おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「反対署名」した部下を上司が恫喝、町を2分した寿都町長の大罪

2020年09月05日 | Weblog

午前6時です。

あたりは霧に覆われております。

気温はプラス20度、きょうは曇り時々雨のお天気で、最高気温は28度の予想だ。

沖縄方面は非常に強い台風10号が近づいており、大きな被害が出るのではないかと大いに心配されます。

さて、

カネで自然あふれる町を売ってしまおうという寿都町です。

寿都町長が核のごみ処分場の「文献調査」に手を上げようとしていることで、町はすっかり2分されました。

それもこれも、「核のごみ処分場」は手をあげた町に誘致する「立候補制」にしたからだ。

調査だけで20億円もの交付金という「札束をばら撒く」わけですから、人口減で疲弊した町が手をあげる。

まんまと国の術中にはまって、手をあげようとしているのが寿都町だ。

活断層があるとか、ないとか、地層が安定しているとか、いないとか、などなど全く無関係なのだ。

フィンランドのオンカロのように、強固な岩盤地層に住民の合意を得て進めたのとは大違い。

寿都町の近くには活断層もあれば、大地震による津波の心配もある。

地層処分の大前提は「水に触れないこと」というのが国際的な大原則だそうですが、海に近くて活断層がそばにある寿都で水に触れないなど、シロウトでも考えにくい。

そんなこんな、核のごみの処分場に適地かどうかは、町長言うところの「勉強」などしなくても明らかだ。

きのう、鈴木直道知事は梶山弘志経産大臣と会談して、「核のごみは受け入れがたい」と申したそうだ。

これに対して梶山大臣は「調査中は核のごみを持ち込まないので条例には反しない」とのたまったそうだ。

「屁理屈」に聞こえるのはおぢだけか?

「ごり押し」しようとする経産省の姿勢が見て取れる。

地元、寿都町内では漁業関係者を中心に反対の声もある。

反対の署名も集まっているけど、名簿を町に提出したら、この名簿を元に、職場の上司から「署名しないように」と恫喝された職場もあるという。

正直にものが言えない状況が醸し出され、薄気味悪い町になってきた。

いったん手を上げたら、後戻りなどできるはずがない。

20億円ものカネを貰って、あとから「止~めた」なんてことできると思う方がおかしい、世の中はそんなに甘くない。

核のごみ受け入れ調査を考え直してほしいとする「キャンペーン・子どもたちが遊べる自然を守りたい」に読者の皆さんのご協力を!!