.com/pepepe1980?fref=ts
http://sound.jp/gagaga/top.html

豪華メンバー!

音楽アートイベント「ふたつの小さなお芽出とう」ライブ篇

2015-06-28 | music
「ふたつの小さなお芽出とう」という音楽アートイベントが
ロバハウスで行われお手伝い。事前の天気予報が雨から徐々
に晴れにかわり、暑いくらいの晴天に恵まれる。



ひとつ目の小さいお芽出とうは「チロンとドロン」初CD
リリース。彼らの演奏を楽しむ。いつもは3歳以下の子ど
もと親が聴衆なんだけど、今日は小学生も若い人も老人も
集まる。



CDのアートワークをした近藤佳代さんが、ゲスト出演。
子どもたちからの音言葉のリクエストを絵にしていく。



フィナーレは、本番前の「コロリダス」もアーティスト
もステージにあげていく。時間がおしてても、かまわず
ののほさんはひっぱるw



ふたつ目の小さいお芽出とうは「ショピン」が来年結成
10周年を祝うというちょっと気の早い、というツッコま
れることを狙ったような企画。



「コロリダス」が最初ライブを行い賑やかにラテン系でお
祝いを盛り上げる。最後まで陽気な曲で、バラードやしん
みりは無し!



後半が「ショピン」。おなじみの曲をライブで聴けるのは
幸せ。みんなで踊ったり。最後は「コロリダス」もゲスト
も一緒になって大盛り上がり。



そういったライブをやってない時間は、仲間のアーティスト
によるショップや料理人による食堂カフェやドリンクバーが
オープンしてたんだけど、その話は明日に。

オートマタ(からくり人形)作家展

2015-06-27 | art
地元の蔵ギャラリー「circle」で、オートマタ作家
『原田和明 -あの手、この手』を見に行く(6/29まで)



オートマタはヨーロッパのからくり人形のことだけど、
原田和明さんは日本のオートマタの第一人者、故西田
明夫さん
(1946-2009)の作品に出会ってこの道に。

西田さんに教わったイギリスの巨匠マット・スミス
んに、なんと弟子入りにも成功!

好きこそものの上手なれ、というけどそれを地でいっ
てはる。彼の作品は上手いだけでなく、ユーモアとい
うか日本的諧謔にあふれてる。

たぶんご本人もそういう方で(お会いしたことはない
けど)そういった人柄も巨匠たちに、好かれたという
か弟子入りできたのかもしれない。

たいていが手動。この展示はありがたいことに、手で
回して楽しむことができる。いつまでもやっていたい
感じw

一番気に入ったのは、栗が飛び出す作品(作品名を
忘れた、失礼)



栗が飛びでるよりも、もとの箱にもどる感じがよく
できてるし、なんか哀愁をさそうというか、ほほえ
ましいというかw



「へそで茶を沸かす」・・あまり言わなくなったこ
の慣用句を人形で表現するとは。この言葉を原田さ
んが目にしはった時に、作品のイメージが湧いたと
想像する。

彼のサイトはこちら。「circle」店主の丸山晶宗さ
んによるレポートはこちらほぼ日でも紹介。

#2 建築の潮目トークイベント槇文彦×塚本由晴×真壁智治

2015-06-26 | 建築
真壁さんが蔦屋代官山で建築本に関する鼎談イベントを
された。去年(2014年)5月の1回目に次ぐ2回目。建築
に関する本にまとわる話をしようという企画。

今回は大御所・槇文彦さん、中堅で人気のアトリエ・ワ
ンの塚本由晴さん、と真壁智治さんの鼎談。



槇文彦さんは建築界の大御所であり重鎮であり、名前は
わからなくても、彼が設計したヒルサイドテラス、京都
国立近代美術館、スパイラルといった建物は好きな方も
多いのでは。

問題になっているオリンピックに向けた新国立競技場へ
の代替案の提案をされたことでも話題になってはるが、
御年88歳!信じられない。

国内外で建築プロジェクトが現在も進行中だというし、
ゆっくりとユーモア交えながら、相手の話も受けなが
ら、本質を語ろうとする姿には感銘を受けっぱなし。



イベントの趣旨はこちらに譲るとして、建築物の話は殆
どなく、建築界や建築家のとりまく状況の変化がテーマ。

建築業界も産業化と専門化が進んでいることの危機感。
グローバリゼーションと移動の自由がその背景にある。

塚本由晴さん曰く、(その土地の固有のもの、固有の様
式である)バナキュラーな建築はどんどん失われていっ
ている。

建物の作り方に関心が高い依頼主はほんの一握りで、多
くは建物はお金を払い、建築家や建築会社(もしくは不
動産デベロッパー)に任せればできてしまう商品となっ
ている側面が強くなっている。

建築家は、コーチ役として依頼主の発想や家の記憶を探
しだすことではなく、ひたすら専門性の中に入って、機
能や便利性中心の建築に邁進していっている。



槇さんによれば、アトリエ建築家といわれる人達も、数
は力という産業化の論理に、特に海外はそうなっている
と。

新国立競技場のコンペに勝ったザハ・ハディド、アップ
ル新社屋等の設計したノーマン・フォスターはそれぞれ
700人、1500人の巨大設計事務所だと聞いて驚く。

ザハにとっては、東京の新国立競技場はワンオブゼンに
過ぎず、それをありがたがって、しかも高い税金を投入
することになれば、悲劇であり喜劇だと。

アトリエ建築事務所は、その名の通り少人数の世帯で、
コンペに挑むとなれば所員一丸となって知恵と情熱を注
いで入魂の作品を生み出す・・というイメージはそうい
った産業化し巨大化した設計事務所にはもはやあるまい。



彼らからの若い人たちへのメッセージが、民兵でいこう、
軍隊に入るな、ということだった。軍隊に入ると、上官
のいうことは無条件に聞かなければならないから。

言語や言語学、記号論が建築に与える影響の話も面白か
ったけど、勇気をもらったという若い設計家も多かった。

清水農園のこと

2015-06-20 | 農・生物
このブログを書き始めたのは2009年2月。当初は写真が
なく文字だけだった。その6月に野菜の直売所のこと
書いている。

あれから6年か。早いね。畑が少し宅地に変わり、直売
所はコインロッカー式のところが増えた。変わらず有人
販売を続けている清水農園というところに最近よく行く。



葉物は無農薬だし、とても美味しい。直売所は奥様の担
当。とても気さくで畑のこと野菜のことを教えてくれる。
最近ではピーマンが始まったんだけど、初期の方がおいし
いらしい。

ボクは遠くから来てくれるって言って、時折おまけをくれ
たりする。車で10分、自転車で20分のところにあるから
そんなに遠いわけではないが。

奥様がいちど畑を見てきたらと進めてくれる。直売所に
面する広大な畑。それをご主人と息子さん中心に耕す。
彼らと話をすると、広い畑に誇りを持っていることが
伝わってくる。



中央を走る農道を歩いて南下していくと、左右に畝が広
がり、その畝毎に野菜の種類が異なるから凄いなと感心
する。野菜の楽園の様でとても楽しい。

やがて母屋にぶつかり、脇の庭を通ると五日市街道だ。
花を売ってるし、作る姿勢に共感した農家から果物を
仕入れたりしている。



ビニルに包んで積み上げているキュウリに隠れている
茄子は予約済みだった。契約レストランも多いそうで、
宅急便で送る分だった。

清水農園のことはこちらのブログにも詳しい。最後の
直売所の写真はこちらから。

写真家・深瀬昌久・回顧展

2015-06-15 | photo
2012年に亡くなられた写真家・深瀬昌久さんの回顧展が
渋谷diesel gallreyで開催中。8/14まで。


「屠」(1963年)

代表作『鴉』はなかったけど、生涯にわたる作品から選ん
だニュープリントが展示してあり、小さいスペースでも回
顧展が成り立つって感心する。



「救いようのないエゴイスト」(夫人の言葉)というタイ
トルからも自己を突き詰めていった写真家。

すべてをやめたいと思いつつ写真するぼくの作業は、
いま生きていることへの復讐劇かもしれない



前半の『屠』『洋子』『烏•夢飛行』は張りつめた緊張感が
あり、うかつに近づくと切りつけられそうだ。



それが後半『家族』自撮りの『私景』『bukubuku』未発表の
『猫』(7月発売予定)では笑いで吹きだす写真もあり、力のぬ
けた写真に変化していく。同じ写真家とは思えない変貌を楽し
める。


没後10年「長新太の脳内地図」展

2015-06-13 | art
故・長新太(1927~2005)さんの回顧絵本展が、
練馬のいわさきちひろ美術館で開催中。8/2まで。

1958年に絵本作家としてデビューして、なんと
400冊の絵本を出版した長新太さん。全貌を振り
返るにはいくらスペースがあっても足りない。

いわさきちひろさんの自邸を壊して建てた美術
館は都心にしては広いけど、そんなにスペース
はないし、半分はちひろさんの常設展示のまま
だし。



長新太さんの特徴が解説され、対応する代表作と
原画数点が展示されている。手にとって絵本を読
むだけでも楽しい。



こうして代表作を眺めるだけでも、異能の才とい
うか、いまではいろんな絵が絵本でありだけど、
その先鞭の一つは間違いなく長新太さんだったと
実感する。



『ブリキのおまるにまたがりて』 が出版社を変え
て復活してたり、



『くるぞくるぞ 』が改定新版ででていたのでゲッ
ト。彼の絵本リストに加える。

高円寺・古着屋めぐり

2015-06-07 | tokyo
服を買うのはバーゲンが多いんだけど、お得感はある
けど、ファッションを買う楽しさがいまいち。それな
ら古着屋へ行けばと思いたち、高円寺へ向かう。

下北沢、原宿とならんで古着屋のメッカと称される高
円寺だけど、店の多さにほんと驚く。日本最大という
人もいる。



高円寺駅の南口からパル商店街という長いアーケード
型の商店街を行くと、左右に古着屋が立ち並ぶ。手当
たり次第に入っていったんだけど、特徴のある店がこ
れでもか、これでもかと続く。

店頭のディスプレイで自分の好みに近いというか、ピ
ンと来た店にいくといいって要領がわかってくる。ヴ
ィンテージはいいけど、気楽に着れない感じ。ヨーロ
ッパ古着が好きかも。


北口の「はやとちり」

値段も安いし、見たことのない様な洋服がたくさんあ
って結構楽しい。その上、店員も面白い人が多い。

セレクトショップも似たトコあるけど、そのブランド
しかないメーカーのショップと違って、古着屋はいろ
んな服を、ある方向性で、いわば編集してだすから、
話も面白いんだと思う。

ボクの履いていたボロボロのナイキシューズで、コム
・デ・ギャルソンとコラボしたものを、褒めたスタッ
フが2人もいた! 一人はボクが飽きた譲って欲しい
って心から頼んできたw

お店の2階がギャラリーになってて、自主映画の上映中
だった店もあったし。カフェで舞踏パフォーマンスをや
ってるかと思うと演者が外の道でも踊っていたり。



いろいろスタッフと話したり、ワークジャケットやシャ
ツなどを買って、楽しいし自由な気分になったからか、
偶然が続けて起こる。

絵本ギャラリ―「えほんやるすばんばんするかいしゃ
で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展で初めて原画を見
た、墨絵絵本のきくちちきさんの原画展最終日。ご本人
が在廊中でお会いできる。



極めつけは、歩き疲れて入ったカフェShepherd's purse
メニューを開いたら、見たことのあるショップカードが最
初の頁に飾られている。



国立のパン屋・ハースが卸しているカフェだった、たまた
ま。毎回ハースまで買いに行ってるそうで、オーブンで温
めたパンの盛り合わせが、いつも食べてるけど美味だった。 


北野武監督『龍三と七人の子分たち』

2015-06-06 | 映画
北野武監督の17本目になる最新映画を週末の土曜に観に行く。
公開が4/25だから、1ヶ月以上たってるんだけど、立川のシネ
コン・シネシティの77席は楽勝でほぼ満席にしてた。

北野監督の映画としては、例外的に万人受けするお笑い映画
だし、加えてテレビネタになりやすいのだろう、相当とりあ
げられてるのでは。

プロデユーサーでオフィス北野の社長・森昌行さんが、テレ
ビで稼ぎがあるから、赤字の映画ができる、とどこかで読ん
だことがある。

テレビで話題にすることが集客に役立っているわけで、テレ
ビと映画という映像メディアを知り尽くしているんだろうな
と想像する。



引退した爺さん元ヤクザ達と、ヤクザとの抗争を描くんだけ
ど、笑いの連続。設定に?があろうが、笑いをとるためとい
う北野武ワールドで押し進めていく。

たとえば、ヤクザがベンツで逃げるのを、乗っ取ったバスで
追っかけるシーンがある。追いつくわけない、って瞬間思う
んだけどそれも笑いに変わるw

笑いながら北野武ワールドに浸っていられる快感。役者とし
ても毎回登場するから、いつでてくるかと楽しみにしていた
ら、わりと早いタイミングで、人のいい刑事役で登場。



アウトレイジ(2010)、アウトレイジ ビヨンド(2012)が
ヤクザの抗争を描いたものだから、本作はそのなかで生まれ
た映画だと思ってたら、10年前にあらかた脚本はできていた
とか。

それが延びて延びてよ、ちょうど時節に合っちゃった
んだよ。「老人問題」とか「オレオレ詐欺」とかよ。



何が幸いするかわかんないけど、北野武監督でさえ実現まで
10年かかるとは、映画はなかなか難しい。

インタビューをyou tubeからピックアップ;