先日、某ビールメーカーの営業マンに聞いた話です。
【その前に予習を…】
約20年前のビールメーカーのシェアは…
キリン ………65%
サッポロ ……20%
アサヒ ………8%
サントリー ……7%
キリンビールの一人勝ちだったのです。
未だにその時の名残があるのをご存知でしょうか?
ビール瓶の形を見て下さい。
左からキリン、サッポロ、アサヒ、サントリー
キリンだけ違うビンなのが分かりますか?
(他社は同じ瓶を使用、ラベルが違うだけ)
しかし…
たった一つの商品によって、勢力地図は大きく変わりました。
1986年、アサヒから超ヒット商品「スーパードライ」が発売されたのです。
「スーパードライ」は品切れがおきるほど売れ続け…
1998年、ついにキリンからアサヒへ首位が逆転しました。
そんでもって21世紀になり、シェアはこうなりました↓
アサヒ………48%
キリン………33%
サッポロ……14%
サントリー……5%
飛ぶ鳥を落とす勢いのアサヒは、現在「総合酒類メーカー」としてその地位を確立したのです。
20年前は瀕死の状態だったとは考えられませんね~。
このように、たった一つのヒット商品で会社の命運が変わる事を知ったメーカーは…
今、何を研究していると思いますか?
実は、一見ビールとは関係なさそうな…
「小学生」を調査しているそうなんですよ~!
え~っ!?
小学生~?(゜O゜;)!
現在、小学4年生(10才)の児童も10年経てば20才、立派なお客様になるわけです。
調査は…
いつも食べている「お菓子」や「好きな食べ物」「好きなジュース」「好きな果物」から、流行っている遊びや好きな本、スポーツなど、味覚とは関係なさそうなモノまで細かく調べてスーパーコンピューターに入力しているそうです。
メーカーはこのデータに基づき、コンピューターに10年後をシュミレーションさせるそうなんですよ~。
すると…
今の子供が大人になった時、どんな味のドリンクが受けるのかおおよその予測ができるそうで、すでに「10年後発売するビール」 の研究開発は進んでいるそうなんですよ~。
ま…まさか?小学生がターゲットだったとは?!
いや~凄い事を聞ちゃいました~。
しかし、ちょっと待って下さい…
10年後のオジサンは…(゜O゜;)?
調べなくていいの…?
もう、ぽぱいみたいな中年は誰も相手にしてくれないのですね~(ToT)
どうせ、10年たったら初老だし…(悲)
そりゃ~飲む量は減りますよ~だ(-.-;)フーンだ!
ジジイは渋いお茶でも飲んでよ~っと…。