筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

五郎助山に春の息吹 & 野鳥観察会のお知らせ

2013年01月29日 | お知らせ

~五郎助山に春の息吹~

早くも,オオイヌノフグリが咲きました!

  

ドングリも芽を出し始めています。(コナラ&クヌギ)

 

春の気配を感じつつ,
野鳥を観察してみませんか?

当会のホームページの「イベント情報」でもご案内しておりますが,
もうすぐ,野鳥観察会があります。

日  時: 平成25年2月9日(土) 午前10時~13時
       (小雨決行 荒天時中止)

場  所: 里山 五郎助山(茨城県筑西市上野 関城分署近く)

駐車場:  里山地内にあります

対象者: 小学生以上(大人を含む)
        (保護者の方と一緒なら未就学のお子さんも可)
        先着30名

         ※2月2日現在,まだ定員に余裕があります。
           是非,お申込みください。

参加費: 一人300円(保険代、資料、講師料)
      +昼食代100円(ピザ・スープ付)

講  師: 石田 容之先生 (茨城県自然博物館学芸員)
       湯本 勝洋先生 (結城市立城南小教諭)

連絡先: 里山事務局
        090-7906-1082(日向野)
      FAX
        0296-37-1239(五郎助管理事務所)

 

参加ご希望の方は,上記の番号にお電話いただくか,
ホームページ「イベント情報」にてご案内しております
「WEBからの申し込みフォーム」からお申込みをお願いします。

 

「私たちが,お出迎えいたします。
       ただし,気まぐれです」    野鳥一同

 「水面に映るは・・・

      …わたくしです」 

 「お近づきになりますと,飛びます」

 

 「シメシメ,だれもいないな」 (榎の木付近がお気に入り)



「おカシラ,私の名前を当ててください」
 

   

「いいカラ,いいカラ,まずは参加してみてください」 ヤマガラ&シジュウカラかな?
 


コココ…とつつく姿が面白くてゲラゲラ笑う・・・ちいと無理があるな

    

 

 「油揚げより,ピザをさらっちゃおうかな~~」

                            

 「恥ずかしいからジロジロ見ないでね」 
                              「待ってるからね,申し込んでね」  

 

鳥の名前には自信がないので,さりげなく入れてみました。
正しい名前は,観察会当日ということで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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筑西市森林ボランティア円卓会議

2013年01月23日 | 活動報告

筑西市小栗にある城山保存会事務所にて,
筑西森林ボランティア円卓会議が開かれ,
五郎助山から3名が参加しました。

 城山保存会事務所

 

この事務所は小栗城址にあり,高台で,
富士山なども見えてすばらしい眺めでした。

この一帯は文化財の宝庫。
小栗城址に隣接して,小栗内外(ないげ)大神宮があります。

内宮・外宮・御遷殿国重要文化財となっています。

 

小栗判官ゆかりのこの地で,
「誇れる城山を育てる会」のメンバーの手により

城址の森を整備する活動が行われているということで,
大変興味深く参加させていただきました。

 

森林ボランティア円卓会議の主催は
    みんなで城山を育てたのしむ地域活性化事業
    誇れる城山を育てる会
    筑西市経済部農政課
    
筑西市教育委員会生涯学習課
    
茨城県県西農林事務所林政課
    
NPO法人幸せな家庭環境をつくる会
    
NPO法人地球の保健室

 

はじめのあいさつ

 

午前中は作業体験。
お城があった場所だけに,起伏が激しく,
こんなふうに斜面を登っていきます。

 

伐ってあった枝や篠竹を集める仕事をさせていただきました。
斜面での仕事は,私にとってはとても楽しかったのですが,
継続して行うとなると,とてもきついのでは,と感じました。

 

斜面での伐採 

 

城跡なので,
武士がいたことを偲ばせる名残がいくつかありました。

写真はありませんが,
例えば,すっと伸びた立派な笹。
五郎助山の知恵袋の中山さんによれば,
矢竹」と呼ばれ,武士が矢軸の材料として使ったものだそうです。

そして,本丸跡地。
建物は残っていません。

     


少々疲れを感じ始めたころ,お昼だよ~~の声。
城址を散策しながら帰ります。

   急斜面を降ります


まだ,雪が残っていて,風情があります。



作業を通して,ほかの里山のメンバーと仲良くなって,記念撮影

 

 

おいしいお昼をいただいたあとは,
円卓会議(意見交換) 。

誇れる城山を育てる会,
五郎助山,
桑山の森づくりの会,
明野元気館近くの里山を整備している里山実行委員会,
幸せな家庭環境を作る会,などの方々が参加。
(すみません,お名前が確かではありません。
 間違っていたり,抜けていたりしましたら
 失礼をお許しください)


各自の感想や意見を付箋に書いて模造紙に貼り,
似たような意見をまとめてポイントを整理していく,
というやりかたで
話し合いが進みました。

       みなさん,真剣な表情  

 

まずは,自己紹介を兼ねた作業の感想発表。

中山さん,日向野さんが,

五郎助山の紹介も含めて,作業の感想や意見を発表。
私も五郎助山の広報紙を手に,しっかりPR。

誇れる城山を育てる会からは,現在ご苦労されていることについて
いろいろお話しがありました。
人手が集まらない,
道具が少なく,故障したときの予備がない,
文化財があるため,作業に制約がある,などなど。

そんな話し合いの最中に,事務所の近くを通り過ぎる子どもたちの声。
地元のお子さんかな?
「大人がいると,安心して遊びにくるんだよなあ」とみんな嬉しそう。

そのあと,子どもたちのためにアスレチックを作りたいな,
散策路もわかりやすく案内板を立てたらいいんじゃないか,などと
俄然話がはずみました。


想いはどこの里山も同じですね。

近隣の里山が連携できれば,すごいパワーが発揮できそうです。

 

さて,最後に,状況の打開策について話し合われました。

作業体験や講習会(道具の使い方やロープワークなど)を計画し,
多くの人に集まってもらってはどうか?

そして,城山についてもっと知ってもらおう!ということになりました。

計画がまとまったら,近隣の里山にお呼びがかかるかもしれません。
里山同士の交流を深める場になるといいですね。

以上ご報告です。

 

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炭部会 始動

2013年01月19日 | 活動報告

年明けから,炭窯フル稼働。

初窯の炭が焼けました。

この炭について,理事長さんからのコメントが届きました。
耳より情報が入っていましたので,転載します。

炭焼きが本格的になってきました。
炭焼きは火止めまで長い時は約1週間もかかります。
煙の色を見ながら、火を止めるタイミングを測ります。
まさに職人芸の世界です。

今回の炭は昨年の震災で壊れた窯を作り直し、2代目として本格的に焼いた製品第1号です。
わたしも拝見しましたがまずまずの仕上がりで、炭部会の皆さんもほっと一安心。

さらに、その製品は全て予約が入り、完売しました。
2回目の釜も、全量引き取るとの連絡が入っているそうです。
自分たちの焼いた炭が喜ばれて使ってもらえる幸せ。
焼くまでの苦労も、吹っ飛ぶ瞬間だと思います。
いくらかでも里山の財源になることを期待しています。
がんばれ。炭部会。

さて,2回目の窯についてです。
1月11日に,窯に火が入りました。
今頃,できあがっていることでしょう。

 

温度計をチェックしながら,入念な温度管理をします。
 

合間に粘土づくり。
のちほど,入り口に封をするときに使います。

  休憩のときのためのお湯が シュンシュン 

 

温度がいい具合になってきたので,入り口を封じます。

 

このあと,温度が思うようでなくて,
炭部会の部員は気をもんでおりましたが,
その後,無事安定したようです。

いい煙が立ち上っています。

 筒から木酢液が流れ出す

 


炭を焼く煙は,とてもいい香りがします。


雑木林一帯に煙がたなびき,
何か安心できる雰囲気となっていました。

 

私はこのあとしばらく雑木林を歩き回り,
小鳥の声を聴き,夕暮れまでいい時間を過ごさせていただきました。

 

<おまけ>(炭とは直接関係ありませんが)

     ヨイトマケ?タコ? 地ならしの道具です

池から水が流れ出て困るので,
これを使って直してみるそうです。

このような道具が,五郎助山では生きています。

美輪さんの「ヨイトマケの唄」,心に残りましたね。

 

 

 

 

 

 

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部会活動報告 ~きのこ部会~

2013年01月16日 | 活動報告

1月も半ばになりました。

五郎助山では,各部会の活動が本格化してきました。

今回,きのこ部会の原木伐採の様子を密着取材しましたので,
ご報告いたします。

 

場所は,「平成24年身近なみどり整備事業」により,
業者さんに下草を刈ってもらったところ。

下草はきれいになりましたが,刈った篠竹や木の枝がまだまだ残っており,

今後会員の手で整備を進めなければなりません。

この場所から,きのこの原木を切り出します。

整備も進むし,原木もゲットでき,一挙両得。


伐採する木に目印をつけていきます 

 いざ伐採

 

講習を受けたものの,まだ慣れていないチェーンソーに,果敢に挑戦する会員。
  ベテランの会員に,切り込む角度などについてアドバイスを受けています。
  (五郎助山では,チェーンソーと刈払い機の操作は,講習を受けた会員のみが行っています。)
 ↓ 

 

 

倒れるぞ~~~          見事,木と木の間に倒れました

  

 

今回の伐り方を分析。
ベテラン会員からの的確なアドバイス。
私も「なるほど,なるほど」と感激しながら聞きました。

 

整備途上のこの区画。
木がたてこんで生えており,
狙った方向に木が倒れても,
「かかり木」になってしまうことも…
(倒した木が,ほかの木にひっかかること。
 今回は,枝がからんでしまいました)

連携プレーで根元を少しずつ慎重に移動。
ひっかかっていた木が,無事地面に倒れました。



切り口はまだしっとりとしており
とてもいい香りがします。

  

 

五郎助山のほかの場所での伐採では「かかり木」はほとんどなかったのですが,
今回の場所は,木と木の間が狭く,枝がからみがち。
自然相手の仕事の難しさをつくづく感じました。



伐採した木は,しばらく横にしておいて,乾かしたのち,
「玉切り」を行うようです。

 

繭を発見。

 

 


最後にチェーンソーの手入れ。
分解して,くまなくお掃除

 

木くずが詰まっていたチェーンソーがすっかりきれいになりました。

 

仕事を終えて五郎助庵に戻ると
こんなものが届いていました。
さて,何でしょう??

 

小鳥の巣箱です。
丸山のメンバーが作って持ってきてくれました。
野鳥のために,かけてあげましょう。

 

どんな鳥が使ってくれるのかな?

 

次回は,炭部会の活動をレポートします。

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新春研修~ミュージアムパーク茨城県自然博物館見学ツアー~ 改訂版

2013年01月12日 | 活動報告

(新春研修について,後半部分を加筆いたしました)

1月6日の山入りのあと,
みんなで車に分乗して
賑やかに博物館に出かけました。

博物館で出迎えてくれたのは,「蛇」
   賀美小スネーク   第25回里見かかし祭り出品作品

 

「どうやって編んだんだっぺなあ」,と早速研修を深める会員

 

そして,企画展
「鉱―レアメタル,レアアース,新資源を探せ―」を見学

おなじみ,小幡先生のナビゲート

 

入り口は「結晶洞窟の世界へ」

 

 

「地球が生み出す資源―金属と利用―」

鉄や銅,鉛,亜鉛,錫,アルミニウムなど,

私たちが製品の材料として身近に利用している金属(コモンメタル)の
性質と利用例などを紹介しているコーナー。

銅を主原料とする硬貨(1円玉以外はみんな銅が含まれているんですね)

人類が最初に利用した金属

元素周期表

 

「海の底の恵み」

 

「地の底の恵み―金―」

大判などの古貨幣やオリンピック金メダル(塚田選手の金メダルもありました),
2×2mの金箔など…燦然と輝く「金」の数々

 金メダル鑑賞中(メダルは撮影禁止でした)

 金塊 会員は釘づけ

     黄金の国ジパング 東方見聞録(複製) 

 


茨城にも金属の鉱山がけっこうあったようです。


高取鉱山(茨城で採掘していたレアメタル)

 

「コモンメタル」と「レアメタル,レアアース」の関係

  ハイブリッドカーが半分に切ってある!!

このコーナーでは,半分に切断された自動車が展示してあり,
ボディなどの構造材や,搭載している電装品,
電子機器の部品,
排ガスの浄化などに使われているレアメタルが紹介
されていました。




キッチンや居間にもこんなにレアメタルが!

 

そして最後のコーナーでは,
さまざまなリサイクル技術などが紹介されていました。


限りある地下資源にかわって,
地上資源の活用に今注目が集まっているそうです。

 

この後,炭焼き窯を見せていただきました。

 

炭窯付近の小屋に涼しげな飾りが…
空き缶で作ってある?

 

炭焼き窯の入り口にあった「桂垣」までもが研修の対象。

どうやって編まれているのか,解析中。

 

蛇のかかしに始まり,鉱物,炭窯,生け垣と,
たっぷり研修を積み,大満足の会員。

小幡先生,本当にお世話になりました。


 

 

次回は,炭部会,きのこ部会の活動について,ご報告します。

 

 

 

 

 

 





 

 

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山入り

2013年01月06日 | 活動報告

1月6日(日),
池に氷が張り,
蛇口も凍って,水が出ず,
屋根からはつららが垂れる厳寒の中・・・

五郎助山にて,
「山入り」が行われました。

気温は低かったけれど,

風もなくとても穏やかでした。


里山神社に供えるホンサカキ

  里山神社



<安全祈願>


まずはお祓い


今年一年,里山の活動が安全に行えますように,と祈願

    順番に参拝 

 ちっちゃいお子さんも

 


 

 

<仕事はじめ>

木を伐採しました。


お清めをして 

 二礼したあと,パン パンと二拍手,一礼


チェーンソーで手早く切り込みを入れ,予定した方向に見事に木は倒れました。
 


年輪を数えてみました

 30くらいかと思ったらもっともっとあった!



 ちょうど私が生まれたころ,生えた木かも


今後,有効に使わせていただきます。


さて,この後は,新春研修。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館に行ってきました。

企画展は,
「鉱 ~レアメタル,レアアース,新資源を探せ~」
というテーマ。

これにつきましては,次回アップいたします

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五郎助山 活動開始

2013年01月01日 | お知らせ

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

1月6日は「山入り」です

10時開始です。

年の始めに,山の神様に安全を祈る,
とても大切な行事です。

<昨年の「山入り」の様子>
   

その後は新春研修。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館に行き(乗り合わせです)
企画展を見学してくる予定です。

企画展のテーマは,
「レアメタル,レアアース,新資源を探せ」

例年,学芸員さんが丁寧に解説してくださり,
「へ~~~」と感心するような発見があります。

<昨年の見学の様子>



これを機会に,初めての方も
どうぞご参加ください。

↓ 五郎助庵前の青い屋根の下に,
  会員が集まっていると思いますので,
  お声かけください。(真夏の写真で,すみません


屋根の左奥が五郎助庵です。
中には囲炉裏もあります。
ここであったまるのが冬場の楽しみ。

 

 

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