■オススメ曲■
2曲目 "Tailspin" / 3曲目 "All The Right Reasons" / 4曲目 "Save It For A Rainy Day"
通算7枚目。現時点(2011年6月)ではラストアルバムとなる作品です。プロデューサーにEthan Johns、エグゼクティブ・プロデューサーにRick Rubinを迎え、さらにはChris Stills、Matthew Sweet、Jakob Dylanなどがバックコーラスで参加しています。。
名盤「Tomorrow The Green Grass」を発表後、Mark Olsonが脱退したThe Jayhawksはロックっぽくなったり打ち込みを使ってみたりと試行錯誤の繰り返しだったような気がします。でも最後に辿り着いたこのアルバムにはオルタナティブ・カントリーだとかそういうジャンルの枠を超えた、普遍的な音楽としての "うた" が溢れていて涙腺がやられっぱなしです。。
この時期のThe JayhawksはGary Lourisが中心となっているのは間違いないんですが、今作ではドラムのTim O'Reaganの存在が大きく感じられます。コーラスパートではMark Olson無き後のGary Lourisのパートナーとして申し分の無い働きで、自身でメインボーカルをとる自作曲も2曲収録。その成果は後に発売される彼の唯一のソロアルバム「Tim O'reagan」に結実しています。。
当たり前ですがMark Olson在籍時の音とは少し離れています。もしかしたらバンド名を変えて発表してたらもっと評価が高かったかもしれません。でも "哀愁" だとか "郷愁" だとか、そういった言葉から想像するロックミュージックの1つの極致だと個人的には思います。Gary Lourisによる良い歌、メンバー全員によるハーモニーと必要最小限のアレンジ、Ethan Jonesによる生っぽさを活かした音作り、シンプルながら印象的なジャケット・・・全てが上手くハマった文字通り雨の日に聴きたくなるアルバムです。。
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