昨日は父親の命日だった。
父親が亡くなったのは、数えるともう42年前になる。
何日か前から父親のことを思い出していた。
私が子どもで記憶が残っている限り、
私をとてもかわいがってくれた。
今思うと、珍しい人だなと思う。
小さいころ、どこに行くのにも一緒に連れて行ってくれた。
おかげで、遠くの親戚の人ともかなり知り合いになれた。
農家だったので、畑に行くときも必ず連れて行ってくれた。
畑に行くときは背中に荷物をのせる背負子(しょいこ)を背負い、そのうえに小さな私を肩車にしてのせていった。
これをみた近所のオジサンが、すごい力だねぇ~と驚いていたのを思い出す。
大きくなってから、かわいがってくれたことはわかっていたけれど、
そのほかのことで、束縛されたりしたので、
かわいがってくれたことには、あまり感謝の気持ちがなかった。
私は父親の実子ではない。
父夫婦に子供がいなかったので、昔の農家では困ったらしく、弟の子供を引き取った。
話せばとても入り組んでいるので、ここでは書かない。
成長するにしたがって、私の親は本当の親ではないと、知らず知らずわかった。
我が家が本家になるので、親戚の人の集まりの時など・・・
まだ3歳か4歳の子どもの頃だと思う。
無神経な親戚のオジサンだったと思うが、○○は兄貴の弟の子供だと言っているのが聞こえた。
その時、子供心にものすごいショックを受けた。
胸を刃物で刺されたような気がした。
子どもだって、言われたことはわかる。
無神経なことは言わないことだ。
時代は流れ、
元気だった父親は、がんになった。
何度か入院して、手術をしたりしたけれど、もう余命が少なくなり、
近くの病院に入院していた時のことだ。
看護婦(当時)さんが父親のそばに来た時、
「○○さんは子供さんは娘さん一人ですか?」と聞いた。
父親は「私の親がたくさん子供を産んだので、私にはこの子一人しか生まれなかった」
と答えた。
その言葉を聞いた時、私は涙が出るくらいうれしかった。
私は子どもの頃から、実の親でないことは知っていた。
けれど、父親は私を本当の子供と思っていてくれたのがよく分かった。
私ももう父親の亡くなった年に近くなってきた。
父親が私を大事にしてくれたことに、改めて感謝の気持ちを持った。
気づきが遅く、バカな人間だよなと思う。
だいぶ遅くなってしまったけれど、私を大事にしてくれて、ありがとうお父さん。
父親が亡くなったのは、数えるともう42年前になる。
何日か前から父親のことを思い出していた。
私が子どもで記憶が残っている限り、
私をとてもかわいがってくれた。
今思うと、珍しい人だなと思う。
小さいころ、どこに行くのにも一緒に連れて行ってくれた。
おかげで、遠くの親戚の人ともかなり知り合いになれた。
農家だったので、畑に行くときも必ず連れて行ってくれた。
畑に行くときは背中に荷物をのせる背負子(しょいこ)を背負い、そのうえに小さな私を肩車にしてのせていった。
これをみた近所のオジサンが、すごい力だねぇ~と驚いていたのを思い出す。
大きくなってから、かわいがってくれたことはわかっていたけれど、
そのほかのことで、束縛されたりしたので、
かわいがってくれたことには、あまり感謝の気持ちがなかった。
私は父親の実子ではない。
父夫婦に子供がいなかったので、昔の農家では困ったらしく、弟の子供を引き取った。
話せばとても入り組んでいるので、ここでは書かない。
成長するにしたがって、私の親は本当の親ではないと、知らず知らずわかった。
我が家が本家になるので、親戚の人の集まりの時など・・・
まだ3歳か4歳の子どもの頃だと思う。
無神経な親戚のオジサンだったと思うが、○○は兄貴の弟の子供だと言っているのが聞こえた。
その時、子供心にものすごいショックを受けた。
胸を刃物で刺されたような気がした。
子どもだって、言われたことはわかる。
無神経なことは言わないことだ。
時代は流れ、
元気だった父親は、がんになった。
何度か入院して、手術をしたりしたけれど、もう余命が少なくなり、
近くの病院に入院していた時のことだ。
看護婦(当時)さんが父親のそばに来た時、
「○○さんは子供さんは娘さん一人ですか?」と聞いた。
父親は「私の親がたくさん子供を産んだので、私にはこの子一人しか生まれなかった」
と答えた。
その言葉を聞いた時、私は涙が出るくらいうれしかった。
私は子どもの頃から、実の親でないことは知っていた。
けれど、父親は私を本当の子供と思っていてくれたのがよく分かった。
私ももう父親の亡くなった年に近くなってきた。
父親が私を大事にしてくれたことに、改めて感謝の気持ちを持った。
気づきが遅く、バカな人間だよなと思う。
だいぶ遅くなってしまったけれど、私を大事にしてくれて、ありがとうお父さん。