おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

山菜採り

2006年05月05日 | Weblog
95年からこの11年間に北海道内で発生した山菜採り中の事故の遭難者は、合計803人にも上るそうだ。
結構な数じゃね。

で、うち14%の116人が死亡または行方不明となっている。
さらに遭難者一人当たりの捜索費用は、200万円を超えるのだそうだ。
うかつに遭難できません。

遭難者の数は、95年から01年までは50~70人台前半だったけど、02年以降は山菜採り人気のため、75~100人台に増加中という。
北大の研究グループの調べだそうだ。

まぁ山菜採りブームも結構凄いことになっておりますねぇ。
100人以上が死んでおる。
山菜をごっちゃり背負って道が分からなくなる強欲ぢぢババの所業じゃね。

山菜を捨てて、身軽になって、帰り道を探すってことができないんだねぇ。
重いのを背負ったままで疲れて、死んじゃうってことだろか?
まぁそうじゃない人もいるだろうけどさ。

山菜がどれほどありがたいのか、おぢにはよく分からん。
せいぜいこの辺りで採れる竹の子(根曲がり竹)を4~5本炭火で焼いて食せば大満足。
ウドは、敷地内にごっちゃりあって、1~2回天ぷらで食す。
行者ニンニク(アイヌネギ)はTさんが昨年敷地内に植えてくれたので、来年あたりから楽しめる。

ってことで、クマ出没の危険や遭難の危険を冒してまで山ん中に入る気はせんね。
せいぜい、「なんちゃって山菜採り」が精一杯じゃ。
中には、ご近所、親戚に配って喜ばれるのが「無上の喜び」って人も居るようだけど、もらった方はどうじゃろ?

山菜はいただいても後始末がけっこう大変。
泥を落として、あく抜きして…
ちょっと食べたいのなら、スーパーで勝った方が「簡単で便利」って人も多いと聞く。

だから泥つきをごっちゃり貰っても、実は迷惑ってこともあるはずじゃ。
ご近所からの貰いもんだと、近くのごみステーションにごみとして捨わけにはいかんしね。
ということで、山菜は自宅で楽しむ分をちょこっと採って、安全に帰宅ってのが正しいと思う。

山菜フリークの皆々様よ、気をつけて山へお入りくださいね。
捜索費用は200万円ですぞ。
山菜は買った方がはるかに安い。
カニを配って歩くなら、大感謝かも知らんけど、面倒な山菜が果たして喜ばれるもんかどうか?

よーく考えて、山菜採りに行きましょうね。