やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

巨大予算への違和感

2012-09-20 | その他
来年度の一般会計予算の概算要求総額が
98兆8億円になったと財務省が発表した
という報道に接して、嫌な感じになる。
また巨大予算を組もうというのね。

1990年(平成2年)の税収60兆円が
ピークでバブル崩壊後、徐々に税収が
下がりここ2年くらいは42兆円。

なのに予算はどんどん積み上がっていく
一方。だから国債という借金が940兆円と
毎回発表ごとに過去最高を更新する。


一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移

日本にとっても、個人にとっても大きな
リスク。この借金がもしなければ・・
どんなにリスクが少なく、将来の不安も
軽減されていることか。

財務省は毎年の様に
  ①「日本再生重点化措置」において、我が国経済
  社会の真の再生に資するために予算を重点配分
と発表するけど、真の再生に寄与しているのか、
していないのか疑わしい。

だいたいこの「真の再生」っていう言葉自体が、
背伸びしすぎで好きになれない。もっと身の丈に
あったことって言えたり、できたりしないのだろうか。



そりゃ、いろんなものにお金は使いたい、まして人の
財布なら。震災復興、原発ストップ、福祉や年金、
教育や医療、スポーツ振興に海外ODA・・など。

なんでもかんでも国家がかかわろうとするけど、
すべてお金がかかる。無いものにいつまで袖が
ふれるのだろう。

無駄の排除ではなくって、優先順位がつけられていない。

アメリカの様な、「財政の崖」のような規律が法整備
されていないから、官僚と国会が一緒になって財政を
緩ませているのではないだろうか。

真の再生かどうかわからないけど、JALの再生には
税金はかからないどころか、復興資金へ寄与すること
になった。

紙くずになった株主は怒ってるだろうけど、それが株の
リスク。経営陣や社員はじめステークホルダーの努力の
賜物だろう。

みんなにいい顔をして組織や物事はうまくいかない。
それでも人々を鼓舞し、やる気にさせるのがリーダー
だって思う。