やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

Everett Brown さんの湿版写真

2012-02-02 | photo
写真家Everett Brown さんをご紹介いただく。
来日して長い。1988年から定住したそうだから
かれこれ23年か。報道カメラマンでもあるけど、
日本の文化の造詣も深い。それに関連した写真や、
番組企画など幅広い活躍。

千葉房総にブラウンズフィールドと名づけた
大自然の拠点を夫人のデコ中島さんと共同で設立。
そちらで知ってる方も多いかも。


震災地で撮れた湿版写真はBest Photos of the Yearに選定

ボクは知ったのはつい2年前で、松岡正剛さんとの
対談『日本力』という本だ。日本文化について
松岡さんと対談するなんて、その道のプロでも
尻込みしそう。

それがEverett さんが松岡さんを、
日本文化の素晴らしさで攻めるんだから
たいしたもの。めっぽう面白い対談だ。
どっちが日本人かわからない。



彼が最近テーマにしているのが、いつの時代か
わからないように撮る写真だ。今の広がりをヨコと
するなら、未来や過去への繋がりをタテと呼ぶ。
タテのことをやりたいそうだ。

明治時代のレンズを使い、湿版写真を撮ってはる。
現像時に風や空気や水が入り込むことを、ヨシとする、
いや歓迎してはる。



失敗がいいのですよ、と何度も嬉しそうに語る。
焼物に似てるかも思う。

いろんな話しに花が咲いてとても楽しい時間を過ごす。
写真は彼のFACEBOOKから。