やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

荒川弘之さんの赤外線写真

2012-02-03 | photo
写真家の荒川弘之さんをご紹介いただく。
有楽町電気ビルの日本外国特派員協会で。
彼の写真企画展が開催中だった。

初めて行ったけど、アメリカのクラブって感じ。
使い古した明るい木が壁にふんだんに使われ、
いろんな人達の写真が飾ってある。

最上階の20階にあるフロアーは見晴らしがよく、
日が暮れ始めてビルの灯りがつきはじめる。



自然の赤外線を利用した花の撮影がテーマ。
日没後太陽光が地上から消える時に、赤外線
だけが残るって教わる。その光を利用して
スタジオで撮影するそうだ。

まさにこの時分に撮るんやなぁと思う。
赤外フィルターなどで赤外線だけを
取り出して撮影する方法もある。夜の
公園のカップルを撮る写真とか。

彼は太陽光の残像のような赤外線を
自然光として使う。15分もたつとその
赤外線も消えるそうで、そのわずかな
時間に凝縮されるものが作品に濃密に
現れている。



自然の赤外線をフルに活用するためには
デジタルカメラが必須だそうだ。赤外線を
利用したり、削除する撮影は一眼レフデ
ジタルでは可能になってきてる。

その上モニターやファインダーで写り
具合が確認できるそうだ。フィルムで
撮ってる時に、偶然赤外線の写真が
撮れてたそうで、なぜ撮れるかわからな
かったそうだ。

大好きなたそがれ、トワイライトの時に
赤外線が残る十数分も感じる楽しみが
加わった。



写真は彼のサイトから。