やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

年越蕎麦を頂きながら・・

2012-12-31 | その他
大晦日、東京はちょっと暖かかったけど、北海道や
日本海側は大雪。最後の仕事を片付けて、年賀状や
掃除に向かう。

大晦日まで仕事って?アメリカ人達とのやりとりが
残ったのね。彼らはわりとクリスマスあけから徐々に
仕事に復帰してきてるのね。長い人だと年末まで休暇。
彼らが先に休んで、日本人は後から休む感じ・・

年賀状は今日投函したから、届くのはいつのことか。
正月3が日には届くといいなぁ・・と送った方々にいい
訳のお詫び。



NHK紅白を聞きながら、年越しそばをいただく。夕方、
蕎麦屋さんの前を通ったら行列ができていた。

年越蕎麦には諸説あるけど、wikiによれば

江戸時代には定着した日本の風習であり、蕎麦は他の麺類よりも
切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味で、
大みそかの晩の年越し前に食べる蕎麦である。

始まりは江戸元禄、商家から起こったそうだ。当時の大晦日は
掛け払いの集金で大忙し。耐えるための腹ごしらえのためそば
を食べるようになったとか。年末まで休まなかった名残なんやね。


大坂砂場のそば屋「いづみや」『絵本御伽品鏡』(享保十五年 / 1730年)より 



今年もお世話になり、いろいろありがとうございました。

このブログもやっと習慣になってきましたが、しょうもな
いことやひとりよがりなことが多くって、来年はもっとわ
かりやすく書きたいと、反省しています・・と大晦日モード。

みなさんに素敵なことがいっぱいありますように~よいお年を。

イスタンブールの音楽がいい!

2012-12-30 | 映画
『愛より強く』『ソウル・キッチン』などでドイツと
トルコを舞台にした映画を作って、結構好きなトルコ系
ドイツ人ファティ・アキン監督の音楽ロードムービー
『クロッシング ザ ブリッジ』をDVDで観る。年末
最後に好きな音楽に巡り合えてハッピー。

本作では、イスタンブールの演奏家達をオムニバスの
様にたずねていく。イスタンブール版『ブエナ・ビス
タ・ソシアル・クラブ』ってPRコピーがあったけど、
ちょっと似てるw


予告編。ドイツ語、英語ですんません。

様々なジャンルの魅力的なミュージシャンが紹介される中で、
サズ、サントゥール、ネフ、デイといった民族楽器が現代
の音楽シーンでがんがん使われていることに驚く。

その中でもクラリネットのSelim Seslerはかなり好き。ハマル。
ちょうど彼の部分がYouTubeにあったから、これが早い。


このノリのよさ、生理的にもあう。
シンガーBaba Zula もいいなぁ。


ブルガリア民謡を歌ってるシーンもいい。
クルド人の独立運動において80年代は、
クルドの歌も禁止されていたことを知る。

登場ミュージシャンと演奏曲はサイトで聴く
ことができる。年末年始の音楽はこれで決まりw

wi-fiスポット拡大社会

2012-12-29 | IT
セブンイレブンやイトーヨーカドーの全国1万店舗
以上で無料wi-fiが使える様になった。12月からな
んだけど順次拡大中で、いいニュースだと思う。


STARBACKSも無料wi-fiを今年の夏から始めた。昔は
椅子のいいSTARBACKSって印象があるけど、昨今は
机というかデスクを入れ直して改装するお店が増えて
る気がする。打合せふくめ重宝してる。


駅や空港での携帯電話やwi-fiの利用は拡大中だし、
JR東日本も無料公衆無線LANサービスをこの10月
1日に訪日観光客向けに始めている。


携帯電話キャリア各社のwi-fiスポットも拡大中。iPadを
買うとソフトバンクのwi-fiスポット2年間無料利用がで
できるのは、ちょっと見直した。有料によるwi-fiサービ
スもいろいろあるね。

各社の狙いはさまざまなんだろうけど、データ通信を
無線でゲットしたいニーズをいろんな手段で分散化し
ていく社会は豊かだと思う。携帯電話用の電波やwi-fi
によって、無線データは分散型の多様性豊かな社会に
向かっている気がする。

エチオピアの 聖書・絵巻物

2012-12-28 | art
昨日書いた道具屋坂田には刊行された本が2冊置いて
あった。一つは松濤美術館の展示会のカタログ、もう
一つが芸術新潮で連載された「ひとりよがりものざし」
をまとめた単行本。後者を買う。

装丁からおちついた穏やかな美しい本。坂田さんの
軽妙な文章に久しぶりに出会う。


左 芸術新潮連載分 右 単行本 再レイアウトされてる

故芹沢銈介さんとのおつきあいの項があって、最初に
買ってもらった、エチオピアの木製十字架の話がで
ていた。これはボクがたまたま持っている芸術新潮
2000年、9月号にでていた分だ。

建築家・中村好文さんが住宅を考える特集。彼の設計で
坂田和實さんはas it isという美術館を千葉に建てたのが
1994年のこと。

芹沢銈介さんとのおつきあいは長く続いたそうだが、
一度も値段を聞かなかったし、どこの国のどんな
いわれかも聞かずに、気に入ったモノは買っていた
だいたとのこと。すごい直感派だ。

「染織家で人間国宝だった芹沢銈介さんが亡くなって
既に16年がたってしまった」という文章で始まる。
それから12年。もう30年近くになる。。



エチオピアの木製十字架と一緒に、エチオピアの
19世紀の聖書も一緒に紹介されていた。携帯用だ
そうだけど、絵巻物だ。

2000年の時は素敵な絵だなと思っただけだろう。
今だから絵巻物にも興味が湧く。19世紀なのに
どうして絵巻物だったんだろう。松濤美術館でも
展示されたそうだ。かえすがえす見たかったなぁ。

見逃した美術展のナンバーワン

2012-12-27 | art
年の瀬になり1年振り返ることが多くなってきている。
ベストだとかランキングだとか・・今年見逃した美術
展のナンバーワンは、松濤美術館「古道具、その行き先
-坂田和實の40年-」展だった。

家具職人さんに教えてもらったのは終わった後の祭り。
10/3~11/25と2ヶ月近く開催されてたのに、しかも
渋谷。やっていたことも終わったことも知らなかった。
残念。



高知県立美術館=幕末明治の絵師・金蔵「大絵金」展、
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での写真家石内都さんの
新作展覧会などは四国だからハナから諦めている。

千葉市美術館の彫刻家須田悦弘さんの回顧展も行きた
かったけど、ちょっと遠いかなぁと思ってるうちに終
わったから、残念だけど納得もできる。



坂田和實さんは小道具商だから、過去に売った古美術を
持ち主の協力で借りだしたモノだから、もう他で見れる
って代物でもない。返す返す残念。

と、悔しかったので下落合のお店、古道具坂田へ出かける。
千葉にある彼の美術館 as it is(もっとも入場者数が少なく、
もっともリピーター率の高い私立美術館w)には行ったこと
あるけど、お店は始めて。



なんてことない小さいビルの1階なんだけど、中に入ると佇
まいに惚れ惚れする。坂田さんが、畳にちょこんと腰掛けて、
器を見に来た馴染みのお客さんと接客してはった。

初訪問・森岡書店

2012-12-26 | art
森岡さんが「居心地が良く8年間もお世話になっていた」
古本屋さんを独立しようと思い立ったのは、1927年築の
古いビルに出会ったから。2006年のこと。

それは衝動に近いもので、準備もそこそこで開業にこぎ
つけはり、以来大変なこともたくさんあったそうだけど、
もう6年もたつ。

写真集への愛情がたくさん詰まった『写真集』(平凡社)に
その顛末が率直に書かれている。かねてから行きたいなぁと
思っていてようやく行く。

日本橋のはずれ茅場町は永大橋の近くで、水運に面した
雰囲気のある第2井上ビルにお店はある。ギャラリーや
デザイン関係の事務所が入居するこじんまりとした4階
建て。



20坪くらいのお店は森岡さんの小宇宙。手作りでつくった
空間に選び抜かれた国内外の写真集、画集がひっそりと
おかれている。

この秋だしはった新刊『BOOKS ON JAPAN 1931 - 1972
日本の対外宣伝グラフ誌』もおいてあった。

奥のエリアはギャラリー展示で、「ガクブチとエディション」
展が行われてた。12/29まで。

東恩納裕一さんのデジタル作品とムラタ有子さんの初リト
グラフに工房イサドが額縁を作って壁に飾られている。



静かにアートと向き合うに特別な空間。写真はこちらより。

ロバの音楽座 打ちあげ

2012-12-25 | その他
クリスマスライブの10ステージが無事終わったら、
これまた恒例の打ち上げ。一年の終わりの打ちあげ
でもあるけど、今年は11/22の30周年記念コンサー
トの打ちあげも兼ねている。

あの時は、終演後の後片付けをみんなで手分けして
やっても夜が遅くなったし、翌日が月曜日だからと
打ちあげを今日やった。

関わってくれた若い人達で来れる人も集まり、賑やか
だった。おいしい食事やドリンクもたくさんいただい
たけど、そのうち歌ったり、踊ったり、ゲームをしたり、
遅くまで大賑わいだった。


小学生たちから贈られたかぶりものでかわいい踊りと演奏


絵をあてるドイツのゲームで人数が多く盛りあがる


そしてみんなで踊って・・酔いが加速する・・

写真はこちらより。

ロバの音楽座・クリスマスライブ

2012-12-24 | art
今年で20年目を迎える、ロバハウスでのライブ。
トリは恒例クリスマスライブ。今日と明日お手伝
いに。会場係、照明係、映像記録係を担当しなが
ら、ライブを楽しむ。

ありがたいことに、311のあと、観客数が増えている。
首都圏の方が多いけど、遠くは長野、大阪、はては沖縄
からも親子で来て下さる。

知ってる曲が始まると両親に「この曲知ってる」って
表情をむけて、口ずさんだり、リズムをとったりする
光景は何度みてもいいなぁ。



結成30周年を振り返る、代表7曲によるメドレーが演奏
される。その冒頭は中世の吟遊詩人の「ロバの詩」。久し
ぶりだったので、とおく懐かしい記憶が思い起こされる。


11/22の原宿Vacantでの30周年記念コンサートで好評だった、
アニメ映像による夏のロバの学校再現シーン。


12/18ガンバの演奏会でバロックダンスをソロで踊った
更紗さんによるパントマイムの再演。


ののほさんの歌による、箕面の小中学校のために作った校歌

この1年を振り返る演奏も次々と行われた。最後は「ロバのクリ
スマス」だったし、アンコールは谷川俊太郎さんがロバの
音楽座のために書いてくださった「ロバのうた」でした。

New iPadを買う

2012-12-23 | IT
iPadを買う。きっかけは色んな意味でiPhone。
まずはiPhone 5に合わせたくなってきたのね;

・小さくなった電源/データコードの差込口
・白い枠の色

でもそんなコトくらいで買うのはもったいない・・

・快適な音声入力
・スピード
・カメラ機能+テレビ電話

たしかに、そうだけど5万円の価値があるかな・・

その時、旧iPhoneがsoftbankのキャンペーンで
1万円で下取りになった連絡が来る。それでピン
ときてiPadをアマゾンで見てみる。

意外に2~3万円という高い価格がついてる。そんな
値段で買う人がいるんだろうか・・値づけは勝手だ
からなぁ・・と、ダメもとで2.1万円でだしてみる。

そうしたら1週間もたたずに売れたのね。ちょっと
嬉しいし、ありがたいなと思う。それならと、Apple
ストア渋谷へ。



評判になってるiPad miniも気になる。安いし。でも
小さい分見にくいし、みんなで見るにはちょっと難し
いという結論にいたり、new iPadに決定。

担当のスタッフは前回はアメリカ人だったけど、今度は
マカオから来た来日4年目のスタッフ。



新CEOのプレゼンでバルセロナのAppleストアオープンを
紹介してたけど、Appleストアで買うのは世界とつながる
感もあって気持ちいい。



使ってみると質感の高さにほれぼれ。使い勝手もそう
だけど、ただ置いておいても。やっぱり白はいいな。
コードに差しておくことも多いしね。

GABOMI 写真展・琴電工場

2012-12-22 | photo
香川在住の写真家GABOMIさんが撮った、香川の電車の
修理工場の写真展を見る。赤々舎が出版したので、併設
するギャラリーで開催
されている。12/23まで。

働く人達の表情がいい。平均年齢40歳の26名が支える。
京浜急行、京王電鉄などの中古を買い取って、整備を
行っていく。部品がなければ作る。


「整備をすれば、永遠に使える」・・という心意気だそうだ!


「削正直後の車輪」脱線事故を防ぐとともに、乗り心地を良くし、騒音を抑制する。


「断流器の手入れ」2年と4年に一度バラバラに解体して手入れをする。

GABOMIさんが8ヶ月にわたる撮影のなかで、写真観が
変わったというのはもっと知ってみたい;

自分の存在をできるだけ消し、彼らに近づかないよう気を
つけながらも、惹かれるまま条件反射のようにシャッターを
押していました。そうして撮った「あるがまま」の写真は、
私の写真観を変えるものでした。

日本で一番古い電車を使っている「ことでん」。2001年に
会社更生法を申請したところから立ち直り、2011年に開業
100周年を迎えている。そのポスターにも彼女の写真が
使われて、「全広連鈴木三郎助地域賞」の優秀賞も受賞。



赤々舎の麻布の事務所併設のギャラリー。初めて行く。
元デザイナーの住宅を改装しただけあってアットホーム。