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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

原発は「湯沸かし+タービン+発電機」、これって19世紀の発電システムじゃん!!

2020年11月12日 | Weblog

ちょうど午前6時になります。

お天気は晴れ、街灯がまだ点いておりますが、積雪がたっぷりなので明るい朝です。

気温はというと、なんとマイナス7度。

きのう道内最低気温を記録したお近くの喜茂別町は午前6時の気温がマイナス11度だ

この寒さも今日までで、あす朝の最低気温はプラス3度の予想だ。

さて、

宮城県の女川原発について、村井嘉浩知事は再稼働の前提となる地元同意を表明したそうだ。

原発とは「核エネルギーでお湯を沸かして、その蒸気でタービンを回し、発電機で発電」するもの。

「火力発電」は石炭などでお湯を沸かして、原発は原子力でお湯を沸かす。

どっちも「湯沸かしで発電」するわけ。

原発というから大層な技術かと思えば、なんのことはない19世紀の発電方法とほぼ一緒、「基本は湯沸かし」なのだ。

古臭い上に、万が一の場合は地域崩壊しかねない危険な発電方法が原発だ。

コストは安いというけど、これもどうやら大ウソ。

いまや再生可能エネルギーの方が安いから、アベノミクスの柱ニッポンの「原発輸出はゼロ」に終わった。

資本主義の総本山、アメリカは高コストの原発からトットと手を引いている。

おまけに交付金という名の「税金」も周辺町村にばら撒くのが原発だ。

きのうの道議会によると、この36年で支払われた交付金は総額667億円に上る。

北海道に177億円、泊村257億円、共和町66億円、岩内町111億円、神恵内村56億円だそうな。

周辺4町村にばら撒かれたこのカネで、泊村が「豊かになった」「人口増加した」って話は、ついぞ聞いたことがない。

岩内町はシャッター街と化し、泊村も寂しい。

元気なのは共和町ぐらい。

「濡れ手で粟の交付金」に味をしめた神恵内村は今回、「核のごみ」施設の誘致にも手をあげた。

「交付金は麻薬」と言われるゆえんだ。

こうした交付金を加えたなら「原発はコストが安い」とは、口が裂けても言えないね。

一方、再生可能エネルギーのコストは下がる一方だ。

10日の羽鳥モーニングショーによると、

デンマーク(2019年)の再生可能エネルギーの比率はなんと81%だというから驚いた。

さらに、洋上に世界初の風力発電のエネルギー島を建設し、7割以上の家庭に電力を供給。

余った電気は輸出も検討中だそうな。

ドイツもすでに再生可能エネルギーの比率が41%と4割を超えたという。

かつて太陽光発電で世界一だった我がニッポン国だけど、いまやこれも中国だ。

安くて安全なエネルギー政策を進める世界の各国と、いまだに19世紀方式の発電を続けるニッポン国。

旧態然とした原子力ムラに支配されるようなエネルギー政策で、ニッポン国に明るい未来はあるかね???