私が子供のころ、まだ4~6歳くらいだったと思う。
時々親戚のおばあさんが家に遊びに来た。
子どもだったので、どういう関係かよくわからなかったけれど、
そのおばあさんがとても好きだった。
今で言うと、70歳前後だろうと思う。
親戚というのはわかっていたが、おばあさんは私の家より、少し離れたもう一軒の家に泊まりに行った。
その家には私より少し年上の女の子が2人いた。
私はおばあさんを家に泊めたかったけれど、おばあさんは私の家にはいこごちが悪いようだった。
あまり私が「おばあさん、おばあさん」と引き留めるので、仕方なくいるような感じだった。
当時母親には「おばあさんはKの家のおばあさんで、咲のおばあさんではない」
と言われた。
当時5~6歳だった私は、ものすごく悲しくなった。
だいぶ後で分かったことだけれど、
私のすきだったおばあさんは私の曾祖母だった。
おばあさんの行っていたKの家はおばあさんの娘の嫁ぎ先だった。
確かにKの家の2人の子どもはおばあさんからは孫にあたる。
でもわたしはひ孫だし、おばあさんと血のつながりがない訳ではない。
当時私を育てた母と、おばあさんの家で複雑な事情があり、来づらかっただけの話だ。
母親からは面白くないので、丁寧に説明したくなかったのだろう。
すごく昔の話だが、すごくすきだったおばあさん。
別に特に優しかったわけでもない。
なぜだろう?
血が引いていたからかもしれない。
時々親戚のおばあさんが家に遊びに来た。
子どもだったので、どういう関係かよくわからなかったけれど、
そのおばあさんがとても好きだった。
今で言うと、70歳前後だろうと思う。
親戚というのはわかっていたが、おばあさんは私の家より、少し離れたもう一軒の家に泊まりに行った。
その家には私より少し年上の女の子が2人いた。
私はおばあさんを家に泊めたかったけれど、おばあさんは私の家にはいこごちが悪いようだった。
あまり私が「おばあさん、おばあさん」と引き留めるので、仕方なくいるような感じだった。
当時母親には「おばあさんはKの家のおばあさんで、咲のおばあさんではない」
と言われた。
当時5~6歳だった私は、ものすごく悲しくなった。
だいぶ後で分かったことだけれど、
私のすきだったおばあさんは私の曾祖母だった。
おばあさんの行っていたKの家はおばあさんの娘の嫁ぎ先だった。
確かにKの家の2人の子どもはおばあさんからは孫にあたる。
でもわたしはひ孫だし、おばあさんと血のつながりがない訳ではない。
当時私を育てた母と、おばあさんの家で複雑な事情があり、来づらかっただけの話だ。
母親からは面白くないので、丁寧に説明したくなかったのだろう。
すごく昔の話だが、すごくすきだったおばあさん。
別に特に優しかったわけでもない。
なぜだろう?
血が引いていたからかもしれない。