コロナウイルスに対してどう向き合うか、情報をどう扱うかのヒントを得られればと思って、元大本営参謀だった人が書いた掲題の本を読んだ。
司馬遼太郎が陸軍参謀を腹の底から嫌っていたのに影響を受けているのかもしれないが、所々ににじみ出る著者の自閉症スペクトラム的に空気を読めていない承認欲求(自慢)が鼻についてしまって、イラつきながら読んだ。原爆を搭載したB-29の意図を察知できなかったから後悔してるとか出過ぎた真似なんだよ。裏返しに俺はコードネームの違うB-29を察知はしてたぜって自慢したいんだろ。そんなのばかりで気持ちが悪い。所々ヒントになるような記述もあったが、総じて薄っぺらい印象だった。