中山秀征道について何か書こうと思っていたがベルマーレが0-6でぼろ負けしてしまってどうでもよくなってきた。一応ヒデちゃんレベル5に上がったことだけ記録しておく。例えるなら夢がモリモリが番組改編期に特番組まれてそこそこ視聴率をとったのを編成局長にねぎらわれたところで図に乗らないでいることでレベルをアップしたと。地に足付けたキックベース。ただまだレベル5なので、花田勝がテレビに出てくると即チャンネルを変える程度に、こだわりが抜けきっていない。
YoutubeでオフコースのI LOVE YOUという曲を聴いて、サビのコーラスのところが脳内をマッサージされているような気持ちよさだった。いままでオフコースをちゃんと聴いたことがなかった(むしろ敬遠していた)が、こんなにいい曲あったのかと驚いた。
サビのコードを調べたらメジャーセブンスだった。私が好きになる曲はメジャーセブンスばかり(ユーミンの二人のストリート、808STATEのパシフィックのストリングス、PSYSのWOMAN・Sのピアノイントロ、佐野元春のミスターアウトサイド、などなどなどなどなどなど)なのでまたかと思った。
毎週日曜日の午後2時からフジテレビでやっているザ・ノンフィクション。
競馬の前にこれをやることでギャンブルで身を持ち崩すのを抑える役割があるのかどうかはさておき気が向いたときに見ている。
今週のノンフィクションは半グレを作った男の話。今は更生している。すごーーーく内容が濃くて印象に残った。一方先週はレンタルなんもしない人を取り上げたらしいがこれは見なかった(ネット上で若干盛り上がってた)。
半グレの人は中国残留孤児で、レンタルの人は日本人。濃さのレベルが全く違うのが何かを現していると思う。
20年前のノンフィクションでは日本人も濃かった。秋葉原で段ボール回収をする渡辺さん(仮名)をとりあげた「2円の街が呼んでいる」は圧倒的に濃かった。もう何十年も帰っていない岩手の実家に帰った時のいたたまれないやりとりを今でも覚えている。
ドキュメント72時間はここ7,8年NHKが作っているドキュメンタリー。やたらと人の悲劇話を掘り起こそうという姿勢が若干気になるけども、国道16号線沿いの人のひたすら取り上げる企画とかほんとリアルでよかった。
ノーナレもNHKのドキュメントで、最近放送された川崎South Side Rapの最後のラップと映像はめちゃくちゃかっこよかった。最後のラップを作った人も在日韓国人2世の人だった。ノンフィクション番組で知る、在日中国人や韓国人の抑圧。最後の映像はこの在日2世の人がラップを教える日本人の若物が作業着を着て自転車にのって通勤する映像から始まって最後ラップは突然カットからの川崎の工場煙突の煙とノイズで終わるかっこいい演出だった。これは隔離されたディープコミュニティのストーリー/一人一人が自分なんて確立できずに/ひずんだ社会の隙間持たざるものの文化」
自己欺瞞を減らすっていうのはいきなりできるものでもなくて、徐々に段階を踏んでいくものだと思うし徐々に改善していけばいいと思う。
私自身の自己欺瞞を思い出した。私は中学~大学に至るまで定期テスト前になると必ず「なぜこの勉強をしなければならないんだ」と考える時間が多かった。これってなんの意味があるの?ということをひたすら考えた。生きる意味だとか哲学だとか、そういう路線に思考が行きがちになる。できもしない壮大な理想論(そもそも論)を組み立てて、その理想に対し目の前のハードルは取り組むに値しないと結論付ける。
今振りかえるとこれって勉強しなくていい自分、苦手なものをやらなくていい理由を正当化するための自己欺瞞でしかなかったとわかる。
登山の例で例えると、自己欺瞞の場合はこうなる
・山なんか登って意味があるのか?だいたい登山道がよくわからないじゃないか。ちゃんと頂上まで登れることを保証してくれよ誰か
・標高が高いところは空気が薄くて余計に疲れるし病気になるかもしれない
・落石があったらどうするんだ
・エベレストに比べればこんな山登っても価値がない
・協力体制が整っていないと登るだけ損だ。水はあるのか?食料はあるのか?
・私のような高尚なことを考えもしないで何も考えずに登りだすあいつらはバカだ
などなど
自己欺瞞が無い場合はこうなる
・まず一歩登ってみよう。途中まで登ると違う景色が見えるので、次の経路もそこで見えてくるだろう
・標高が高いところまで登る過程で体が慣れて空気の薄さも苦にならなくなった。(長期間で考えると)体力がついたのでだんだん平気になってきた
・落石が起こりにくい経路はどこだ?
・いきなりエベレストはそりゃ無理だな。自分の実力だとまずこの山から
・まずは一人で登れる範囲でトライしよう。今はまだ山の魅力がわからないが(登ってないのだから当然)、いずれ魅力を感じることができて、更にそれを共感できる仲間と出会えたら協力して次のステージにいこう
・考えすぎて一歩踏み出せないのは何もしないのと同じだ。まずは一歩進もう。景色が変わってまた違う環境で考えも変わるし。
集団で何かをしようとするときにこの自己欺瞞が発動すると周囲の足を引っ張ることになる。自覚なしに(本人は高邁な理想を語っているつもり。自己正当化してんだからそうなるよね)。自己欺瞞を徐々に減らしていくことで物事が動きだし周囲も前向きに動けるようになる。少なくとも勢いがつく。
次期盆栽スタジオ計画立案にあたり、まず今現在のスタジオ環境を振り返ろうと久々にシーケンスソフト(今はDAWって呼ぶのかな)CUBASEを立ち上げた。
次期盆栽スタジオではオーディオサンプルをスライスしてmidiにアサインする(以前Recycle!というソフトでできた機能)をやりたいと思った。で、ちょっと調べてみると、そんなことはすでに今持っているCUBASE5でできることがわかった。いままでできないと勝手に思っていた(RecycleとかVSTのサンプラーソフトを買わないとできないと思っていた)のでかなり驚いた。声がでた。できるんか!
これは、ちょっと前にデジタル一眼レフカメラのISO感度を100にしっぱなしで撮影してたのに似ている。いったん落ち着いてマニュアル読んだり設定見直せばできんじゃんか。取り組み方が雑だった。