やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

八王子Green Gallery Gardens

2015-05-31 | tokyo
八王子に園芸店にレストランが併設された店が評判がいい。
鉢植えを借景にゴハンが食べれるのかな、くらいの前知識も
なく行ってみると、いい意味で裏切られる。

日曜日の昼時だったせいもあるだろうけど、第3駐車場まで
満車。それでも10分も待たないで中にはいれる。生け簀の
ブルーの大きな水槽が10以上ならび、鉢植えコーナーの花
々が目の前に広がる。



生け簀水槽には錦鯉。1万円以上もざら。なぜだか釣り堀も
あって親子連れでいっぱいw 



そのあたりまでは中庭で、3つの大きな倉庫のような建物に
囲まれている。1つ目がマルシェと称した野菜市場。八王子
の農家を中心に直接仕入れた採れたて野菜が並ぶ。どれも美
味しかった。

2つめの建物がレストラン。ビストロで野菜をたくさん使っ
たメニューでお手頃。待ち列ができていたので、またの機会。



これだけでもかなり楽しめたのに、3つ目の建物が実は本館
で、行けども行けども奥が深かった。屋内向けの花や樹もあ
れば、ガーデングッズもある。

2階にあがれば、なぜかアンティーク家具がたくさん売ってて
(安くない)、1階を見渡すと、熱帯魚コーナーもある。





Green Gallery Gardensっていう店舗なんだけど、もともとが、
創業90年になる吉田観賞魚が母体。その後、植物が加わり、20
10年には野菜店舗をたまプラーザに立ち上げ、2011年には、こ
こ八王子に野菜店舗とビストロが加わって、今の形になってきて
いるみたい。

驚いたことに、二子玉川にこの春開業したRISEにも野菜店舗
を出店。蔦屋家電の一角にあったので、野菜を買っていた。あ
の店の本店に図らずも来ていたのねw


代表の吉田俊一さん

フランス、イタリアのことをよく研究されてるのだろうし、セ
ンスがいい。こんな楽しいところが、家から30分のところにあ
ったのに長年知らなかった。

飼猫チャミ・初4日旅で帰還

2015-05-30 | 農・生物
自宅で飼ってる猫の双子のうち、兄のチャミが脱走する。
帰宅した時の玄関ドアの締め方が甘く、少し開いてたみた
いで、朝に抜け出す。



探しにでてもどこにいるのかわからないんだけど、見つけ
るのは自宅の周囲ブロック内。ボクにうなって、まだ帰ら
ないよ、と意思表示。

こういうことはたまにある。若い頃は隙あれば出たがった
けど、もう12歳を過ぎて老年期だからか、めったになくな
てはいた。

朝に脱走しても、数時間後、おそくても夜には帰って来て
たから、そのうちとタカをくくっていたら一晩あける。翌
朝にも軒先や、隣家を覗いてるチャミを見つけているので、
まだ外に居たいのだろうと思ってたら、ぱったり見かけな
くなる。



それが3日目、4日目と長くなるとこたえる。そんな長く出
たままだったことはない。空腹になって帰って来ていた。
何を食べてるんだろう。あんなに選り好みするのに。

今年になってよく家に遊びに来る猫がいる。インゲン豆の
ような色なのでそう呼んでいる猫だ。インゲンがいるから
チャミが帰ってきにくいのではと、悪いけどインゲンを追
い払うこともあった。



でも彼はまたじきに帰ってくる。どこの馬の骨(猫の骨?)
とも分からぬ猫がしょっちゅう顔を出すのに、飼猫のチャ
ミが帰って来ないのは、帰って来たくないのかという気も
してくる。

チャミはインゲンの影響をうけて、外は不便だろうけど外
の自由を選んだのかなあって思ったり。美味しい餌場や水
飲み場を教えてもらったのか、とか。



心配が増えるばかりだけど諦めが少し入りだした矢先に、
チャミが帰って来た!



ボクは仕事場だったんだけど、嫁さんがゴハンを欲しがっ
てるチャミを無事、玄関で保護したと連絡があって、泣く
ほど嬉しかった。

痩せてるわけでも、汚れてるわけでもなく、4日ぶりの帰
還となる。どこへ行ってたん?てチャミに聞いても、ニャ
アと答えるだけ。撫でると、以前通りゴロゴロ喉をならす。



ツリも喜んでいるみたいで、後を付け回したり、毛並みを
嗅いだり舐めたり。よく4日間もでかけてた。旅に行って
たのかも。窓から見える遠くの場所に行ってみたかったの
かも。

ケ・ブランリ美術館所蔵マスク展 in 庭園美術館

2015-05-23 | art
目黒の庭園美術館で、パリのケ・ブランリ美術館所蔵の世界のマス
ク展が開催中。6/30まで。ケ・ブランリ美術館は2006年に開館し
た新しい美術館で30万点のコレクションがあり、うち約1%が常設
展示されているらしい。

ルーブル美術館も確かそれくらいの割合のコレクションがある筈だ
から、フランスは常設展示の割合が定められているのかも。



ケ・ブランリ美術館からまとまった企画展は日本初だそうだし、マス
クだけに絞ったのがいい。その数100点。世界中のマスクが万遍なく
選ばれている。日本の能面もあったし。

最初の広間スペースに飾られたマスクたちの巨大さにまず驚く。例え
ば、コートジボワールのナファナ族のべドゥ(BEDU)マスク。高さ
175 x 幅 66 x 厚 8センチもある!



どんだけ重いんだろう。ヤムイモの収穫祭や葬式に、これをつけて踊
るっていうのだから。ナファナ族がべドゥマスクをつけて踊っている
写真をネットから;



パプアニューギニアの仮面は、ヤムイモのつるを編んで顔料を塗る。
籠みたいで軽そう。こんな仮面もあるんだね。



ナイジェリアのイボ族の仮面は現代アートの幾何学模様だ。仮面を
通して精霊から与えられる力を研ぎ澄ますそうだ。面白い。



100点だけど、その多様性にはほんと驚かされる。儀式などで仮面を
実際に使っている現地の映像が映されていた。眺めていると閉館の
アナウンスが流れて退館する羽目に。最後から2番目の客だったw

二子玉川ライズ[蔦屋家電]オープン

2015-05-18 | tokyo
新商業施設二子玉川ライズの蔦屋家電のこと。この
5月3日オープン。代官山蔦で始まった新業態T-Site
シリーズが函館、湘南と続く4店舗目。5月5日には
5店舗目が梅田にも誕生したそうだ。



ヒトコトではいい表せないんだけど、核になるのが
代官山T-Siteに家電が加わった贅沢にひろがる2100
坪をこえる空間。椅子が300席、コンシェルジュが
70人だとか。

こんなお店ますます見たことがない。ネット通販の
影響を一番うけてそうな、書店と家電が融合したリ
アル店舗なのに空間も展示も贅沢。



入場料をはらってもいいくらいだけど、もちろん無
料。事業として成り立つのだろうか?

業態としてはちょっと似ているのがドン・キホーテ
やビリッジヴァンガードかもしれないけど、内装に
そんなにお金かけてないし、商品が所狭しと積み上
がってる。



ツタヤが本業でいろいろ儲かっているからだろうし、
上場もとりやめたから自由がきくのかもしれない。
二子玉ライズの集客の目玉だから出店への便宜もあ
るのかもしれない。

代官山のカメラ店舗はカメラのキタムラと組んだけど、今回の家電事業は自社事業みたい。家
電量販ほどの仕入れ力はないだろうし、地域密着で
家庭の中に入っていくのだろうか。

徐々にどういう仕組でまわっていくのかわかるだろ
う。ゆったりした空間で本や家電を楽しもうと思う。
代官山に行くか、二子玉川に行くか悩ましいw

写真はNAVERまとめ@DIMEから。

杉浦日向子『百日紅』劇場アニメ化

2015-05-17 | 映画
故杉浦日向子さんの江戸まんがで、葛飾北斎親子を描いた
最高傑作『百日紅』がアニメ化。監督は『クレオンしんち
ゃん』シリーズ最高の「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の
逆襲」などを手がけた原恵一さん、とくれば見に行かない
手はない。



1987年に連載終了した原作漫画は少しも色あせていない。
よくアニメにしたなぁと思う。北斎親子に絵を描かさなき
ゃ登場させなきゃいけないし、街なか、橋の上、火事など
群衆もたくさん動くし。。動くのは凄い。



杉浦日向子さんの物語や考証はそのままだけど、タッチと
いうかマンガの雰囲気は若干異なるし、いや大いに異なる。
アニメは原恵一さんのもの。



北斎親子を軸に、オムニバス形式(連載だからあるいみ、
読み切り)のものを、まとめあげていっている。

北斎のうまさ、旺盛な創作力。23歳の娘は絵力が相当なん
だけど、そりゃ父には叶わない・・それを追いつこうとも
がく様、母や妹を顧みない父への反発。



改めて原作を読み返すと、これまた凄い。動かないのに、
動きがこんなにあるとは。映画を見たから動きの想像が
加わったんだろう、より動きがある。



新しくできた商業施設二子玉川ライズ内の、映画館109
シネマズ
へ行く。10スクリーンのシネコンでネット予約
ができるから日曜日混んでても問題なし。シートもいい
し、駐車場3時間無料。

階下には蔦屋家電という新業態ができてて面白かった、その
話はまた明日でも。

横山秀夫原作・NHKドラマ「64」

2015-05-16 | エンタメ
5回シリーズのNHKドラマ「64」が終わる。緊張感
高く、とても面白かった。

演出は井上剛 さん。『クライマーズ・ハイ』(同じ
横山秀夫作品)や『ハゲタカ』、そして『あまちゃ
ん』などを手がけてきた方。

主役のピエール瀧さん演じる、県警の広報官三上義
信の視線で20年前(昭和おわりの64年)と「今」に
起こった2つの誘拐事件のつながり解決へ息もつく
間がない、とはこのこと。



原作を読んでないけど、登場人物150名を超える大
作だそうで、よくぞ5回シリーズにまとめたと思う。
最終回だけでも3回分くらいにすることは容易かも。

そうでないから、ボクの方で想像する部分がふくら
んだ。たとえば、誘拐された少女の父親演じる段田
安則さんの視点で再構築すると、まったく別の物語
が現れたり。



『クライマーズ・ハイ』で日航機墜落に対するマス
コミの内部を描ききり、『半落ち』では警察内部を
書いた横山秀夫さんにとって、本作は集大成。

警察(刑事、広報、トップ)、マスコミ(ローカル、
東京)、家族、被害者、犯人と幾本にも折り重なる
糸をぎゅっと撚りながら、一本にまとめあげている。
近々読んでみようと思う。



来年には東宝で2部作による映画化も決まってるそう
だ。2部化ならドラマと時間も似てくるだろうから、
どういう作品になるのか。NHKが映画化するなら見
に行かなかったと思うけどw

伊東にいくならハトヤ

2015-05-10 | 
伊東市内を車で走っていると、ホテルハトヤの看板が
目に入る。道路にも看板がでているし。やっぱり強烈
だったハトヤのCMを自然と口ずさむ。



ホテルのサイトには過去のCMコーナーがある。最初の
CMは1961年。ボクの生まれた年だから、これはさす
がに見ていないか。



このあたりだと見た記憶もある。作詞・野坂昭如さん、
作曲・故いずみたくさんのコンビ。大阪でもCM放送し
てたのも驚き。伊東の温泉ホテルに関西からも行く人
がいたんだね。



小学校の頃って泊まりの旅行はあまり行ってない。父
の勤務先の保養施設やお伊勢さんに行ったくらい。も
っぱら山口のいなかへ里帰りだったなぁ。

いまだってホテルや旅館がテレビCMをだすのはまれ
なのでは。全国チェーンでもあればともかく。テレビ
CMの価値を早くから見抜いていたんだろう。



ハトヤのCMが伊東をいろんな意味で有名にしただろう
し、熱海とならんで伊東を団体旅行のメッカにしたんだ
ろうと想像する。

wikiによればテレビ神奈川・テレビ朝日の関東ローカル
でスポットCMを今でも流してはることに驚く。そして、
譲渡をうけた創始者が、もとの所有者が鳩を出すのが得
意な手品師だったことにちなんで「ハトヤ」と名付けた
とはw

伊東温泉・登山電車付き旅館

2015-05-09 | 
伊東に行く用事があり、一泊する。どこにしようかと
探していると、「陽気館」が気になる。1910年(明
治43年)創業、異なる19室。高台の露天温泉から街
と海見え。



なにより、「傾斜45度、距離30メートルの登山電車
が高台と行き来する」っていうのに惹かれる。宿に
ミニとはいえ登山電車ある宿なんて。



40年前に設置したそうで、地元のメーカー製作。操
作はセルフでエレベータみたいなもだけど、動きだ
すと急斜面をゆっくり登って楽しい。



男の子だからか。子供のころ、電車の運転席を覗き
たかった気持ちが蘇る。ミニ登山鉄道の動画はyou
tubeにあちこち載ってた。宿のサイトのものをピッ
クアップするね;



早朝露天風呂に入ると、外国人の若い男性がちょう
ど入れ替わりででるところ。Hiと挨拶を交わしたく
らいで、どこから来たのかとも聞けなかった。裸の
入湯を恥ずかしそうにしてたから。



外人向けの注意事項が貼ってある。なかなかいい感
じのデザイン。立ってシャワーを浴びないこと、と
細かく、親切。

新しいモダンな宿よりも、昔ながらののんびりした
空気と、長い時が刻まれた旅館は落ち着く。そうい
う年齢なのかもw

素泊まりにしたので、地元の人に教わった寿司屋で
地の魚を楽しみ、朝は伊東駅初の駅弁を始めた、「
祇園」で稲荷寿司を買う。ともに美味。

恩田義則・こどもの写真展

2015-05-06 | photo
5月3日〜5月6日の4日間、Oliveや東京カレンダーなどの
表紙も担当されていた、ファッション写真家・恩田義則さ
んの写真展が近所のカフェギャラリーroom103で開催。

20年前、お子さんが那須のサマーキャンプに参加した様
子を撮ったもの。友だちもたくさん写ってる。当時焼い
たプリントなので紙自体にも時が刻まれている。



たぶん都会っこなんだろう、田舎というか自然のなかで
遊んだ体験が詰まっている。牛に触ったこと、野菜を収
穫したこと、洞窟を掘ったこと、ドロ遊び、ボール遊び
・・などなど。

写生というのかスケッチも併せて飾られてるんだけど、
これがまたいい。写真と絵が混ざり合って展示されて
いる。店主本業の古い家具の配置もさすが。



写真家の恩田さんから話しかけて下さり、当時の様子
を教えていただく。とても気さくな方なんだけど、雑
誌写真家だからだけではない、彼の生き方だと感じる。

1948生まれだから、67歳くらい。彼のサイトを見ると
錚々たる雑誌の表紙を飾ってるし、彼とは知らずに見て
いた写真が数多くある。

店主で古道具LET 'EM INのオーナーでもある原さんが、
こんなところで開催して下さってと、謙遜してはった
けど、人なり場所なりを気に入ればこそ。

廃刊になったマガジンハウスOliveの恩田さん担当ペー
ジのコピーがたくさん置いてある。一冊も持ってないと
は意外。



先月号のGINZAの別冊は おとなOlive。もう昔の面影は
あまりない。でも再度起用された恩田さんの写真は昔と
変わっていない。



近所のカフェcircus店主 セキグチテルヨさんによる喫茶
営業もあってスイーツとコーヒーをおいしくいただく。恩
田さんやお客さんも一緒に話をしたり、おだやかな午後。

毎年恒例「谷川俊太郎+谷川賢作 +ロバの音楽座」

2015-05-05 | music
毎年こどもの日は、谷川俊太郎さん谷川賢作さん親子を
お招きして、 ロバの音楽座とジョイントコンサート。う
れしい楽しい季節行事。

「ことばをあそぶ おとがあそぶ」と題したプログラム
が始まる。マチネは親子の回、ソアレは大人の回。半分
くらいはリピーターだけど、半分くらいは初めて来たお
客というかオーディエンス。

同じ詩や曲はやりたくない、と今年はいじめの詩から。
次々と俊太郎さんがよまれるので会場は静まり返る。風
の音、鳥の声、足音が外から聞こえるだけ。



それに対して谷川賢作さんは、覚和歌子さんと一緒に作
られたピアノやピアニカの弾き語りで合唱曲を歌い上げ
る。俊太郎さんが「なくぞ」の朗読でこたえる;

なくぞ ぼくなくぞ 
いまはわらってたって 
いやなことがあったら すぐなくぞ 
ぼくがなけば かみなりなんか 
きこえなくなる 



賢作さんは去年あたりから音楽をスポーツ(特に野球)で
読み解くことに熱中してて、投手が玉を置きに行くように、
ジャズピアノを弾いてはだめで、間違っていいから戦うよ
に弾くんだと、即興たっぷりにキースジャレットを熱演。

そうしてロバの音楽座も登場。俊太郎さんに「わらべう
た」から詩をよんでいただいた後、曲をつけたものを演
奏。


バリ島の竹楽器アンクルンで「へのへのもへじ」

毎年恒例、近所の立川市立幸小学校校歌。谷川俊太郎さ
ん作詞、林光さん作曲。たくさん作った校歌の中で、ベ
スト5に入ると。

わたしがあすを あきらめたら
あさは もうこない
ぼくがほしを みつめるとき
そらは かぎりない

2番の冒頭はジンとくるんだけど、涙ぐみハンカチをと
りだす人も。俊太郎さんに笛も吹いていただき、合奏し
たり。

 


夢の様な時間。いつまでも続くように、と願う。隣では
カフェもオープンしたんだけど、演奏後のサイン会も笑
いが絶えない。



ギャラリーの空想楽器博物館には谷川俊太郎さんコーナ
ーもあり、いただきものがまた増えている。