やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

サッカーW杯が終わる実感

2010-06-30 | その他
ワールドカップが終わったんだって思う。
日本代表が敗退して帰国の途についたって聞いて。

前回大会のような不完全燃焼とは違って
誇りのような満足感があるのが気持ちいい。

世界からの論評がええやないの。
褒められても、けなされても。

これからも試合は見るだろうけど、
もしかしたら日本と試合をするのかも
といった目で見ることもなくなるわけで、
いち観客になるのだろう。



ぼくの中でもワールドカップは終わった。

今日はいろんな仕事が動いた。
それぞれはサッカーになにも関係ないけど、
祭典が終わって仕事の季節に戻り始めた。

そして6月も終わり、半年が過ぎた。

語るなかれPKのことを

2010-06-29 | その他
ええ戦いやったなぁ、W杯日本対パラグアイ。
前後半にはお互い決定的なチャンスも作るけれど
なかなかゴールを割れない。

延長線に入って両チームの流れが悪くなる。
最後の力を振り絞って守って攻めて。

お互い守りが堅い。堅守。
前のデンマーク戦の様な直接ゴールを狙える
フリーキックも、もらえなかったし。

最後はPKで決着したけど、それは時の運。
ええ戦いをずっと見せてもらってありがとう~
海外に行ったらちょっと胸を張れる気がする。
お疲れさんでした!



パラグアイってどこだか地図を見る。
そうそう高地でブラジルとアルゼンチンに
挟まれている。

1937年に日系人が初めて入植して以来、
日系パラグアイ人の貢献が高く評価されて
伝統的に友好関係が続いてるそうで、
日本は非常に高い評価を受けているとは何かうれしい。
日本人・日系人約7000人が住んでいるとか。

いつかパラグアイの人に会ったら、
今日の試合のことで盛り上がるとええなぁ。
これからの試合は託したよ。

三菱一号美術館・開館記念『マネ展』

2010-06-28 | art
昨日は三菱地所発祥の建物・三菱一号館も
今年の2月11日以来再訪する。その時は
開館準備中だった美術館の
オープニングを飾るのは『マネとモダンパリ展』。

ナポレオン3世と同時代を生き、都市化が進んだ
パリを愛したマネを選ぶのは意味が深い。

またマネをこれだけまとまって見れるのは
日本では初めてらしい。多作ではなかった上に
世界各地の美術館の目玉になっているから。

初代館長の高橋明也氏
パリのオルセー美術館などとの長年の
交流の成果だとの声が高い。



マネは印象派と一緒に企画展に
出品することは無かったと知って驚く。
サロン展などのイスタブリッシュメントが
開催する美術展に出展し続けたそうだ。

それでも印象派といわれる画家達には
多くの交流を通じて多大の影響を残している。

詩人、作家との交流も長年にわたり、ボードレール、
エミール・ゾラ、そしてマラルメなどと深い
親交があったことが、肖像画や詩集や小説の
挿絵を描いたことからも窺える。

7月25日まで。

「アーツ千代田3331」グランドオープン

2010-06-27 | art
今年の3月14日にプレオープンした
アーツ千代田3331」が昨日グランドオープン。

廃校となった中学校の運営を
アーティスト達にまかせ、新しい形の
参画型・領域横断型のアートセンターを
目指すと聞いていたのね。

そして統括ディレクターにプロジェクト型の
アーティストである中村政人藝大准教授が
選ばれたので一度行ってみたかった。



地上3階、地下1階の校舎の教室を
壁で仕切ったりして、数多くの部屋を
創出しアート活動をする人達や組織へ
安く貸し出している。

世田谷ものづくり学校も民間運営なので
彼等のモデルだろうが、もっとアートで
実験的な香りを感じた。



おもろかったトコロを2,3紹介すると
森とともにある暮らしを提案するトビムシって
ところが事務所を設けてたね。

その隣にショップもあって、
地域の良いもの、想いが詰まった商品を、
ストーリとともに届けていきたいって。
バイテンという名前。



東中野で15年障害者の社会的活動をサポートしてきた
NPOエイブル・アート・ジャパン
初の制作スタジオとギャラリー、ショップ、オフィスを開いていた。

そのショップではあちこちの障害者施設が作った
アート作品、デザイン商品、お菓子など
楽しいモノがいっぱい売っていた。

ほかあちこちの詳しい紹介や写真は
例えばこのブログに詳しい。



カフェはランチを食べたけど今いっぽ。
パスタとサンドイッチしかないし、
美味しい珈琲がついているとはいえ
1000円~とは高い。

オープンキッチンはうまく整備され
いろんなプログラムをするとかは期待が
もてるけどね。

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』試写会

2010-06-26 | 映画
アムステルダムには人気を二分する
国立美術館が隣り合っている。

一つは国立ゴッホ美術館(別館の
設計は黒川記章)で、もう一つが
アムステルダム国立美術館といって
レンブラントやフェルメールといった
絵画を中心としたオランダの美術、
工芸の集大成たる美術館だ。

その国立美術館に2004年にもちあがった
改装計画が未だ完成しない状況を
ドキュメンタリーにした『ようこそ、
アムステルダム国立美術館へ』

試写会を昨日見てきた。



この映画はもともとは改修工事が始まった
アムステルダム国立美術館を取材し、
新美術館の落成でエンディングにする想定で
撮影が開始される。

しかし取材チームの前に現れるのは、
ウンザリするような現実だった・・

コンペによって選ばれた設計案に
市民団体から横やりが入ったり、
自慢の研究センターも規模が大きくなったり
縮小されたり・・

建築家ユニットは気力を失っていく。
学芸員たちはたび重なる計画変更に疲れていく。
そして名物館長が辞任して計画は延期の連続・・

なんとか建築の入札までもちこんだがいいが
予算の倍にふくれあがっていることが判明・・
その迷走が国会で野党の批判を浴び・・



映画自体、美術館の完成を待つことが
資金的に難しくなり、一旦ここでパート1として
映画化せざるを得なくなる。
そしてパート2で美術館完成の姿を
見せたいと・・

世界の美術館関係者の挨拶言葉が、
「アムステルダム国立美術館っていつ
オープンするか知ってる?」と言って
揶揄することと聞く。他人の不幸は蜜の味。



試写室でおかしかったのは、いびきが2~3人
いつまでも鳴り響いていたこと。

早朝のサッカー日本対デンマークの余波だと
思う。眠ってた人で記事を書かなきゃいけない
ひとは、もう一回試写を観に行くことやろう。

祝!サッカーW杯決勝進出

2010-06-25 | その他
すご~い!堅守のデンマーク相手に
誰が3点もとれると思っただろう!

試合開始の15分間位はデンマークの
猛攻にドギマギしていた。防御網が
簡単に破られてシュートをたくさん
浴びたから。

それが修正できつつあった17分に
本田のドシンとしたフリーキックが
左隅にきまる。

30分には本田かと思ったら
遠藤が蹴ったフリーキックが美しく
カーブを描いて右隅にきまる。

2-0となって形勢が一気に日本に流れた。
そのまま前半を終えれるなんて夢のようで
興奮する。朝焼けまでもが祝福している
ように見えてくる。



なかなか守備も崩れなくなり
後半の36分にPKで1点返された位では
もう余裕すら感じちゃう。

最悪でも同点だから、これは決勝トーナメントや
と思った矢先に本田ー岡崎が美しく
3点目を決めて小躍り!

すばらしい、チームの勝利だ。
スター不在と言われてきたけど、
4年前のW杯では控えだったり
代表でなかった人たちが力をつけ
献身的に走り回った気がする。

とはいえ本田、松井を始め移籍話が
本格化するやろう。代表に選ばれなかった
人たちもみんな海外に行こう~

映画『ハゲタカ』の放送

2010-06-24 | 映画
NHKドラマ『ハゲタカ』には相当引き込まれた。
真山仁の原作を出版したダイヤモンド社の
編集長からテレビドラマ化の連絡をいただいたので、
原作も買い、テレビも見たもんだ。

2007年2月17日から3月24日まで
6回シリーズだった。もう3年前になるのか。
その続編が公開されると聞いて、
楽しみより?が先にたった。

民放がドラマ番組を劇場化するのは
商売だからいいんだけど、受信料を
払っている僕が何で続編に別のお金を
払うんだろうかってちょっとだけど
釈然としないものが残ったからだ。

受信料を払っている人たちには
見せてから、劇場公開するのなら筋は通ると思う。
それでは興業にならないが。

『クライマーズ・ハイ』だってNHKの
番組を劇場版したけど、あれはキャストも
スタッフも別物。『ハゲタカ』は同じ
人たちで作ってるのだから。



おまけに、テレビでみるとテレビ版ほどの
面白さが感じられない。テレビドラマでは
当時ならではのメッセージ性も高く
新鮮な感動があった。

劇場版の方は今回リーマンショックで
脚本を急遽8割も書き換えたらしいが、
深みに欠けている。

そんなものにお金を払って見に行かなくて
よかったとあらためて思う。

イルカ漁を批判した『ザ・コーブ』を上映すると

2010-06-23 | 映画
『ザ・コーブ』が7月3日から上映が始まっている。
このドキュメンタリーは別に見たくないから、
どうこう批評する気はない。

サンダンス映画祭で観客賞を受賞したのを皮切りに
アカデミー賞でもドキュメンタリー賞をとる。
北米での評判の高さから相変わらずそういう
層の人達がいることを認識するくらいで。

上映を始めた映画館に話をお聞きすると、
右翼の妨害にあったらしい。
長年映画興行をしていて、宣伝カーでの
妨害は初めてだったそうだ。



右翼団体は一般募集によってその日の
活動員を増員して乗り込んでくるらしい。

一日のスケジュールが決まっていて、
その映画館に来る前はGoogleへの抗議に
行った後らしく、Googleへのイチャモンの
垂れ幕が残っていたとのこと。

映画館のスタッフに「君は何人か?」
と聞くところから始まるらしい。
「『ザ・コーブ』のような毒を垂れ流して
貴様等は外国人か」というのが彼らの
キャンペーンのスローガンらしい。



右翼のプロは法律をわきまえているから
怖くないらしいが、急遽かり集められた
活動員は威勢よく暴力や器物破損をするから
要注意らしい。

警視庁公安部が対応するので、右翼以上の
人数が来たのでそんなには怖くはないんだけど、
静かな商店街が騒然となった。

1時間ほどで解散した後、警察署長が
尋ねてきて状況調査に来るなど、警視庁は
しっかりしている印象だ。



右翼も宣伝カー活動だけでなく、映画館の場合
入っているテナントからクレームをおこさせたり、
テナントが上場企業だと本社に圧力をかけて
上映中止に追い込むといった搦め手から攻めたり
組織的な動きをしているそうだ。

道行く外国人に、「貴様等外国人は自国に帰れっ」
って言ってたらしいけど、せめて英語で言わないと
通じないじゃないかなぁ。

シソが美味しい季節

2010-06-22 | 
夏になるとシソがおいしく感じられる。
そうめんや肉野菜炒めだって、
西洋料理の前菜にだって、
もちろん冷や奴にも。

シソをかけると風合がます上に
涼しいっていう気持ちになる。
古来シソは日本の夏の食卓に欠かせない。

その長く昔から食べる習慣が夏にあうと
思わせるのか、やっぱり暑いとシソが
食べたくなるのかさだかではないけど。



お手伝いしている農家の畑の周縁には
シソがいっぱい自生している。
アオジソ、アカジソが混在して大きく
なってきている。

アオジソ、アカジソは日本のハーブ。
シソ科にはハーブ類がてんこ盛りだから。

バジル、ミント、ローズマリー、セージ、
マジョラム、オレガノ、タイム、レモンバーム
など多くのハーブがある。

シソ科は香りのよさやさまざまな薬効もあり、
その用途は多岐にわたるね。

禍福なし小箱に紫蘇を育てつつ 原子公平

善光寺参り

2010-06-21 | 
せっかく長野まで来たのだから
善光寺にお参りに行くことにした。

仁王門から善光寺本堂までの、
約450mの参道には敷き詰め
られた石畳の美しさと懐かしさ。
江戸期の豪商や寺院の寄付らしい。
7000枚はあるとのこと。

善光寺の西裏手にある 郷路山で
採れた安山岩という火山岩であると
いう説を聞いて、地産地消やなぁ、
近くでとれるなんてスバラシイ。

左右のお店に混じって39の宿坊が
見え隠れするのも善光寺の特色。
各住職の修行の場であり生活の場。
それを一般人も泊まれるようにしたもの。

宿泊を希望はしたんだけど満室。
知り合いの建築家ご夫婦が泊まる
ので後で感想を聞きたいところ。



夕刻で参拝客もまばらだし、
山門をくぐると山も近くに感じ、
宗教的な静謐さを感じる。

中心的存在が国宝の本堂。
何度も焼失したらしいのだが、
1707年に再建されたものが
現在も残っている。

7年に一度のご開帳がこの4月に開かれ
その記念した白い幕が本堂の正面に
垂れているのが新しい。



長野風月堂で池波正太郎も
随筆で紹介した「玉だれ杏」を買い、
サンクゼールワイナリーの支店で
試飲した白ワインを買うのはパターン。

地元の方に教わった蕎麦屋は
2軒とも終わっていて(善光寺
界隈は朝も夜も早い)、たまたま
見かけたキノコと野菜のレストラン
「一粒万平」で自のモノをたっぷりいただく。
スタッフも感じ良くって行きたい店がまた増えた。