わいわいサロン

思いつくまま、気のむくままに綴ってます!

褥瘡(床ずれ)!

2012-04-23 09:23:58 | Weblog

褥瘡(床ずれ)・・・ 寝たきり等身体を動かせない
人が
血行が悪くなり、いつの間にか発症し治るには
随分時間の
かかるやっかいな病気です。

義父の介護でも、この褥瘡には随分悩まされました。
防止用ににエアーマットを借りたり、寝たきりにならないよう

ベッドからリビングに移動して身体を少しでも動かす工夫を
してたのですが、それでも褥瘡を発症し背中、ひざ等3ケ所
にもなってしまいました。

医師からの指示で、傷口を洗浄し患部を清潔にし厚めの
パッドを紙テープで止めた
だけの簡単なものですが、
日に三度の手入れは欠かせませんでした。

本人は認知症も患っていたので、自分の意志表示が
出来ず、
痛かったのかどうか聞くことも出来ませんでした。
(本人は、痛い表情もなかったような気がします)
体位を絶えず、変えるのが一仕事でした。。

又元気な頃から便秘ぎみの人で、座薬を入れて排便を
促します。
薄い使い捨てのゴム手袋をして、義父の肛門
に座薬を挿入すると
便が指に触れる時もありました。
(尾籠な話ですみません)

しかし、そんな下の世話をしていても不思議と、汚いとか、
嫌だと思った
ことはありません。

あんなに元気だったのにと思うと、哀れでなりませんでした。

義父が逝ってから「介護から開放されて、よかったね」と労いの
言葉をかけて下さいますが、手をかけただけに、家族でしか
分からない、思い入れがあり、生きているだけで、ただただ
うれしかったことを覚えています。

「じいちゃん!私と長男の介護、いたらなくて、ゴメンネ
 もう一度介護させてよ!今度はもっとちゃんとやるからね」

とそっと、詫びています。もうすぐ、一周忌になります。