白い春告げ花

【コブシ・辛夷・拳】モクレン科モクレン属

「春一番の置き土産」で、コブシの花がポツリポツリと咲き始めているのを紹介いたしましたよね。

その後の様子が気にはなっていたのですが、2月後半に居座った菜種梅雨のはしりのような天気のせいもあって、確認できないままになっていました。
青空が戻ってきた昨日、素敵な遠回りをして見てきました。

ほぼ20日振りでしたが、思っていたほどは開花が進んでいませんね。
その間2回も雪が降ったりと、10℃にもならない日が多くありましたので、開花の歩みは遅かったようです。

とはいいつつ、白い春告げ花、遅々とではありますが咲き進んでいます。
遠目にも、全木が白っぽくなってきているのがわかりますのでね。
これで例年通りの開花ということになったのかな。

ハクモクレンとコブシとの違いは、過去に何度も学習しましたよね。
憶えてますか？

いくつかありますが、遠目からでも見分けられるのは、花が整然と上を向いているのがハクモクレン、あっちこっち向かって咲いているのがコブシと憶えておくと、ほぼ間違いありません。

決定的な見分け方は、コブシは花の下に必ず1枚の葉を付けています。
上の写真でもわかりますよね。
ハクモクレンにはありませんのでね、このポイントさえ見れば、両者の違いがわかります。
簡単でしょう？

世のおじさんたち、試してみてはいかがですか？
この知識を披露すると、あなたへの評価が一変するかもです。
ただし、さりげなくですよ。
同じことを言うにしても、ひとえにあなたの人間力にかかっています。
言い方ひとつで、評価は天と地ほどに分かれますのでね。
あくまで、さりげなくが原則です。
出来ますか？

コブシの花を見ると、どうしてもあの歌を口ずさんでしまいます。

　　　　　　　
　　　　　　　　♪白樺～　青空　南風～～

　　　　　　　　　　　辛夷咲く　あの丘　北国の

　　　　　　　　　　　　　　ああ　北国の春～～

　　　　　　　　　　　　　　　　　（「北国の春」 作詞 いではく ・ 作曲 遠藤実）