筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

高野善兵衛さん 再び来訪

2012年05月18日 | 活動報告

速報

5月17日(木)に行われた自然体験学習の模様が
NHKで放映されました。
関城西小学校のお子さんが、
里山会員のアドバイスを受けながら野草を探し、
保護者の方々がその場で天ぷらに。
子どもたちの歓声がきこえていました。

残念ながら、NHKのページは最新のものに更新され、
里山の記事はもうありません。

いつでも見られると思って、記事をプリントしそこねて
がっかりしています。
もし、
プリントアウトできた方がいらっしゃいましたら
おおくぼまでお知らせください)


<以下、善兵衛さんの話題をどうぞ>

炭窯作りをご指導いただいた
高野氏が
去る5月13日に五郎助山においでになり、
炭焼き窯への火入れを行ってくださいました。
今回は奥様もご一緒です。

そして、何と今回、
自作の俳句の句碑を寄贈してくださいました。
句碑の除幕に必要な布やひもや
おもちまで持参

 

除幕を待つ句碑


…と無心に遊ぶ子ども???

             
           いやこれは、炭部会のチーフじゃないか!

 

気を取り直して

除幕式の始まり始まり。

左側に巨大なこけしが見えますか?
これも高野さんの作品。
俳句にも登場します。

 

高野さんのご挨拶

 

  いよいよ除幕。いきますよ

 

 パチパチパチ

 

作者の解説

 

     こけし待つ

         若葉にけむる

            子らの声

  「けむる」は炭焼きの煙にけむる、ということだそうです。
 

  炭焼きの煙たなびき、
  子どもたちの声が響き渡る
  若葉の季節の五郎助山の情景が
  うたわれています。

参加者にお餅が配られました。池で遊んでた子にもどうぞ。

 

 

途中、お茶を飲んだり、

  高野さんのお土産?の自家製小麦粉のおうどんをいただいたり。
  除幕式のために急遽集まった会員たちは
  お料理に、おしゃべりに、おいしいひとときを過ごしたのでした。
   

 

おしゃべりの中で聞いた福島のこと。

高野さんは、福島県のとある町の議員さんもなさっています。
この日は、線量計を持参されていました。
五郎助山は0.05マイクロシーベルト。
一年前の0.08マイクロシーベルトより減っています。

しかし、福島では、除線しても除線しても
すぐにもとに戻って、高い値が出てしまうとのこと。

自然の恵み豊かな地で
おいしいタラの芽も、コシアブラも
食べられません。

畑を作ることもできません。

炭も焼けず、火の入らない炭窯は
自然に崩れつつあるとのこと。
五郎助山で焼いた炭を「輸出してほしい」という高野さんの言葉を
私たちは、深く心に受け止めました。

 

火入れをした五郎助山の炭窯は
この日、赤々と炎を上げていました。

 

炭を焼きつつ、新しい窯を乾燥させる工程です。
炭が焼き上がれば、窯も完成。

 

 

このころ雑木林では、
木の洞で
ミツバチがお仕事中

           

花も応援しています

            

 

 

 

コメント (4)
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