筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

第2回わんぱく自然塾 雨も楽しい!!

2015年06月14日 | 自然体験活動

第Ⅲ期第2回わんぱく自然塾を行いました。

朝のうち,雨,

のち雨は上がるという予報に楽観して予定通り開始。

 

始めの会

 

今回は,植物観察とネイチャーゲームがメイン。

植物観察は,当会会員で自然観察指導員の

木村さんが講師です。

 講師紹介

 

早速観察開始。

ヒメジョオンとハルジオン

ハンゲショウ 

 コムラサキ

 

このあと,池のそばでネジバナを観察していた最中に

まさかの土砂降り。

五郎助庵の屋根の下に避難しました。

雨でも遊びたい・・・

 

たいてい,雨のときは行事が延期になるので,

雨の五郎助山はスタッフにとっても珍しい出来事です。

 

囲炉裏の部屋で,植物解説続行。

 

その一角で,ビニールシートを敷いて

ピクニック?!

 

雨の日のお子さんたちの発想は

本当に楽しいものでした。

 

あれ?どこ行くの?

 

雨水がどこにいくか,たどってみたそうです。

 

合羽に長靴の完全防備。お見事。

 

雨上がり。

休憩&自由時間。

興味があったら,ハスの葉っぱを観察してみて,

と呼びかけたら,みんなで池に繰り出しました。

葉っぱを揺らすと滴も揺れる。

大きく揺らすとはじけて散って・・・

 

こちらは,池の泥水で実験

はじけるかな?

 

「きれいなクモがいるよ」

お子さんたちに囲まれて,照れくさそうなクモ

大変!!ゆきじいがクモの餌食に・・・

 

 

樹から落ちる滴を,ハスの葉で受ける遊び。

おもしろそうです。

  ゆきじい,熱中  

 

葉っぱが落ちちゃった・・・

 

  帽子 

 

くるくる回るよ。

 

   大きな竹トンボ 

 

いやはや,お見事です。

ハスの葉だけで次から次へと遊びが展開。

 

休憩後は,ネイチャーゲーム。

「ノーズ」や「きこりの親方」などを楽しみました。

「キツツキ」のときに,

実際にキツツキがあけた穴を観察。

  

私はこのあと早退しました。

ネイチャーゲーム,楽しかったかな?

 

次回のわんぱく自然塾は8月です。

 

 

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植物観察会 part3

2015年06月09日 | 自然体験活動

<お知らせ>

10匹ほどと少な目ですが,

五郎助山のホタル川に

今年もゲンジボタルが飛んでいます。

ホタルは光でメスとオスが交信します。

車のライトや懐中電灯のあかりに混乱することがあるので,

お越しになるときは,

過剰な光を当てないよう,

ご配慮いただければ幸いです。

 

大部分のホタルは,

スタッフが自宅で育てた幼虫を放流したものです。

多くのホタルを育てるには餌のカワニナもそれだけ必要となり,

環境への影響も懸念されます。

数は少な目ですが,

スタッフの一年間の努力と苦労の結晶ですので,

ゆっくりお楽しみいただければ幸いです。

 

さて,5月31日に行われた植物観察会では,

たくさんの身近な植物を観察しました。

その最終回です。

 

<クサノオウ>

茎を手折ると,

切り口から黄色い汁が出ます。

皮膚につくとかぶれるそうなのでご注意を。

 

<アメリカフウロ>

 

種がはじけると,かわいらしい形に。

        →  

 

ゲンノショウコのアメリカ版で,

薬効(おなかのクスリ)もほぼ同じだそうです。

小幡先生が植物の名前を紙に大きく書きながら

説明してくださいました。

 

<カラスノエンドウ>

カラス+ノエンドウ

カラスのように真っ黒な実がつきます。

花は早春に咲きます。

私は若い芽を摘んで,天ぷらにして食べるのが好きです。

 

<ドクダミ>

名前のイメージとは違い,花は白くてきれいです。

様々な薬効があり,「十薬」とも呼ばれています。

 

小幡先生の丁寧な解説をずっと聞いていたかったのですが,

植物採取の時間が迫っていたので,

ここからは急ぎ足。

 

五郎助山の貴重な植物,

キンラン,ギンラン,サイハイランなどを写真でご紹介しました。

 

ちょうど咲いており,観察できた

クモキリソウ

 

フタリシズカ

 

ウグイスカグラの赤い実を試食

うっすらと甘いかな?あまり味がしないな~~~の声。

(鳥は大好きな実です)

花は早春。

 

 

クサイチゴのまっ赤な実,1個発見。

参加者代表の方に味見していただきました。

花は白。

 

今回候補にあがったものの,

時間の関係で観察が見送られた

クチナシグサ。

実がクチナシの実にそっくり。

 

参加者の皆様,たくさんの植物を観察・採取し,

天ぷらとおにぎりとお新香を食べて,

お腹いっぱいになっていただけたでしょうか?

 

秋も植物観察会を予定しておりますので,お楽しみに。

 

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春の植物観察会  part2

2015年06月05日 | 自然体験活動

茨城県自然博物館の

小幡和男先生を講師にお迎えしての植物観察会。

 ヤマボウシ

コナラ,クヌギ

全体の流れは前回ご報告した通りですが,

今回は観察した植物の中から

特に面白かったものについて特集します。

 

<観察した植物>

ヤマボウシ,ハナミズキ
クヌギ,コナラ(芽生え)
ハルジオン(春紫苑),ヒメジョオン(姫女苑)
コモチマンネングサ
ミント
ハス
オオカワヂシャ
クサノオウ
アメリカフウロ
カラスノエンドウ
ドクダミ
クモキリソウ
ヤマウグイスカグラ
クサイチゴ  など

 

 

<ハルジオン(春紫苑),ヒメジョオン(姫女苑)>

写真を撮りそびれました

道端でよくみかける草ですが,

見分けるのに少々苦戦します。

小幡先生に教わった見分け方

1 咲く時期 
    ハルジオンは春,5月いっぱい
    ヒメジョオンは春から10月

2 葉っぱ
    ハルジオンは茎に巻きつくようにつく
    ヒメジョオンは巻きつかない 

3 茎の断面
    ハルジオンは空洞あり
    ヒメジョオンは空洞なし 

ハルジオンで,紫がかった花が咲くものをみかけますが,

それで名前が春「紫」苑なのかな?

    
<コモチマンネングサ>  

池の端から黄色い小さい花をつけた草を抜いてきた小幡先生,

「これをよく見て,何か気付いたことある?

小さいお子さんからすかさず

「おまめ~~~」の声。

よく見てます。

すごいです。

確かに小さな葉っぱの上に

豆のようなものがついています

これ,この草の赤ちゃんで,

ポロッとこぼれて地面に落ちると,

芽が出るそうなんです。

かわいいですね。

繁殖しすぎると草取りに苦労しますが…

 

<ハス>

真夏にトンボ池を彩るハナバス

その葉っぱを1本切ってきた小幡先生,

葉っぱの上に池の水をかけて葉っぱを揺らしますと,

あら,不思議。

水が塊のようになってころころ転がり始めました。

 

「つかんでごらん」

本当に手でつかめそうにまとまって動き回っています。

 

小幡先生が拡大鏡で覗くと,

葉の表面に細かい毛がびっしり生えているということでした。

ハスの葉をモデルにして

防水の服を開発しようとしているところもあるそうです。

 

茎の断面も観察。

「茎を切るとどんな形が出てくると思う?」

 「レンコンだ~~!」

ほんとだ!レンコンの断面と同じ形。

 

そして,茎の中から空気が出てくるようで,

次々に泡ができては,はじけていきました。

 

時には繁りすぎてスタッフを悩ませるハスですが,

じっくり観察すると不思議で面白いです。

 

<オオカワヂシャ>

今年,池に大繁殖中。

 

水色できれいですが,

特定外来生物だそうです。

冬に池を干しあげて護岸整備をしたので,

広がっちゃったかな?

 

「クサノオウ」以降はpart3でご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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