松本清張の日本の黒い霧を読んでいるが、戦後しばらくの日本はアメリカに翻弄されていたということがわかる。
先日細野晴臣のヒストリーを紹介するテレビ番組を見た時、細野さんは子供の頃FENから流れてくる音楽に強く影響されたと語っていた。細野さんの音楽はアメリカの影響を多大に受けている。私たちの世代、ましてや今の子供達の世代とはアメリカからの影響の大きさが全く違うのだろう。
最近昔の車のCMをyoutubeで見ている。過去の車のCMを見ていて思うのがやたらと外人が出てくる事。70年代、80年代になっても欧米へのあこがれみたいなのが強く残っていたんだなと思う。最近は欧米信仰も減ってきてるから車のCMで外人出てこないよな、と思ったら今のエクストレイルのCMで相変わらず外人が運転してた。。ふ、ふらんす人か?
以前と比べて相対的に日本人に与えるアメリカの影響が小さくなっており、このことがネット右翼が増えてきた背景にあるのだと思う。
政府や外務省には依然としてアメリカの都合の影響が色濃く残っているのに対し、国民側はアメリカの影響が小さくなっている。特に若い世代は。で、これ(影響の薄さ)を利用するために18歳まで選挙権を持たせて(安全保障の裏にあるアメリカの都合を隠しながら)集団的自衛権の法案を通しちゃう腹づもりだろうか。岸田秀言う所のペリー開国以来の精神分裂状態が深く潜って続く。
昔は色濃く残っていたアメリカの影響と、今はそれほど影響がないことを頭の片隅に入れながら日々暮らしていこう。