goo blog サービス終了のお知らせ 

おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「グレートリセット」

2012年02月18日 | Weblog

午前7時の気温は、起きてビックリ、マイナス20度でござる。久々に厳しい冷え込みでござる。今年はマイナス10度でも驚かない寒さですけど、20度が何度も続くとはねぇ…

世間ではこの寒さ、10年に一度、とかいわれておる。ではありますが、札幌生まれで札幌育ちのおぢにとっては、これまで経験のない寒さの連続。ガンガンストーブ燃やしても、寒いで~す!!

写真は今朝のニセコアンヌプリ。ホンの一瞬、赤く染まっておりました。やっぱ、晴れの朝は、酷く寒いです。

さて、政治はひっそく状態、経済は落ち目の三度笠と、我がニッポン国も、なんだか酷いことになっておる。

で、このところ、世間をにぎわしておるのは大阪の橋下市長でござる。

曰く「一国を永田町の論理で維持していくのはムリ」「日本の統治機構を変える」「この国のあるべき姿を大改革する」。

言うこと、やること、大向こうから拍手喝采でござる。そもそも3年前、革命でも起きるかと期待した、民主党による政権交代は、結果、屁みたいなもんでござった。

民主党政権が、やっておることといえば、自民党政権時代とほぼ変わらず。でもって、橋下「維新八策」にも、いまや大反発。

つい先日、大阪市長選、大阪府長選に大勝利したとたん、姑息にもスリスリすり寄ったと思ったら、維新八策が出てからは、一転してドン引き状態じゃ。

民主も自民も、どいつも、こいつも、単なる既得権益者に過ぎないってこと。こうなると路線だけはゆるぎない、あの共産党でさえ、既得権益から抜け出せない印象に見えてくる。

とはいえ、維新八策については、あれやこれや疑問符もないわけではない。だけども、いまのニッポンに必要なのはまさしく「グレートリセット」。多少のことは目をつぶって、イケイケどんどんなのじゃ。

なにせ、明治以来、綿々と続いてきたこの国の構造そのものをぶっ壊さないことには、この国はドン詰まりから抜け出せませぬ。

戦後政治も、なんだかんだ言いつつ、戦前の官僚体制は維持されたままでござった。ただし、あの高度成長時代、政官一体となったニッポン国は、世界を驚かす大発展を成し遂げた。これも確かに事実。

ただし、いまや官僚さまは大暴走。国家が揺らぐ一大事というのに、権益確保に血眼じゃ。だからもう、こんなニッポン国の古色蒼然としたシステムを、根底からぶっ壊さないことには、どもこもならんところまできておる。

あの胡散臭い小泉純一郎が、「自民党をぶっ壊す」といったところで、そりゃ単に「旧竹下派を壊す」に過ぎなかったレベルと、今回はラベルが違いまする。「郵政民営化で景気までよくなる」と言ったわけで、笑止千万でござった

今回、橋下さんを支えておるのは、元官僚の堺屋太一さんに古賀茂明さんじゃ。元官僚が知恵袋となって、本気でニッポンの「グレートリセット」を仕掛けておる。

既得権益と無縁な一般国民が望むのも、まさに維新、このグレートリセットでござろう。反発しておる右や左のお方、さらには労組、あれもこれも、いまや既得権の維持に汲々としておる印象じゃ。

かつて、労働組合は、労働者の権利を守り、資本と対抗し、国民生活を豊かにするため闘った。ところが気が付けば、世間には組合に入れない派遣労働者が、ごっちゃり。

彼らを救うことなく、労働組合は自分たちだけ賃上げや権利を要求してきましたです。かつて、組合運動をしておったおぢには、そのあたりがよくわかる。

つまり、労組もいまや単なる既得権者に過ぎないのでござる。

だからこそ、あれもこれも、すべてガラガラポンが必要というわけじゃ。橋下さんのグレートリセットこそ、ニッポン再生の切り札。

っていうか、このまま既得権者だけがぬくぬくする制度では、「ギリシャ悲劇」が、まもなく我がニッポン国を襲う。

ま、アホウなニッポン国ゆえ、ギリシャ悲劇もニッポン経済の破たんも想定せねばならん。そんなことで、豪ドル貯金なんぞで早々と逃げを打っておるせこいおぢ、この先ニッポン国がどうなっても生き残るのじゃ、スマンね!!