筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

わんぱく自然塾入塾式

2018年05月23日 | 自然体験活動

5月13日,わんぱく自然塾の入塾式を行いました。

今年度は34名の塾生でスタートしました。

(市内外の14の小学校から集まっています。)

始めの会 

新塾長のコンタさんのお話

 

里山についての紙芝居

紙芝居は,当会のスタッフの手作りです。

 

始めの会のあと,記念撮影をしてから,

活動開始。

 

ネイチャーゲーム

「私はだれでしょう」

「ノーズ」,「音いくつ」など,

自然に親しむゲームです。

 

 

 

自由時間

砂場が人気 

 

水辺も魅力的

 

班ごとに,林の中を散策

炭焼き小屋見学 

 

たっぷり遊んだあとは,

里山カレーに舌鼓

 

中学生のサポーターともうちとけて,

和気あいあいのひとときでした。

 

初対面のお子さんも多かったのに,

すっかり仲良くなって,

これからが楽しみです。

 

アンケートにもたくさんの意見を書いてくれました。

次回の活動に生かしていきます。

ちなみに,魚釣りをしたいという意見が多かったので,

早速取り入れますね。

 

ところで,この日,

茨城県ミュージアムパークの小幡先生が

植物モニタリング調査にいらしていました。

 

終了後,耳より情報を教えていただきました。

 

トンボ池に,

絶滅危惧種と特定外来種の植物が

隣り合って咲いていたのです。

知らなかったあ!

 

こちらは絶滅危惧種のカワヂシャ(白い花)

 

そして,薄紫の花をつけているのが

特定外来種のオオカワヂシャ

見分けるポイントは,実についているひげのようなものの長さ。

カワヂシャ→短い 1㎜ほど

オオカワヂシャ→カワヂシャの倍 2㎜くらい

 

オオカワヂシャの大部分は除草してしまいましたが,

取り残したものがあると思いますので,

観察してみてください。 

(用水路から水が流れ込んでいる場所の右手です。)

 

 

 

 

 

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春の植物観察会

2018年05月16日 | 自然体験活動

5月12日(土)

ミュージアムパーク茨城県自然博物館学芸員の

小幡和男先生を講師にお迎えして,

「春の植物観察会」を開催しました。

 

 

まずはドングリの枝の葉っぱ比べ

片方の枝をよく観察すると,

先のほうに小さな実がなっています。

 

ピンボケですみません。

クヌギの赤ちゃんです。

 

次に,芽生え探し。

お子さんたちが,ドングリの木の近くに生えていたのを発見して

持ってきました。

細長い実がついています。

コナラの芽生えでした。

 

殻を取ると,二つにパカッと割れました。

「これは何だろう?」

という小幡先生の問いかけに

すかさず「子葉!!」と答えたお子さんがいました。

「良く知ってるね。

 やさしく言えばふたばだよ。

 アサガオを育てたこと,ある?

 双葉が出たでしょう。」

と小幡先生の解説が続きます。

 

 

 

クヌギとコナラのお話で盛り上がったあとは,

池の周りへ。

 

おなじみのシロツメクサ。

いろいろな状態の花があるけど,

咲く順番に並べるとどうなるかな?

わいわいい言いながら並べ替え。

 

マメ科の植物なので,咲き終わった花の下にサヤができているそうです。

 茶色くなっているところを丁寧にむいてみると・・・

これはびっくり!

2ミリくらいの長さのサヤが出てきました。

 

オオバコ。

葉っぱを裂くと,糸が出てくるよ。

 

花はどこかな?

 

カラスビシャク。

ウラシマソウの仲間なんですって。

小さな球根は,生薬として使われているそうです。

(「半夏」)

 

 

   カナヘビちゃんをゲット

    

 

次は山菜採り

ウドです

ウルシです

食べられません。

かぶれやすいので,さわらないほうがいいです。

 

山菜を摘んでみよう!!

手で触れて,ポキッと折れるところを探そう。

ウコギをゲット

ウドやタラノキもあります。

 

天ぷらにして食べよう

天ぷらバイキング

何気ない道端の植物が

こんなに面白いんだ!

と実感したひとときでした。

 

 

植物観察会終了後は,

小幡先生とスタッフとで,

植物モニタリング調査を行いました。

エリア内の植物の種類や草丈を調べて記録。

芽の状態で植物を見分ける小幡先生,

さすがです。

とても勉強になります。

 

昨秋,丁寧に草を刈り,落ち葉をさらいました。

ササバギンランは株数が増えましたが,

キンランは横ばいか減少。

ここは,18本から29本へ株数を伸ばした

ササバギンランエリア。

 

キンランを増やすには,

草刈りだけはなく,木の枝おろしや伐採も含めて,

検討が必要だそうです。

 

 

 

 

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野鳥観察会~会員向け研修会~

2018年05月05日 | 活動報告

4月29日(日),

日本野鳥の会茨城県 副会長の

石井省三氏をお招きして

当会会員向けの野鳥観察会を行いました。

来訪される方から鳥についての質問が多くあり,

それに答えられるようにするための勉強会です。

 

はじめの会をしていると,

アカハラがお出迎え。

 

早速林の道を歩きながら野鳥を探します。

 

あれ?

こんなところにトンボ。

触っても動きません。

 

ホオジロが高い枝から

美声を響かせていました。

 

石井さんは,

話題が豊富で,

楽しく図解しながら,

わかりやすく説明してくださいました。

 

石井さんのお話は,鳥だけにとどまらず,

昆虫や植物にも及びます。

 

鳥のウンチ談議。

なるべく身体を軽くするため,

鳥は飛ぶ前にウンチをするそうです。

鳥たちの楽園の里山では,頭上注意です。

 

カルガモさん。

 

五郎助庵に帰ってから

確かめてみると,

19種類の鳥を観察したり

声を聴いたりできました。

 

最後に珍しいバードコールのご紹介。

 

とても楽しい研修でした。

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