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やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

弘法市の高野慎

2015-09-22 | 農・生物
弘法市の出店でよく見かけたのが、高野槙と銘打って、
正月の〆飾りの松のような、槙を販売している。


写真はこちらから。

空海が花の代わりに高野槙の枝葉を御仏前に供えたの
が始まりだとか、御仏前に他の供花と一緒に、もしく
は単独で供えるのが慣わしとなってるとか、知らない
ことずくし。

お正月、お彼岸、お盆には必ず高野槙を供えるって教
わり、どうりで高野槙をよく見かけるわけやと納得。



槙はマツ科ということもあって、水に強く朽ちにくい
ので、家作りの梁や水回りに重宝される。

それが、高野槙はwikiによれば、「世界三大造園木の1
つで、木曽五木の1つ。古代には、棺材として最上級と
された。」とか。知らなかったなぁ。



空海が高野槙をみ仏に供えようと目をつけたのは何故
なんだろう。

銘木として珍重された木が高野山で多く育ってるんだか
ら、自然のなり行きかもしれないけど。

ウルトラ植物博覧会 in ポーラ銀座

2015-08-02 | 農・生物
プラントハンターの異名をもつ、西畠清順さんが世界から
集めてきはった植物にであったのは、代々木ビレッジだっ
た。たまに行くけど、植物たちは元気なように見える。

彼の植物を銀座ポーラギャラリーで展示している。8/16ま
で。50種類の植物が、異国から運ばれて都市の一室に鎮座
している姿は圧巻。



動物?虫?魚!?たしかにおもしろい。でも、きっと
ウルトラな植物たちを見ればわかるはずだ。かつての
プラントハンターたちが海を渡り、命を懸けてまで秘
境に植物を探しに行った理由が。

じっくり見ていくと、あたりまえだけど、動きがない。枯
れてないから生きてるとはずという消去法しかないのか。
植物の静的な受動性。うちに秘めた生命力もだんだん感じ
てくる。



「ライオン殺し」という和名をもつ植物は、固いカギツメ
をもつ。誤ってライオンの口に刺さると抜くことができな
くなり、獲物も食べれなくなり餓死するとか。恐ろしい。
写真はこちらから



柑橘で仏さまの手のようだという「仏手柑」は実が成って
て異彩を放っている。鮮やかな色と独特のフォルムが、い
まにも飛びかかりそうな気がする。



霧吹きして水やりしているスタッフに尋ねると、薄暗い照
明は演出だそうだ。植物たちは会期終了後は、西畠清順さ
んのストックに戻されるとか。

もしかしたら買取で、ポーラの関係施設か箱根ポーラ美術
館に移植されるかもw FM東京「未来塾」7月最終週のゲス
トに西畠さんは出演しはってて、podcastで聞ける

清水農園のこと

2015-06-20 | 農・生物
このブログを書き始めたのは2009年2月。当初は写真が
なく文字だけだった。その6月に野菜の直売所のこと
書いている。

あれから6年か。早いね。畑が少し宅地に変わり、直売
所はコインロッカー式のところが増えた。変わらず有人
販売を続けている清水農園というところに最近よく行く。



葉物は無農薬だし、とても美味しい。直売所は奥様の担
当。とても気さくで畑のこと野菜のことを教えてくれる。
最近ではピーマンが始まったんだけど、初期の方がおいし
いらしい。

ボクは遠くから来てくれるって言って、時折おまけをくれ
たりする。車で10分、自転車で20分のところにあるから
そんなに遠いわけではないが。

奥様がいちど畑を見てきたらと進めてくれる。直売所に
面する広大な畑。それをご主人と息子さん中心に耕す。
彼らと話をすると、広い畑に誇りを持っていることが
伝わってくる。



中央を走る農道を歩いて南下していくと、左右に畝が広
がり、その畝毎に野菜の種類が異なるから凄いなと感心
する。野菜の楽園の様でとても楽しい。

やがて母屋にぶつかり、脇の庭を通ると五日市街道だ。
花を売ってるし、作る姿勢に共感した農家から果物を
仕入れたりしている。



ビニルに包んで積み上げているキュウリに隠れている
茄子は予約済みだった。契約レストランも多いそうで、
宅急便で送る分だった。

清水農園のことはこちらのブログにも詳しい。最後の
直売所の写真はこちらから。

飼猫チャミ・初4日旅で帰還

2015-05-30 | 農・生物
自宅で飼ってる猫の双子のうち、兄のチャミが脱走する。
帰宅した時の玄関ドアの締め方が甘く、少し開いてたみた
いで、朝に抜け出す。



探しにでてもどこにいるのかわからないんだけど、見つけ
るのは自宅の周囲ブロック内。ボクにうなって、まだ帰ら
ないよ、と意思表示。

こういうことはたまにある。若い頃は隙あれば出たがった
けど、もう12歳を過ぎて老年期だからか、めったになくな
てはいた。

朝に脱走しても、数時間後、おそくても夜には帰って来て
たから、そのうちとタカをくくっていたら一晩あける。翌
朝にも軒先や、隣家を覗いてるチャミを見つけているので、
まだ外に居たいのだろうと思ってたら、ぱったり見かけな
くなる。



それが3日目、4日目と長くなるとこたえる。そんな長く出
たままだったことはない。空腹になって帰って来ていた。
何を食べてるんだろう。あんなに選り好みするのに。

今年になってよく家に遊びに来る猫がいる。インゲン豆の
ような色なのでそう呼んでいる猫だ。インゲンがいるから
チャミが帰ってきにくいのではと、悪いけどインゲンを追
い払うこともあった。



でも彼はまたじきに帰ってくる。どこの馬の骨(猫の骨?)
とも分からぬ猫がしょっちゅう顔を出すのに、飼猫のチャ
ミが帰って来ないのは、帰って来たくないのかという気も
してくる。

チャミはインゲンの影響をうけて、外は不便だろうけど外
の自由を選んだのかなあって思ったり。美味しい餌場や水
飲み場を教えてもらったのか、とか。



心配が増えるばかりだけど諦めが少し入りだした矢先に、
チャミが帰って来た!



ボクは仕事場だったんだけど、嫁さんがゴハンを欲しがっ
てるチャミを無事、玄関で保護したと連絡があって、泣く
ほど嬉しかった。

痩せてるわけでも、汚れてるわけでもなく、4日ぶりの帰
還となる。どこへ行ってたん?てチャミに聞いても、ニャ
アと答えるだけ。撫でると、以前通りゴロゴロ喉をならす。



ツリも喜んでいるみたいで、後を付け回したり、毛並みを
嗅いだり舐めたり。よく4日間もでかけてた。旅に行って
たのかも。窓から見える遠くの場所に行ってみたかったの
かも。

飼猫ツリ劇的回復、肝機能はまだだけど。

2015-03-21 | 農・生物
肝臓をやられた飼猫のツリだけれども、3/18日を境に
劇的に体調が回復してきた。その日、アキペットクリ
ニックで血液検査をしてもらう。

肝臓関係の数値はまだ悪いんだけど、白血球の数が正
常に戻り、糖尿が心配された尿酸値も平常に戻る。



だいぶ良くなったね、と先生にも言われとても嬉しい。
後は食べること、だそうだ。点滴による栄養補給だけ
で、ツリは食べない。

そこで先生は食欲増進剤を口から投与。これが意外に
効いて、少しずつだけど食べ出した。



そして、あれやこれやと劇的に快復。うつ伏せになっ
て苦しそうに呼吸をしてたのが、座れるようになる。
出なかったうんこもでた。水も飲んだ。といちいち嬉
しい。

点滴をするよと言うと、ツリがボクの膝に乗ってくる
様になったのがまたかわいい。



ドクター曰く「点滴をすると楽になることがわかって
いるからですよ。猫によっては、分量まで飼主に伝え
ますから。ここでもういいとか。もっと欲しいとか。」

ひとまずホッとする。肝機能が戻るまでは時間がかかる
そうだけど、それ以外は元に戻ってきた。



調子が悪い時は避けていた、兄猫のチャミも鼻を突き
合わたり、一緒にストーブにあたったり、餌を一緒に
食べたりするようになった。

調子が悪いと、病が移るのを避けるのかもしれない。
心配して見にくるってことはないんだね。よそよそし
く避けてたから。

猫ツリが肝臓障害になった理由

2015-03-16 | 農・生物
肝臓障害で患ってる猫のツリは、ひたすら眠り
ながら、快復をはかってがんばっている。点滴、
猫缶投与にくわえ、薬も飲ませることに。

アキペットクリニックの院長から、脂肪肝であ
り、肝臓細胞の何割かが壊死(えし)している、
と言われてる。

治療を通して肝臓がどこまで再生できるかに、
彼の容体はかかっている。そう、肝臓は再生す
る臓器だ。


元気なときのツリ

厳しく指摘されたのは、原因は肥満にあること。
それは食事管理を怠ったから。欲しがるままに
餌を、しかもジャンクフードも混ぜてあげたこ
とにある。

昔はそれでもよかったのは、屋外も歩き回って
いたから。室内飼いなので運動不足になる。


チャミと元気なころのツリ

もう一匹のチャミは、太ってはいない。彼は月
に数回は、食べたものを吐く。モデルのようだ
とからかっているけど、もしかしたら、肥満を
避けるコントロールをしているのかも。

先生に当てられたけど、チャミと比較するとツ
リはあまり動きまわらず、よく寝ている。チャ
ミは好奇心が強く、ツリは「ネコは寝る子」だ
と思ってたのは、もしかしたら間違いで、肥満
だから動きたくなかっただけなのかも。

食事管理をしてこなかった罰があたった。食べ
たいものを食べてればいい、って思いがどこか
にあった。ごめん、ツリ。頑張って治ってくれ。

#2 タネ福市 in 国立カゴアミドリ

2015-03-14 | 農・生物
去年始まった、タネ福市に行ったことはここに書いた
けど、今年で2回目を開催

福島のたべものや手仕事のマーケットを開いて、「日
々のくらしのつながり」をていねいに考えたいという
会だ。2日間と会期が長くなり、写真家による被災地
報告会も開かれる。



サモサ屋「Samosa wala Timoke」は福島産切り
干し大根入りで、そんなのはインドにはないと
かw

パン工房「ゼルコバ」も切り干し大根入りのほう
れん草パンと、喜多方・大和川酒造の酒粕クリー
ムをココアパンにはさんだ「酒粕クリームサンド」。
不思議なとりあわせだけど美味。



主催者の小川純子さんの実家は福島県いわき市で農
家。農作物が売れない、値段が安いという状況は続
いているそうだ。

海側のいわき市でそういう状況だというのはわから
らなくもないけど、関係ない山側の会津若松でも状
況はかわらないのがおかしい、と憤慨する純子さん。

米は全量検査する、基準をこえた田んぼは休耕する
などなどの努力をすすめ基準値はすべてクリア。で
も世間はあまり買わないのだろう。



会津若松のごぼうを飴と醤油で似たのも絶品。地元
ではごぼうのことを「ごんぼ」と言うそうだ。昨年
感動的に美味しかったお餅も、また搗いてもらった
とかでゲット。



会場のカゴアミドリが取り扱う籠にあれこれ入れて
いく。写真家大西暢夫さんの被災地映像報告会には
時間があわなくって行けなかったのが残念。

飼猫ツリ・肝機能障害

2015-03-12 | 農・生物
わが家の猫ツリの調子が悪い。2日続けて数回吐く。
普段めったに吐かないのに。しまいには吐くものも
なくて、白い泡だけだ。

食欲もないし、トイレも行かないし、だるそうにう
つ伏せで寝ているし。これはおかしいので動物病院
へ連れて行く。もう一匹の飼猫=チャミ茶が何度か
お世話に
なったあきペットクリニックへ。

ツリはチャミと違って病院へは10年は行っていない。
車の中からとっても嫌がって鳴いて(泣いて?)いた
けど、診察台に乗せたら観念したのかおとなしくなる。



副院長の見立てでは、肝臓にきていると。血液検査
にレントゲンと検査が続く。10分後には結果がわか
るから、驚く。

血液検査機器があるんだね。人間の場合、かかりつけ
クリニックレベルでは機械はなく、外に出してるので
はないか。



肝機能がかなり低下し、黄疸もでているとか。抗生物
質の注射、吐き気ドメの注射(これは優れものだそう
で、ファイザーが開発したもの。動物部門の採算性が
よくないと、その事業を売却したそうだ)、点滴と立
て続けに針が体内に入る。

ツリは抵抗もせず、されるがママ。しかし注射容器で
缶詰フードを投与される時はとても嫌がる。針のない
注射容器を使い、充填したフードを喉に挿入するんだ
から。



と、ひとごとというか、先生任せでツリを押さえてい
れば良いだけだったんだけど、これを僕たちがやるこ
とになって焦る。

このフード投与と点滴を、猫を入院させるか1日2回通
院できれば先生がやってくださるけど、1日2回の通院
はちょっとヘビー。入院はツリに良くないから、でき
れば自宅でやったほうがいいとアドバイスを受ける。



やりかたを教わって、自宅でやってみる。点滴は思っ
たより簡単にできたんだけど、大変だったのはフード
投与。

嫁さんと二人がかりで、なんとか飲み込ませることに
成功。これで吐かなければOK。

いまのところ吐くこともなく、楽になったのか、ふだ
んの姿勢に戻って眠っている。ここ何日かが大事だと
のこと。快復を願う。

高木忠智 写真展「諌早 スクイ漁」

2014-12-11 | 農・生物
昨日に引き続き、新宿コニカミノルタで開催されていた
木忠智さんの写真展「諌早 ~haha naru umi~」のこ
と。気になる写真があったので、在廊中だった木さん
にお聞きしたら、諌早湾の「スクイ漁」だとか。

彼のその写真がネット上でも見当たらないので似た構図
の写真をこちらからピックアップする;


奥に見えるのが、諫早湾干拓事業の北部排水門

こんな漁法があったんだ、面白いなぁ。「スクイ漁」は
「石干見漁」とも言うそうだけど、wiki曰く、

干潟などの遠浅の海岸に石を積み上げ、潮の干満で石
積みの内側に取り残された魚介類を捕る伝統的な漁法


とある。石垣で囲った浜辺に入ってきた魚を、干潮時に
すくうというか拾う様な漁法だそうで、太古より世界的
に行われていたとか。舟や網を作るより簡単かもしれな
いし。


魚を集めている様子。こちらより。

干満の差が収穫量に影響するのだろう。諌早湾は向いて
るから、今でも残っている。それどころか、県内ではこ
こだけで、文化財の指定になっている。昭和62年の話。

「すくい」は、有明海沿岸一帯、肥後、筑後、島原半島
沿岸一帯には、江戸時代から明治の中頃まで二百箇所以
上見られたが、次第に荒廃し姿を消していった。県内唯
一、往時の姿を留めるこの水の浦の「すくい」は健在で
ある。

最近では逆に、すくい漁の研究が盛んになってきたとか、
復活させるところが現れているとか。ますます面白い。

看板で知る、ウミガメの海、天然記念物の植物群

2014-10-20 | 農・生物
エバレットさん達のブラウンズフィールドをでて、一番近くの
海に行ってみる。車で20分位のところに、南房総の海が広がる。

車からおりるとテトラポットがたくさん敷かれているので一瞬
がっかりするけど、そこをを過ぎると、砂浜と海だけで美しい。



降りていこうとすると、いすみ市の看板が立っていて、ここが
海亀の産卵の浜だということを知る。



市の海岸約5kmでは、毎年アカウミガメが5月から
9月にかけて上陸・産卵し砂浜で孵化した子ガメが
太平洋に旅立っています。

もう産卵は終わったんだろうけど、ニュースでしか知らなかっ
たウミガメがこの砂浜を歩いているんだと思うと、ちょっとだ
け親近感がわく。



日本ウミガメ協会の産卵分布図なるものを初めて見るんだけど
奄美大島や屋久島といった有名なところだけでなく、太平洋沿
岸にひろく広がっていることに驚く。



のんびりと散歩を続けていると、砂浜からあがったところに別
の看板が出ていて、国の天然記念物に指定された太東海浜植物
群落、とのことで柵に囲われている。



なんでも、大正9年に国の天然記念物第1号に指定された由緒あ
る植物たちとか。

こちらも花の時期は終わってて、囲いがなかったらそのへんの
草むらと見分けはつかないw

夏の時期はともかく、週末だというのに、人もまばら。湘南の
海などは都市化しているというか、ヒトの楽しみに占領されて
いるのに対して、このあたりの海はまだまだ自然が生きづいて
いる。