goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

バルーンフラワー

2007年07月13日 | 07 花たち


【キキョウ・桔梗】キキョウ科


早いものだと、6月の初め頃から咲いています。

秋の七草のひとつですが、どちらかといえば夏の花です。
生育環境にもよりますが、花期は長いほうでしょうかね。
秋になっても咲いているのを見ることは出来ますが、花の盛りは今時分でしょう。

花色といい姿といい、日本人好みの花ですよね。
秋の七草と謳われるくらいですから、昔から愛されていたのでしょう。
万葉集に出てくる「朝顔」は、この桔梗のことです。

名前の由来は、漢名の「桔梗」を、そのまま読んだだけです。
「キチコウ」という別名も、そのまま読んだものですね。

もともとは山野に自生している野草ですが、観賞用として古い時代から栽培され、切り花として利用されていたようです。
江戸時代には改良が進み、いろいろな品種が作られていたそうです。
現在目にするものは、ほぼ全てが園芸種といっていいでしょうね。


白花は、比較的目にする機会はありますね。

韓国では、キキョウの根を、キムチやナムルなどにして食べるそうですが、主に白花のキキョウの根を使うそうですよ。


ピンクの桔梗を見っけ~~

と思って観察してたら・・・

時間の経過とともに、白花になってしまいました。

検索画像で見ると、確かにピンクの桔梗はあるんですよね。

 

こちらは八重です。
変異したんだなってことがわかります。


こうなると、いかがでしょう?

二重咲きです。

ホタルブクロの八重のときにも思いましたが、ここまで改良されると、あとは好みの問題ですね。


タイトルの「バルーンフラワー」balloon flowerは、桔梗の英名です。

あちらの人たちは、八重とか二重咲きとか、好きだろうな、きっと。


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3 コメント

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balloon flower (ポージィ)
2007-07-13 11:33:57
英名のballoon flowerには、あの蕾のことね!ってすぐにピンときます。
八重の蕾は鋭角にとんがっていますね。咲く前の見分けに使えるかな??
といっても八重咲きキキョウについては八重のホタルブクロに対してと
同じ思いを抱きましたが。何故一重のままじゃいけない?と思いますが
好み、なんでしょうね。

キキョウの楚々としたたたずまい好きなんですけれど、
何故か小学生のときに一度育てたきり。そのときのキキョウは
毎年勝手に生えてきてはしばらく楽しませてくれていました。
その後どうなったのやら??記憶が飛んでます。
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毎度、 (noodles3)
2007-07-13 17:36:35
勉強になります!

goro's diaryがワンテーマ制になってから断然厚み、深みが増しましたね。

とても薄識な僕には真似できません。流石!!

八重(変種?)とか、二重咲きとか、その辺りに咲いていたのですか?
植物園でも観たことないです。。
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コメントありがとうございます! (悟郎)
2007-07-14 00:29:27
★ポージィさん

balloon flower、蕾を知ってればすぐ納得できますよね。
でもよかったですよ、キキョウが日本原産の花で。
後から入ってきて、風船花なんて名前になってしまったら、この花の良さが充分伝わらないと思います(笑)。
キキョウの美しさは、咲き姿にあるのですから。

同じです、八重に対しての意見。
全否定する気は毛頭ありませんが、八重=豪華の図式には、?って感じます。
ときにグロテスクだったりすること、ありませんか?

キキョウの花、育てたことがあるのですね。
かつては、日本の山野に自生していたんでしょうが、いまや絶滅危惧種ですからね。
和の雰囲気を持ちながら、洋にも対応出来る花だと思います。
ポージィ家の庭にも、1株いかがですか?(笑)

★noodlesさん

今年のgoro's Diary では、一記事一花を基本にしてますが、これが思ったより大変です。
さっさと写真をアップしちゃえばいいんでしょうが、花についての主観を少しでも挟み込もうとすると、対象になる花について、それなりのことを調べなくてはいけませんからね。
毎日がお勉強で~~す(笑)。

花との出会いはまったくの行きがかりでしかありませんが、この八重も二重咲きも、個人のお宅のものです。
東京のガーデナーさんたちは、個性を競っているんでしょうね(笑)。
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