■オススメ曲■
2曲目 "I Believe She's Lying" / 3曲目 "Meaningless" / 11曲目 "Voices"
一言で言うなら「コイツ最強か?」ってことでしょうか。笑 プロデュース業、ゲストプレイヤーとしてのレコーディング参加など数々の仕事をこなし続けるJon Brion。そのジャンルもPop、Rockはもちろんのこと、Jazz、Hip Hop、映画音楽と多岐にわたります。そのどれもが高水準。そんな働き者ぶりを長年続け、もはやアメリカの音楽界には無くてはならない存在であることは間違いありません。。
そんなJonの今のところ唯一のソロアルバムが本作「Meaningless」です。水色のジャケットに白字で名前とタイトルが書いてあるだけのシンプルなデザインは、如何にもThe Beatlesのホワイトアルバムを思わせます。。
曲によってはEthan Johns、Jack Joseph Puig、Jim Keltner、Benmont TenchにGreg Lieszと各方面の大御所を迎えてはいますが、元々何でもこなせるアーティストなので、基本的には全てを1人で作り上げていると言っても良いかなと思います。。
肝心の内容に関しては、一聴するとシンプルでクセの無い楽曲が並んでいます。でもポイントはキッチリと押さえたアレンジが施されていて、押すところと引くところのバランスが絶妙。耳にスッと入ってくる珠玉のポップミュージックで溢れているんです。あとJonの声が良いですね。インパクトが無くて細い声と聴こえなくもないですが、この透き通った声が僕は好きです。もっと自分で曲を書いて自分で歌ってほしいんですが。。
ちなみに最後に収録された曲 "Voices" はCheap Trickのカバー。これがまた原曲のドラマチック感をさらに増大させたような大曲に仕上がってて涙。。
ソロ2作目を熱望してるファンは数えきれない程いるんじゃないでしょうか?手っ取り早く彼のソロ音源を聴こうと思えば、映画のサントラですね。「Magnolia」(2000)、「Punch-Drunk Love」(2003)、「I Heart Huckabees」(2004)、「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」(2004)、「Synecdoche New York」(2008)、などがあります。サントラなんでインストが多いですし他のアーティストの曲も収録されていますが、アルバムによってはJon自身が歌っている曲もあるんで、現在進行形のJon Brionが気になる方は要チェックです。。
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