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2016年10月12日(水)
今日は何日ぶりかで、晴れた。
畑に行った。
畑には、昔から植えてある甲州百目柿の木がある。
木はだいぶ古いけれど、今年は割と枝の下側に柿が生っていた。
柿をもぐにはもぎやすい。
これは渋柿で干し柿にする種類だ。
たくさん生っているのになぁ~
と、残念な気がする。
なぜかと言うと、最近は干し柿にしても、カビが生えたりしてだめになる。
昔と違って暖冬だからかもしれない。
去年は、雨が降っていて、さらにだめだったようだ。
我が家では15年ほど前に家を新しくしてから、干し柿を吊るす場所がないので、近所のおばさんにあげた。
おばさんは干し柿が出来たら、少し持ってくるねと言ってくれたが、全部カビで捨てたと言っていた。
残念だった。
干し柿食べたかったのにな。
柿を見ていたら、ちょうど熟していた柿があったので、何個かもいできた。
子供の頃渋柿の熟した柿を何度か食べたことがあるが、
当時は熟した柿より、固い甘柿の様がずっと好きだった。
そのころ、私の祖母はだいぶ高齢で亡くなる少し前だったからか、熟し柿を美味しいと言って食べていた。
きっと歯も悪かったし、柔らかい柿の方が食べやすかったのだと思う。
私が、5歳か6歳の頃のことだ。
今日は、熟し柿を家に持って帰り、切って皿に乗せてみた。
おいしそうだった。
けれど食べる前に写真を撮らなくては・・・
写真を撮った後で、食べたら実に美味しかった。
自然の甘味で適度に柔らかい。
懐かしい味だった。
最近、昔の味が懐かしくなって来た。
私も年を取って来たのかもしれない。