里山らしい設備がいくつかありますので,
少しずつ紹介させていただきたいと思います。
第一弾は
こけし
設備というより,設置してあるものですが…
里山の掲示板の近くにこの春お目見えしたこのこけし。
なんで,里山にこけし?
と不思議に思われる方のためにちょっといきさつを。
3月2日付の理事長さんのブログに詳しいので転載させていただきます。
<中川理事長さんのブログ記事>
2月23日、高さ、約4メートル「こけし」が五郎助山の入り口に設置された。
このこけしは一昨年、
炭窯を作る為招聘した福島県の高野善兵衛さんが寄贈してくれたこけしである。
何でも昔(10年以上前とのこと)
宮城県白石市で開かれた全国こけしサミットのとき、
福島県で特注のろくろまで製作して作ったこけしだそうだ。
当事日本一の高さと言うことだった。
炭窯作りを3日間泊り込みで指導をして頂、
感謝会の後帰り際に、
私に今度「こけしを持ってくるから」と言われた。
私は当然手のひらに載るこけしを想像し、
どうも有難うございます。
と答えたことは記憶にあった。
ところがその後、炭窯の様子を見に来てくれることになり、
なんとダンプにその「こけし」を乗せてきたのだ。
「えーっ」と絶句した。
頭だけでも手を回せないほどのこけしなのだ。
とても人の手では動かせるはずもなく、
レッカーを手配してようやく降ろしたのだった。
長い風雪に耐え、ところどころ色があせていたので、
会員の谷貝さんにお願いし、
作業場に移し、化粧直しをしていただき、
やっとこの度、里山の入り口に建てることが出来たのだ。
今度、五郎助山に来た折には、是非ご覧ください。
<こけし設置作業>
このこけし,最初は炭窯の近くに設置してありましたが,
修復,移転。
3月の地震でも無事でした。
このかたが,善兵衛師匠
師匠は,福島にお住まいとのことで,
どうなさっているかな?
震災の影響が心配です。
ご指導いただいた炭窯も震災で傷み,
壊して作り直すことになりました。
遠い道のりではありますが,
みなさんに良質の炭と木酢液をまたお届けできるよう,
新しい炭窯づくりに向けて,炭部会のメンバーを中心に,
がんばっていきます。