里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

里山キャンプ事前説明会

2016-07-15 20:58:18 | Weblog

7月10日(日)、「第7回里山キャンプ」の事前説明会が五郎助山で行われた。30名募集のところ、38名(西小27名、東小11名)の応募があり、協議の結果、全員受け入れることになった。

   受付風景   

直前になって女子1名がキャンセルとなり、最終的には37名のキャンプとなる。スタッフ(会員)は延べ25名、そして8名の里山名人(中学生・高校生)がサポーターとして協力してくれることになった。

 里山名人の紹介

37名中20名が初参加である。女子は5名。今回、里山名人の候補者は5名である。スタッフは7:30分に集合し、受付の準備、会場の準備をてきぱきと行った。前日が雨で、定例作業が順延となり、キャンプ説明会のスタッフと作業スタッフに分かれ、それぞれの役割を担った。

 

私はキャンプの係りである。担当責任者の宮本さんは昨年に引き続き、2年連続の大役となったが、ボーイスカウトでの経験も豊富なので、全幅の信頼を寄せている。

 宮本さんの説明を聞く参加者

いつものように班旗に班名と各自の名前を記入した。宮本さんからキャンプについての説明、注意事項が詳しく伝えられた。

   班旗制作   

本番は7/28,29日である。全員そろって元気に五郎助山で再会することを誓い合って、説明会は閉会となった。

 

 

 

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西小1,2年生 自然体験

2016-06-28 05:04:29 | Weblog

6月22日(水) 西小1,2年112名が授業(生活)で五郎助山に来訪しました。

会員は9名でサポートし、今年度入会した田崎さん、永田さんにも体験していただいた。午前9:10分。里山の入り口から甲高い声が聞こえてきた。木々の間から見慣れた黄色や赤の帽子が見え隠れしている。 1年生は今日が里山デビューである。 スタッフも慣れてはいるが幾分緊張気味で子供たちを冒険広場で迎える。 

 五郎助山に到着、荷物を置く 

引率する先生方の中にも今年度 西小に赴任し、初めて里山授業を体験する先生もおいでになる。森や、虫が苦手な先生もいるはずで、はじめから里山授業を歓迎する方ばかりではない。 しかし、16年間、里山で自然体験のサポートをしながら先生方を観察(?)していると、回を重ねる毎にそうした先生が確実に変わって行く。

教室では見せない子供の一面を発見し、驚き、その子の評価が良くも悪くも修正されて行く。子供を深く知る上でとても貴重な場所でもあるのだ。また、ご自身が自然の中で子供たちと同じ空間を共有することで次第に教え子との距離が縮まって行くことに気づかされるようだ。

 学習(?) 遊び(?) 

しぶしぶ子供たちについてきた先生が、先頭を切り、はつらつとした笑顔に変わって行く光景は、この授業が子供たちのみならず、先生方をも変える効果があることを、秘かに確信している。

 とったどー  

この授業は 西小、東小の特徴ある授業としてぜひ続けて頂きたい。  

 

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第4期わんぱく自然塾(二回目)開催

2016-06-15 05:17:12 | Weblog

今期、第2回目のわんぱく自然塾が6/12日(日)五郎助山で開催された。31名の塾生の内、一人が風邪でお休みとなったが、30名の塾生が揃い、ネイチャーゲームを中心とした自然塾となった。

 初回に渡された絵馬を掛ける塾生 

初回から感じていたが、8割が初参加なのに、塾生間の交流がスムーズで、今までになく、まとまりの良い自然塾になっている。スタッフはAM8:00に集合し、受付の準備、会場の準備を自然体でこなしている。

ネイチャーゲーム担当の、幸田さん、大窪さん、間々田さんも最終打ち合わせを行い、 里山名人の中学生二人もアシスタントとしてお手伝いに来てくれている。

さて今回の出し物は ・鳴きまね合唱団 ・カムフラージュ ・ミクロハイク  そしてポイントラリ―である。                                                                                         

子供たちの心をほぐす「鳴きまね合唱団」とは、三種類の動物の鳴き声を聞かせ、順にその声をメモする。リーダーが「2番目に聴いた動物の声を出して、自分と同じ鳴き声と思う友達を見つけて、仲間になあれ!」と言った。

私も仲間に加わり、「ウ~、ワン!」と叫んだ。すると同じような鳴き声をした仲間が次から次に集まり、一番大きな集団になった。

全員が仲間と思う友達を見つけ、落ち着いたところで、リーダーが「その動物の名前は?」と聞く。一斉に答える。もちろん答えは犬だ。 しかし、人は微妙にその声を聞き取り、ワンと聞こえる人、ウワン、ウヲーと聞こえる人、様々である。

出題される動物も次第に難しくなり、あまり聞いたことの無い鳴き声の動物を当てるのは大変だ。 参加者がこうしたゲームを通じ、次第に仲良くなって行く。

カムフラージュは場所を変え、1、2班・3、4班の2組に分かれ、中学生がアシスタントとなり、鳥獣保護区の境界ロープを利用して行った。 そのロープに沿って、自然界には無い人工物をそっと置き、それが何個あるか探すゲームであるが、簡単なルールをリーダーが説明し、いよいよスタートだ。簡単そうだが、その場所に溶け込む色の人工物が何気なく置かれているので中々見つけにくいのである。ゆっくりロープに沿って進み、心の中で「一つ、二つ、」と数えて行く。終点にはアシスタントの歩ちゃんと、泰知君んが待っていて、その数を聞いて、全体の数からするとのこの辺だよと体の位置を指して教えてくれる。お腹の位置だと半分位である。

 カムフラージュ 

1回目ですべてを見つけられる人はほとんどいない。自信を持って答えたら半分にも達していないというのはよくあることだ。  

2回目からは更に真剣になり、目を凝らして歩くようになる。3回ほど回ったらいよいよ正解を求め、一個づつ回収しながら、確認をして行く。「あ!、こんなところにあったんだ」「なんで気づかなかったのだろう」 見落とした悔しさと、見つけたうれしさが交互に言葉となって出て来る。集合場所に戻り、見落としたものが、なぜ見つけにくかったのか、カメレオンや里山に棲む動物をたとえて子供たちに説明する。「保護色」と言った言葉が子供たちから出て来る。 遊びの中に自然界の不思議を知ってもらうのもネイチャーゲームの良いところである。

 人工物を確認し「保護色」を知る 

カムフラージュが終わり、水分補給をする。時間の関係でミクロハイクは次回のお楽しみとなった。一息ついて、今度はポイントラリーである。

担当の宮本さんは子供たちの冒険心をくすぐるチェックポイントそしてミッションを8か所用意していた。特に鳥獣保護区の中に設置したチェックポイントはやぶをかき分け、入り込まないとたどり着けない場所なので、ちょっとした勇気が必要である。

 チェックポインのマークとミッション

しかし、これが子供たちの冒険心に火をつけた。勇気ある男の子が一人入り込み、やぶの中に消えた。ほどなく甲高い声があたりに響いた。

「あった!」ついに赤と白のチェックポイントを見つけたようだ。その声に勇気をもらい、次々にその足跡をたどり、やぶの中に入って行く。しかし、躊躇する女の子もいる。やがて満面の笑みを浮かべ、やぶの中から勇者が戻って来た。

 やぶの中のチェックポイントから出てきた塾生たち

「征服者の顔」とでも言おうか、なんとも言えない笑顔である。最初の班がチェックポイントを見つけると後続の班はその足跡をたどるとその場所につけるので、とても楽である。いつの時代も未知の世界を切り開くパイオニアは大変だ。勇気ある男の子に拍手を送ろう。

やぶの中から出てきた一行は次に水の音の違いを感じていた。江連用水の取水口の音、五郎助山の地下を流れ、排水溝に落ちる水の音。その違いを感性を頼りに書き込まなければならない。その感じ方は人によってさまざまである。その総意を班としてまとめ、書き込むのである。

8か所のチェックポイントを通過し、集合場所に戻った4班の塾生はチェックポイントの課題に対する答えを班ごとに発表する。同じ課題でも感じることは微妙に違う。自然への感じ方は「みんな違って、みんないい」のである。

 チェックポイントの課題について、各班の発表

今回は11:30でプログラムは終了である。塾の終了を宣言し、次回の案内を伝える。次回は8月7日(日)お楽しみの「流しそうめん」が予定されている。また、そうめんを食べる竹の器、箸づくりを自分で作らなければならない。

塾生たちは迎えの家族の車が来るまで自由に遊んでいる。 次回も全員揃って楽しい自然塾になるよう、スタッフは今日の振り返りと、次回の企画を話し合った。

 

 

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6月定例作業日

2016-06-15 04:30:58 | Weblog

6/11(土) 定例作業日。 トンボ池とその周辺の整備を行った。

 ハスの除去は重労働  

トンボ池のハスを縮抜し、水草を除去した。 花はすは咲いている時はとても美しいが、ほおって置くとその生命力はすさまじく、トンボ池全体を覆うほどに繁茂する。

この蓮の取り扱いを巡り、これまでいろいろ議論を重ねてきたが、いったん全てのハスを刈り取り、トンボ池が誕生した当時に戻すことになった。刈取っても、また芽が出てくるはずであるが、根気よく、その都度刈り取る予定である。マコモについてもこの際、全て刈取ることにした。

隣接するホタル川の整備も同時に行われ、繫茂した水草が水の流れをせき止めていたが、縮抜したことで、小川のせせらぎが戻った。22日に西小の1,2年生がザリガニ取りに来る予定になっているが、これで安全に、気持ちよくザリガニを捕まえることが出来るだろう。

 せせらぎの音が蘇ったホタル川 アジサイも縮抜した。

森も、水辺も適度に人間の管理が必要で、昔から掘りざらい、水辺の草刈りは農家の人たちが生活の一部として、協力しながら行っていた。 ハスの花が観られなくなることで寂しい気もするが、会員が環境整備を自在にコントロールできる自信がついたら、何時でも復活できるだろう。

  スッキリと広くなったトンボ池 

会員の老齢化が進み、手が付けられない状況になる前に、コントロール可能の状態に戻すことも必要である。

ホタル川は今後さらに整備し、不必要な水草は撤去し、小石を川底に敷き、カワニナの住み処になるよう、整備される予定である。もちろんその前に、理想的な水辺空間とはどんなものか会員同士のコンセンサスを図ることが重要である。

 

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映画「植物図鑑」とのコラボ

2016-06-10 04:43:11 | Weblog

6/5(日)主に中学生、高校生を対象に植物観察会を五郎助山で開催した。

4月末、茨城県生物多様性センターより、映画「植物図鑑」が6/4に公開されるタイミングに合わせ、県内22か所でそれぞれの自主企画で5月~6月まで植物観察会を開催していただきたいとの協力要請が当会に届いた。

すでに5月中に3回の植物観察会を予定していたが、電話での担当者のご説明では特に中学生、高校生を対象にした植物観察会という形が望ましいとの内容であった。中・高生の植物への関心がすこぶる低下し、殆どの草花の名前を知らない子供たちが増えていることへの危機感からこうした企画が持ち上がったらしい。

理事会に諮り、検討した結果、5月は無理なので、6/5に開催することになった。 しかし、部活や他の活動が多い、中高生が果たして何人集まるのか、理事会でも懸念する声が多かった。

市報、HPに「植物観察会」の開催内容を掲載し、応募を待っていたが、1件の問い合わせもなく、時間は過ぎていった。

初めて体験する重い空気が流れて行った。

たまらず、地元中学校、小学校の各クラスにポスター掲示をお願いし、巻き返しを図ったが、好転はしなかった。すでに中学校には県より協力要請が届いており、担当の先生も生徒に督励をかけていたようだが、その反応は鈍く、先生もさじを投げた状態だった。

仕方ないので、会員に協力を要請し、会員の勉強会にしようと腹をくくった。

悪いことは重なるもので、講師にお願いした木村さんが体調を崩し、緊急入院したとの知らせが開催日2日前に入り、急きょ、他の方に講師をお願いすることになった。

そして、当日(6/5)を迎えた。快晴で絶好の観察日和である。結局、申込者1名(大人)という前代未聞の観察会当日となったが、飛び入りの来場者を期待し、受け付けのテーブルを並べた。観察会は9時からであるが、すでに8:30分を過ぎていた。

すると二人の小学生が自転車でこちらにやって来る。スタッフの間でざわめきが起きた。思わず駆け寄り「観察会に来てくれたの?」「ううん?さかな釣り・・・」ガックリしたが仕方ない。

  ぼくらはやっぱり魚とり 

すると今度は3人の親子ずれが駐車場から歩いて来る。今度は間違いないようだ。「観察会ですか?」明るく声をかけた。「虫取りです!」 よく見ると補虫網を持っていた。

続いて、中学生の女子二人がやって来た。「観察会?」「違います。」 しかし、今までとはちょっと様子が違う。どうやら様子を見にやって来たようだ。半ば強引に観察会に勧誘した。

予定の9時になった。谷貝さん、黒岩先生、八板さんを講師に、予定通り、観察会を開始した。途中、大窪さんも加わり、観察会らしい雰囲気になった。しぶしぶ参加した中学生も講師の説明を聞き、次第に興味を持ったのか、真剣なまなざしで聞き入っている。

やはり、体験することによって最初に抱いたイメージとは違った反応が出て来る。理科離れが著しいと言われる昨今の子供たちも何かのきっかけで普段何気なく見過ごしている身の周りの雑草(植物)に興味を持つのではないかとの期待を持った。

これに懲りずに、企画力を発揮して、中高生を里山に引っ張り込む仕掛けを考えたい。

 

 

 

 

 

 

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都市農村交流事業 晴天の下開催

2016-05-23 05:06:59 | Weblog

去る5月21日(土) 台東区と筑西市による都市農村交流事業(台東区蔵前小児童51名・PTA39名、関城西小22名、関城東小15名)が予定通り、筑西の里山「五郎助山」で開催された。

お天気にも恵まれ、初夏の里山での自然体験を3校の児童が混ざり合って楽しんだ。 前日から会場の準備を進め、総勢180名近い参加者の昼食用意もあり、炊飯のため女性会員は早朝5時に五郎助庵に集合した。天ぷらとして提供する7種類の野草も前日から採取し、万全を期した。

  会場の準備 

 前日から記念品の準備 

歓迎の看板設置、会場の準備も整い、西小、東小の児童も家族に送られ、あるいは自ら自転車に乗って会場に到着した。主催者である筑西市農政課の面々も次々に到着し、次第に歓迎ムードが高まって行く。赤荻教育長、関城西小田宮校長、東小須藤校長も到着された。

その時、おもいもよらぬ情報が私の自宅から携帯に届いた。蔵前小の皆さんを乗せたバスが高速に上った直後に、事故渋滞に巻き込まれ、まったく動ず、何時に現地に到着するか見当がつかないという内容だった。担当の農政課に連絡をとったがつながらないため、私の自宅に掛かったらしい。一瞬頭の中が真っ白になった。間もなく担当の農政課齋藤さんとお会いし、確認するとすでに同じ情報が彼にも届いていた。時計を見ると8:30分を少し過ぎていた。順調なら丁度、守谷サービスエリアを出る時間である。少なくても1時間は到着が遅れることは確実となった。

到着した来賓の皆様、主だった会員に現状を報告する。一様に難しい顔でうなづいてくれた。私たちにはどうすることもできないことであるが、最悪のシナリオが頭をよぎる。

子供たちには今のところ何も知らされず、屈託なく遊んでいる。早速、農政課、守る会の事務局長、講師の小幡先生にも集まっていただき、善後策を検討した。結果、開会が1時間から1時間半遅れを想定し、この後予定されている協和地区での小玉スイカ収穫体験をずらして頂けるか確認を取り、状況の好転を待つこととなった。

しかし、集まってくれた子供たちにはこれから約2時間近くそのまま待っていてくれとは言えない。小幡先生と相談し、関城西小、東小のみで、植物観察会を予定通り開催し、本番に備えた予行演習の形を取ることにした。両校の児童に集合をしていただき、現在の状況を説明し、小幡先生を先頭に、森の中の植物体験スポットに子供たちを誘導した。

 一足先に観察会  

当初不安げな顔でついて行った子供たちも博物館学芸員という豊富な知識と巧みな話術で瞬く間に小幡ワールドに引き込まれ、落ち葉の集積場で見つけたカブトムシの幼虫に大興奮。いつの間にか両校の校長先生も子供たちと一緒に小幡先生の講義に聞き入っていた。

 カブトムシの幼虫を手に載せる 

その時、担当の齋藤さんから連絡が入り、蔵前小の子供たちを乗せたバスが、渋滞を抜け出し、約1時間遅れで五郎助山に到着出来るという。(これならほぼ予定通り、植物観察会も、里山遊びも出来ることになる。)ひとまずほっとした。

情報通り、約1時間遅れの10:30分に選果場の駐車場にバス2台が到着したと 出迎えの瀬端副理事長より連絡が入った。全員トイレを済ませ、神作会長、針谷校長を先頭にずんずんと森の中を歩いて来る。お二人は今回で3回目の訪問となる。会員の誘導に頼らず、遅れを取り戻すかのように速足で進んでいる。

 森の中をずんずん進む蔵前小の皆さん

会場入口には須藤筑西市長を始め市関係者、西小、東小の児童、先生方、会員が2列に並び蔵前小の児童、PTAの皆さんを待っていた。盛大な拍手と歓迎の言葉に迎えられ、蔵前小の皆さんは照れくさそうだった。市長の日程で記念撮影を先に行い、用意された100席の撮影場所に子供たちを誘導した。今回は東小の児童も参加してくれたので4段の階段を設営した。

 ちっくんもお出迎え 

そして全員が冒険広場に合集し、念願の開会式が始まった。須藤市長、神作PTA会長、田宮関城西小校長、針谷蔵前小校長のご挨拶があり、赤荻教育長、須藤関城東小校長のご紹介の後、私から里山(五郎助山)のこと、今日の日程についてお話した。

 総勢約180名の参加者が終結 

続いて今日のメインイベントである植物観察について小幡先生よりお話があり、観察会のサポートを務める会員5名が紹介された。その後、三校の児童を二組に分け、それぞれ森の中に入り、遊歩道を歩きながら五郎助山に生息する植物の説明を聞き、天ぷらにして美味しいギボウシ、ツリガネニンジンを採取した。その後6班に細分化。森と水辺を行ったり来たりしながら、環境により変化する植物の違いを勉強した。

 森と水辺を行ったり来たり 

そのころ、冒険広場の会場では会員が3つの大きな天ぷら鍋で山もりの山草を汗だくになって揚げていた。何しろ180人分の天ぷらである。しかも7種類もある。揚げたてを種類ごとにテーブルに並べ、揚げる前の写真を立てた。

子供たちが森から会場に戻って来た。「あ~ お腹空いた」と誰かが言った。天ぷら油の香ばしい香りが食欲をそそる。早速手を洗い、揚げたての山菜てんぶらが山のように並ぶテーブルの前に班ごとに集合し、バイキング形式で、タラの芽、ツリガネニンジン、柿の葉、ウド、ギボウシ、ウコギ、お茶の葉が次々と箸で挟まれトレイに盛られて行く。

 各自トレイに天ぷらを盛る 

今回も無農薬のアイガモ米のおにぎりと、味噌汁が付いた。各自、思い思いの場所で楽しい野草の昼食会が始まった。

 初夏の森の中、昼食は格別 

私が提供したアイガモ米も評判が良く、「おにぎりもおいしい」と言ってくれた。筑西市のふるさと納税の一覧に載っているので、是非ご覧ください。とPRを忘れなかった。味噌汁もお替りが続出し、大なべ2つがあっと言う間になくなった。

女性会員は早朝から30kのアイガモ米を炊き、おにぎりを作り、味噌汁、漬物、すべて180人以上分用意し、忙しいことだったと思う。16年以上、裏方として、私たちの昼食を毎回作っていただき、特にこうしたイベントには欠かすことのできない存在である。この方々の後継者もこれからの課題だ。

 釣りがやっぱり大人気 

さて、お腹を充分に満たし、子供たちは自由時間だ。釣り、ターザンロープ、ハンモックに分かれ、約1時間好きな場所で三校の児童が入り乱れて遊んだ。あっという間の3時間が経過し、お別れのセレモニーが始まった。

各校から代表者が今日の感想を述べ、「西小、東小の皆さんがとても親切にしてくれてうれしかった」と蔵前小の代表者が言ってくれた言葉が印象に残った。

 各学校の代表者が感想を述べる

 記念品のペンダントを送る

迎えたときと同じように2列に並び、蔵前小のお友達、お父さん、お母さんを見送った。

 来た道を帰る蔵前小の皆さん

私たちは、駐車場までついて行き、2台のバスに「またきてねー」と手を振った。 バスは農政課の職員が先導する車の後につき、次の体験学習の場である協和地区の小玉スイカのビニールハウスへと出発した。

当初、思いがけないアクシデントが発生したが、お天気に恵まれ、ほぼ予定通りの内容で日程が消化でき、本当に良かった。

西小、東小の子供たち、先生方にもご協力力いただき、感謝している。

秋(11月)もまた、予定されている。

 

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第13回「NPO法人里山を守る会」通常総会終了

2016-05-16 03:48:37 | Weblog

昨日(5/15〕河内公民館において第13回通常総会を開催し、来賓として赤荻教育長、須藤関城東小校長、田宮関城西小校長、堀江関城中校長、認定関城こども園山田園長、大谷生涯学習課長、關農政課長の皆さんがお忙しい中、ご出席頂いた。

1号議案(平成27年度事業報告の承認)2号議案(27年度活動決算等の承認)3号議案(定款変更の承認)4号議案(28年度事業計画(案)の承認)5号議案(28年度活動予算(案)の承認)を上程し、審議の結果、全議案、可決承認を頂いた。

27年度は新たな事業(都市農村交流事業・社会貢献事業)が2つ加わり、忙しい年度となったが、いずれも受託事業であり、当会の知名度、存在価値を高める事業となった。

一方で、総会の挨拶でも申し述べたが、事業量が増加し、仕事を持ちながら事務局を担当する二人の会員はまさに東奔西走、毎日、里山を守る会のことが頭から離れない日々だったに違いない。私自身、慣れているはずの家族から苦情が噴き出した。

専従の事務員を雇用しなければならない状況であるが、まだ、安定的に給与が支給出来る財政でないのが悩みだ。子どもの笑顔と、事業達成感がいわば報酬である。会員すべてがそんな感じである。

これからもこの事業を継続するには、現在の状況を甘受していては後継者が育たないし、核となる会員が二の足を踏んでしまう気がする。 NPOも企業感覚が必要なのだ。

3号議案として定款変更を上程させていただいた。正会員の定義、新たな会員制度の創設(ジュニア会員、家族会員)等の変更である。

きっかけは昨年、男子中学生の保護者から「息子が正会員にどうしてもなりたいと言うので加入させてください。」と、私に電話があった。私も良く知っている子で里山キャンプに3回連続参加し、中学生になっても後輩の指導を手伝ってくれた頼りがいのある男子である。

 定款を見ると年齢に関する規定は無く、原則 何歳でも加入出来ることになるが、年会費、定例作業、総会の議決権、等、小学生、中学生にはなじまない項目も多種あり、即答できる状況になかった。

お父さんに事情を説明し、理事会で今後検討するお約束をして了解していただいた。

思いがけない申し出にちょっと驚いたが、一方でとても嬉しい出来事だった。それから内々に、未成年者の会員制度について参考となる資料を調べ、県自然博物館の友の会制度に注目した。そこには賛助会員の他に子供会員、家族会員の項目があり、これをヒントに、事務局と検討を重ねた。

一つの案が宮本さんから提示され、理事会で検討された。皆、法律に関係する事案なので確信が持てず、県NPOの相談窓口に改正案をメールで送り、専門家に見ていただいた。その後、担当者より電話があり、疑問点が提示された。そのことを宮本さんにお伝えすると、直接、水戸 旧三の丸庁舎内にあるNPO関係の事務所に出向き、担当者と調整してくれることになった。

その結果が今回上程された3号議案である。正式には県NPO担当室の承認を得ないと発動されないが、当会の新たな発展(若年層の開拓、後継者の育成)にもつながる大きな一歩になるはずである。

また、今年度の新規事業として「みんなで森を再生しよう!(仮称)」を計画している。                       昨年、有難いことに、企業から森林整備のボランティアの申し込みが 相次いだ。当会の作業日に合わせ、地元企業である関彰商事(株)、(株)富士通テレコムネットワークス関城、下館ローターアクトクラブの皆様が会員と一緒に汗を流し、里山カレーを食べて頂いた。

近年、企業の社会的責任(CRS)の一環として森林等の環境整備に積極的に社員が参加することを奨励する企業が増えているという。

この機を逃さず、行政と連携し、市内の企業、団体等に呼びかけ、1月下旬に落ち葉さらい、枯れ枝拾いを体験していただき、身をもって環境保全に関わっていただき、お礼に落ち葉で焼いた焼き芋をご馳走する計画である。この企画を通じ、当会の活動を知っていただき、出来れば賛助会員となっていただきたいと秘かに願っている。

もちろんご家族での参加も大歓迎で、各層からなる大規模な落ち葉さらいを今から楽しみにしている。

 

 

 

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植物観察会

2016-05-12 04:27:05 | Weblog

5月7日(土)植物観察会(一般募集)を開催。

お天気にも恵まれ、30名の親子で楽しく、美味しい植物観察会が出来た。 当初申し込みが低調で、「今回は参加者が少ないなー」と思い

、森のようちえんのお母さん方に呼びかけて頂いたところ、直前に、定員となった。改めてラインの威力に驚いた。

 会場に集まる参加者  (受付)

講師はおなじみの県自然博物館の学芸員「小幡和男」先生である。丁度この時期、五郎助山名物「キンラン」、「ギンラン」も咲き始め、

絶好の観察会となった。

 講師は小幡和男先生 

約1時間、五郎助山の散策コースに沿って小幡先生の楽しく、興味をそそる説明を聞きながら、植物の名前と特徴を教えた頂いた。

とても貴重な、クモキリソウ、サイハイラン、フタリシズカ、等も観察し、ちょっぴり専門的なお話もしていただいた。

 ケーブルテレビも取材中

 ホウチャクソウの群生地

 教わった植物をイラストに描いている。

里山は人間がほどほどの整備をすることにより、様々な植物を復活させることに役立っていることを改めて学んだ。

その後、各自 美味しい山菜をかごに摘み、会員が待つ、天ぷら会場へ・・・選別の後、男子会員が見事な箸さばきで、

摘みたての山菜を天ぷらに揚げて行く。「ジュッ」という音と香ばしい油の香りが食欲をそそる。

 男性会員による天ぷら揚げ

バイキング形式に並べた7種類の山菜を各自トレイに取りながら、塩でいただく。女性会員手作りの「おにぎり」も配られた。

見慣れた光景であるが、お母さんも子供たちも、微笑んでいる。

  天ぷらバイキング  

シートを広げ、初夏のピクニック気分で揚げたての天ぷらとおにぎりをほうばっていた。

来年も「春だ! 観察会だ! 山菜天ぷらだ!」が楽しみである。

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農繁期

2016-04-27 05:03:06 | Weblog

4,5月は農繁期である。私は、梨栽培と稲作を行っているが、梨は授粉用の花粉取り、授粉作業、防災網の設置、稲作に於いては、苗床の整備、播種、灌水管理、畦畔の整備、施肥、耕運と2種目の作業を同時進行で行っているが、このところ体力の減退をしみじみと感じている

 昨年有機JASを取得。 このぼかし肥料でお米を作る

 ぬかと大豆が主原料。ぬかも大豆も有機栽培のものを使用

65歳目前となり、一年ごとに、年は増えるが体力は落ちている。息子夫婦がその穴をカバーすることで家内農業は連綿と継続してきたが、サラリーマンとなった息子夫婦にその期待は出来ない。

日本の多くの農家は同じような境遇である。野菜を大面積で作っている友達がいるが、中国、ベトナムの研修生が途絶えたら、農業はやっていけないと言っていた。

果樹はとくに栽培面積の減少が著しい。担い手の老齢化と共に、一年一作、毎年のように繰り返される異常気象、後継者不在、機械化の難しさ、等、等により、毎年減少している。 梨栽培で全国的に有名であった、当地区も毎年、10ヘクタールもの梨園が消滅しているという。

  4/16 授粉作業

            自然農法の果樹園 4/27  

授粉後11日(実が大きくなってきた) 

春の風物詩だった一面の白い花畑が見られなくなる日もそんなに遠くない気がする。私もあと10年は頑張るつもりだが、それまで体力を持続させなければと、足腰を鍛えている。

その合間に「里山を守る会」の行事をこなしているが、妻に言わせると逆で、合間に農業をやっている感があるという。 確かに春は里山のイベントも多く、植物観察会だけで5月は3回予定されている。

折り合いを付けながら、家族をなだめながら、行くしかない。早く後継者を育成しなければならないが、後継者が専念して取り組める環境がまだできていない。 永いこと同じ悩みを持ち続けている。さて、 久しぶりに、昨年、今年と役所を退職した地元の60歳、61歳が3名会員になってくれた。 大きな戦力になってくれることを期待している。

今年の梨は授粉時に雨の日もあったが、気温が高く、まずまずの着果率となった。降雹の被害に会わぬよう願っている。

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わんぱく自然塾入塾式

2016-04-14 05:30:11 | Weblog

4月10日(日)第4期わんぱく自然塾の入塾式の日を迎えた。快晴である。スタッフは午前8時集合であるが、私は一足早く、五郎助庵に着き、お湯を沸かした。間もなく谷貝(公)さんが到着し、二人で看板を設置した。

 出足が早い。受付風景 

塾生は8:30分集合となっているが、8:00には早くも数組が保護者と到着し、受付を待っていた。スタッフも8:00分には全員集合。最終打ち合わせを行い、各自持ち場に着いた。受付にはすでにかなりの数の塾生と保護者がお待ちかねだった。開催直前に、一人キャンセルがあり、31名のスタートとなったが、更に昨日、インフルエンンザに罹ったという連絡が入り、初日は30名でスタートした。

31名中、26名が初参加ということで、ちょっと不安もあったが、受付を終えると、ターザンロープの縄梯子を上り、最上段から颯爽と滑空し、開塾前から楽しんでいる。初めてとは思えないほどリラックスし、森の中を駆け回っていた。子供は順応が早い。

  式が始まる前から子供たちは活発      

 9:00  宮本塾長代理の進行で、入塾式が始まる。私から、この自然塾に参加をしていただいたお礼と、勇気をもって子供たちを送り出してくれた保護者の皆さんに感謝の気持ちを述べた。一人でも多くの友達を作ってほしいこと、自然の中で友達と群れて遊ぶ楽しさを実感してほしいとお伝えした。

名札に名前とニックネームを自身で書き、班ごとに自己紹介をした。4班編成となったが、どの班も元気に自己紹介をし、とても期待の持てるわんぱく自然塾になる予感がした。

 班ごとの自己紹介 

その後、全員の記念写真と、班ごとの写真を撮り、式を終了した。 早速、冒険広場から草花が芽を出し始めた森の中に移動し、参加者が打ち解けるネイチャーゲーム(私は誰でしょう)を幸田さんの指導で始まった。モデルとなったスタッフの襟に動物カードを挟み、塾生に質問を繰り返し、その動物を当てるというゲームである。

その最中に一人の男の子が「この虫なーに?」と私に聴いてきた。糸のように細い動物の赤ちゃんである。「ナナフシに似てるね」。と私は言った。すると、一人の男の子が「カマキリの子供じゃない?」と言った。あとで図鑑で調べることにした。すると今度は山繭に似た繭玉を見つけた子が「これはなーに?」と聞く。更にもう一人の子が白と黒の模様がある虫を捕まえ、「これは?」と聞く。次から次に難題が持ち込まれるが、全部はわからない。里山にある図鑑で調べることにした。

 森の中で「私は誰でしょう」  

さて、「私は誰でしょう?」の次は「動物交差点」だ。全員が背中に動物をスタッフより挟んでもらい、次から次に相手を変え、自分がなんであるかヒントを出してもらう。こうしたゲームを重ねて参加者同士、距離を縮めて行く。

冒険広場に戻ると、市広報の方がお二人、取材に来訪されていた。わんぱく自然塾のことを説明していると、塾生たちは次のネイチャーゲーム「コウモリとガ」に夢中になっている。歓声を上げながらゲームに興じる子供たちの笑顔は広報カメラの絶好のアングルとなった。

ネイチャーゲームで緊張感が解けたら、次は里山散策である。班ごとに五郎助山をゆっくり歩き、チェックポイントごとに専門のスタッフが待機し、現場で詳しい説明をすることになっている。ホタルの養殖場、キンランギンランの群生地、炭焼き小屋、きのこ園、そして 鳥獣保護区、等の説明である。

 醤油樽がなぜここにあるか説明を聞く

 炭のできるまでを関根炭部会長より聞く

 きのこ園の説明

 キンラン、ギンランの群生地で「窪っち」の解説。

 ホタルの幼虫を見て興味津々

遊んで、遊んで、歩き回り、お腹が空きました。お昼は名物シイタケ入り里山カレーです。

 自分でごはんもカレーもセルフサービス。

そしてあと片づけ、皿洗いも自分で

午後12:40 次回も全員再会を約束して、塾生たちは迎えの家族と一緒に、里山を後にした。

  再見!

 

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