3月にやった順位予想とその結果振り返りを、精いっぱい”知った風な感じ”で書いた。
【優勝予想:セレッソ大阪】
優勝はセレッソと予想。奥埜と鈴木徳真に加え日本3大O脚Jリーガーの一人原川が怪我から帰ってくる安定した中盤に、レオセアラが加わった攻撃もいい。上門は今年ブレイクするかもと勝手に期待している。GK含めディフェンス陣のメンバーの入れ替わりも少ないのでシーズン序盤からいい成績で進められるのでは。
【セレッソ大阪結果:9位】
予想を大きく外した。安定した布陣でスタートしたが、シーズン序盤に予想外に結果が出なかった。期待していた上門は途中から使われなくなった(シーズン後半にまた使われ出したが)のは、なにか足りないところがあるのだろう。原川はボランチで使われるのが嫌でFC東京に移籍したようだが東京でもボランチをしているのはなんなんだ。奥埜が怪我で抜けたのも痛かった。
ダイナミック毎熊が日本代表に選ばれたのはよかった。北野はFWとしてはいい人過ぎるきらいがあるので、J2修行に出るとよいと思う。
【2位予想:柏レイソル】
2位予想は柏。椎橋頼みだった中盤に高嶺が入って守備が安定することで前線のサヴィオがより躍動するのでは。仙頭が来て京都橘コンビが柏で再現し、山田康太も中村慶太も足元上手なので今年の柏は見てて楽しそう。
【柏レイソル結果:17位】
予想大外れ。足元がうまい選手をよかれと思ってたくさん集めるサカつく補強は現実には通用しないということがわかりました。DFが厳しかった。川口が。立田も肝心なところでポカ&レッドするのは柏に来ても変わらず。片山はポジショナルプレーで配置で勝つやり口なら川高の頭脳を生かして力を発揮するが、ネルシーニョ・井原のクラシカルなスタイルで個人の質で勝負となってしまう戦い方だと結果を出しにくかったのだと思う。右SBが枯渇しており、更にポジショナルやりたいだろうクラモフスキー監督のFC東京が片山を獲得する、と予想してみる。
【3位予想:サンフレッチェ広島】
3位予想はサンフレッチェ。満田が去年並みの活躍をしたら途中で海外移籍してしまうかも。森島は二桁得点してほしい。
【サンフレッチェ広島結果:3位】
予想的中。満田の怪我が痛かった。また10番の森島が名古屋に出るとは思わなかった。代わりに来たマルコスジュニオールが移籍当初は大活躍したがシーズン終盤に試合に出なくなったのは怪我なのか、ほかに理由があるのか。マリノスでも今年はあまり試合に出ていなかったので何か理由があるのかもしれない。
【4位予想:横浜Fマリノス】
4位はマリノス。喜田とナベコー(四千頭身に似ている)の中盤に、外人部隊+西村で点をとる。岩田が抜けたことに加え小池(龍)が怪我のようなので、シーズン序盤は守備不安定になるかもと思い4位と予想。
【横浜Fマリノス結果:2位】
予想通り外人部隊が強力だった。四千頭身ナベコーもシーズン通していいリンクマン(強化版兵藤)だったし、宮市は予想通り決定機をことごとく外した。来シーズンは外人部隊が残留し、小池が戻ってきて、ボランチに鳥栖の河原あたりを獲得すれば優勝いけるのでは。
【5位予想:川崎フロンターレ】
5位予想はフロンターレ。もっと順位を下に予想しようと思ったが、昨日テストマッチで鳥栖に大勝したようなので5位にした。ダミアンと小林悠が怪我のようなので、宮代が点をとれるかどうか。瀬川は湘南でいい働きをしたとはいえ点をとるところはノーゴール師匠化していたのでどうなるか。
【川崎フロンターレ結果:8位】
宮代がダミアンと小林の代わりになれなかった。瀬川は使われた時は点をとってそこそこ活躍した。脇坂が良い選手だと感じたシーズンだった。
【6位予想:FC東京】
6位予想はFC東京。DFからのビルドアップに課題があると思っているのだけどそこの補強がそんなになかった。鳥栖から小泉が来たがビルドアップに影響あるかというと微妙。松木と小泉が中盤で走って死んでをやって、前線の外人傭兵部隊で点をとるイメージ。アルベル監督はこういうことをしたかったのではないのでは。
【FC東京結果:11位】
ファンサカで選ぶ度に渡邊凌磨が拒点力を発揮。駒井、関根、岩崎の拒点力トリオの一角だった岩崎が抜けた代わりに渡邊凌磨と宮市を加え、拒点力カルテットにするかと思ったが岩崎が戻ってくる気配なので拒点力クインテットにしようと思っている。
夏に原川が来て、松木とのダブルボランチになってから良くなったと思う。アルベル監督時から監督の狙いと強化部の動きがちぐはぐな印象があるが、来年はどうなるんだろう。
【7位予想:湘南ベルマーレ】
7位予想に湘南ベルマーレ。昨年終盤に茨田のアンカーがはまったが、茨田が怪我で離脱とか調子を落とした時にどうするか。昨年IHで使われることが多かった永木が今年はアンカーのようなので期待している。守備は茨田より強度が高いしパスの質も茨田に匹敵すると思うので、動きすぎなければめっちゃいいアンカーになると思う。
【湘南ベルマーレ結果:15位】
予想時にアンカーのことばかり書いたが、アンカーがキーだった。永木を期限付きで徳島に出すのは百歩譲って受け入れるとして代わりのアンカーはなんだったんだ。なんだったんだよあれは。出場保証??。ビルドアップ時にアンカーがボールから逃げまくるため実質10人対11人の試合になってたシーズン中盤。個人名は出さない。
選手はみながんばっていたが、特に阿部とキムミンテのおかげで残留できたと思う。あと田中聡。ありがとう。
【8位予想:名古屋グランパス】
8位予想は名古屋グランパス。浦和から移籍したユンカーは長谷川健太サッカーに合うと思うので、ファンサカで選ぶことが多くなりそう。
【名古屋グランパス結果:6位】
予想通りユンカーは健太サッカーに合っていた。移籍により戦術マテウスができなくなってから苦しい試合が続く。来年森島はボランチで使ってもらいたいがおそらく無理だろう。
【9位予想:浦和レッズ】
9位予想は浦和レッズ。監督が変わり、どういう戦術になるのかわからない。ポジショナらないのであれば帰ってきた興梠が松尾の穴を埋める以上の働きをするかもしれない。岩尾がんばれ。
【浦和レッズ結果:4位】
スコルジャ監督が当たりだった。岩尾がずっと使われて、ACL優勝できてよかった。ACL決勝のアウェー戦で、選手達が明らかにアウェーの空気に飲み込まれ萎縮する中、明本が北関東チンピラスタイル(いつでものど輪にいく構え)を発動し一人気を吐いてて頼もしく感じたのが印象に残っている。
【10位予想:京都サンガ】
10位予想は京都サンガ。海外サッカーで一流の選手のプレーを見るのもよいが、Jリーグで京都の中盤の武田、福岡、川崎、平戸あたりに注目してみるのが私なりのJリーグの楽しみ方と思っている。三竿がチョウさんの下で2014の頃の輝きを取り戻せるかも注目。あ、三竿と平戸がくるということは松田天馬のふんわりコーナーキックの場面が減って、セットプレーの得点が増えそう。
【京都サンガ結果:13位】
今年着目して見ていた若手中盤選手の中では、川崎が最後までコンスタントに試合に出ていた(一度日本代表にも選ばれた)。平戸はあまり出なかった。FWは途中から加入した原も良かったが、豊川がガンダム並に活躍した。
パワハラ以降のチョウさんはケレン味が良くも悪くも無くなったので、京都のサッカーを見ていても「これがチョウさん」というスタイルはあまり感じられなかった。元々戦術で勝つというよりは、かつての天才選手がチョウさんの下で復活する、というのが醍醐味の核なんだと思う(私にとって)。
【11位予想:鹿島アントラーズ】
11位予想は鹿島アントラーズ。11位と予想したが、選手層は厚い(日本3大O脚Jリーガーの一人鈴木優磨、10番荒木、8番の嵐の相葉君、二時間ドラマ犯人顔の仲間、強盗犯顔のピトゥカ、帰ってきた植田、などなど)ので、優勝争いに加わってもおかしくない。
【鹿島アントラーズ結果:5位】
一時は監督解任かというところまで落ちたが、選手の質で勝つ開き直り442サッカーで持ち直し順位を上げた。垣田は湘南戦で怪我させてしまい申し訳なかったです。佐野海舟は牛島さんの目にかかって引っ張ってきたのか、そうでないのか、わかりませんが。
【12位予想:サガン鳥栖】
12位予想はサガン鳥栖。昨年は、毛穴すっきりパック並みに選手がごっそり抜けたにも関わらず好成績を残したのはサカナクションに似ている川井監督の采配と、福田・小泉のボランチの強度が高かったおかげと思う。今年小泉が抜けた中盤の強度がどうなるか。実は森谷、手塚などの線が細くて技術のあるボランチ、堀米、本田など足元うまい選手がいるし樺山くんも来たので、サカナクション監督が今年どういうチーム運営をするのか注目してみる。
【サガン鳥栖結果:14位】
熊本から獲得したボランチの河原が気の利いたプレーをするので唸って見ていました。線の細い技巧派ボランチ手塚とのコンビが成立するのも河原のおかげと思う。
岩崎は見るたびに「この人の顔はお母さん似なんだろうな」と思っていたが、今年は表情がシュッとしていてお母さん似には感じませんでした。
チームの規模や選手層は柏レイソルと同程度なのに順位が上なのはサカナクション監督の力量と思う。
【13位予想:ヴィッセル神戸】
13位はヴィッセル神戸。斎藤未月が練習でイニエスタ選手にケガさせないことを祈っています。あと井出遥也が再びJ1でどこまでやれるか。
【ヴィッセル神戸結果:優勝】
13位に予想していたヴィッセル神戸がJ1初優勝。吉田監督で優勝できると思っていなかった、失礼しました。大迫と武藤よっちが凄いのはわかっていたけども、佐々木が想定以上によかった。井出遥也はJ1でいまいち活躍できなかったが、優勝を決定する試合で点を決めたのでよかった。
斎藤未月はこれまで神戸に足りてなかった強度をチームにもたらし予想以上に効いた。シーズン開始時には味方のイニエスタを練習中に怪我させないかと心配していたが、未月自身が大けがするとは思わなかった。
未月トトモニはわかるけども、当該接触プレーの相手だったサチローも昨年横浜FMの松原にがっつりやられて骨折で(足首ぷらーんってなってた)1年棒に振った選手だし、松原に比べたら相手をケガさせるような意図は感じられない接触だったので、あまりクローズアップされるとサチローのことが気になってしまう。広島の満田のひざを壊した福岡の小田のプレーのほうがひどかったろう。
【14位予想:アルビレックス新潟】
14位予想はアルビレックス新潟。今は会社を辞めてしまった新潟出身の同期に出す年賀状に本間君を湘南にくださいと毎回書いてきたが、今年は三戸君をくださいと書いた。
【アルビレックス新潟結果:10位】
三戸君もよかったけど、伊藤涼太郎がドラマだった。ドラマだったので海外移籍してしまったが、伊藤が抜けても大崩れしなかったのは松橋監督の力量のおかげと思う。ボランチの島田は良いプレーすると思って見ている。秋山もたまにファンサカで選ぶ。
【15位予想:横浜FC】
15位予想は横浜FC。J2オールスターとまでは言えないが、小川航基、高井和馬がどこまでJ1でやれるかを見るロマン。あとヴィッセルの井出と同様、井上潮音にも注目している。
【横浜FC結果:18位】
小川航基がシーズン途中で移籍していなければ降格回避できてたのだろうなあ。井上潮音はキープ力と展開力が高くJ1で戦えるボランチになったと思う。
先週の降格直接対決の湘南戦で負けた後に四方田監督が湘南ベンチのところまできて「ヤマ!ヤマ!おめでとう、いいチームだな。 」と話したエピソードは印象が良かった。こういう良い印象は湘南ファンの多くが何年も覚えているので、長い目で見て四方田さんにとってちょっとプラスになると思う。
【16位予想:ガンバ大阪】
16位予想にガンバ大阪。ポヤトスサッカーは大阪に合わないと考えこの順位で予想。ヴィッセルの井出、横浜FCの井上とともに、元ベル有望株の山本理仁がどこまでやるかに注目してみる。
【ガンバ大阪結果:16位】
予想通りポヤトスサッカーは大阪に合わなかった。監督のやりたいことと選手構成が合ってないのだと思う。ファンサカで一番選手を選びにくいチームだった。注目していた山本理仁は特に活躍することもなくシーズン途中で海外移籍した。
【17位予想:アビスパ福岡】
17位予想はアビスパ福岡。J2有望株がJ1でどこまで通用するかを期待して見る枠の平塚選手に今年も注目している。あとFC東京から移籍の紺野も良い選手と思う。でも上位は目指せないだろうとみて17位で予想。
【アビスパ福岡結果:7位】
予想が外れ7位躍進&ルヴァン優勝。長谷部監督のマネジメントが良かったのと井手口の存在がでかかったんだろうなあ。注目していた紺野は予想以上にブレイクした。
一方で平塚は井手口が居たこともあり試合にほとんど出なかった。私は平塚のような線の細い技巧派ボランチが好きだが、このタイプは受難の時代を迎えている。アルディージャの大山やヴィファーレンの秋野は自由契約になった。このタイプは鳥栖の河原のような選手とセット起用が不可欠なんだろうなあ。
【18位予想:コンサドーレ札幌】
18位予想はコンサドーレ札幌。高嶺が抜けた穴が大きいだろうということと、ミシャ戦術が末期で途中で監督交代があるのではないかとシーズン開幕前から感じてしまうので最下位で予想した。
【コンサドーレ札幌結果:12位】
京都の金子と共に「日本ナチュラルダーティープレー界」の双璧をなす荒野がボランチをつとめ、予想と異なり高嶺が抜けても大崩れしなかった。シーズン中盤まで金子・浅野・小柏の3人の質的優位で下駄を履いて有利に試合を進めていたが、金子が移籍してから下駄を履くことができなくなり厳しくなった。
矢野貴章と共に「フルネームで名前を呼びたくなる選手」の双璧をなす岡村大八がセンターバックとして成長したと思う。