現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

サッカー守護神はキーパーだけれど

2014-06-16 | しかじか
テレビのサッカー中継を見て一喜一憂のまま、ブラジルの宵の口に、こちらでは朝方の爽やかタイムとなって、その日を過ごした。
悔しさがあって、これほどサッカーに夢中であったのかと思い直すことしきりである。

4年の世界大会への道のりは長くないし、それなりに、観戦に気合を入れるようなにわかサポータになったつもりか、見ていて、わかりやすいゲームであったのだと気づく。

日本の陣営にへばりつくことを余儀なくされた守りは1点先取でいけると思ってしまったあたりに、何かがあり、蒸し暑さと気候の厳しさと選手の脚の重さであったかと思えば、パスをことごとくカットされていた。
ここぞというシュートを放つ決め球にもそれを回しきれないもどかしさがあって、日本が世界で通用するかどうかのきつい試練であった。

技術にも動きにもそれを発揮できないままの後半であったか、表現できなかった試合にベンチに下がってからのキャプテンは檄を飛ばし続けていた。

コートジボアールとたしか言っていたが、、コートジボワール共和国であって、象牙海岸国でもなくなって、フランス語読みの現行表記である。
コートジボアールの読みに、コートジボワールが、重なって、独立と内紛と、9年の内戦をサッカーがとめた。

イタリア紙、スペイン紙はどう伝えたのか。欧州で活躍する選手たちを認知してのことだろう。
日本国内で見る選手たちは日本人で、向こうから見れば、サムライブルーなのであろう。







イタリアメディアが見た日本。同郷ザックの更迭にまで言及。現地2紙は共に本田に最高点、香川に最低点
フットボールチャンネル6月16日(月)17時25分
http://news.biglobe.ne.jp/sports/0616/fot_140616_1622610194.html

>ガゼッタ・デッロ・スポルトは「本田の魔術により先制した日本だったが、その後はフィジカルという点で凌駕された。香川のタレント性は陰に隠れていた」と論評していた。
趨勢がひっくり返された理由は「ドログバが入ったこと」
 ゴールシーンについては「長友がCKの後で上手くボールを扱い、エリア内でフリーとなっていた本田を“釣る”。そしてミラニスタは素晴らしいボールコントロールを決め、左足でクロスバーの真下に蹴り込んだ。素晴らしいゴールだった」と描写。
「日本はスピードを活かして守備から攻撃に転じられるときには危険性を発揮した。一方コートジボワールは、ボールは支配してもゴールから20m前では無益となっていた」と、少なくとも1-0でリードを保っていた前半についてはそれなりに日本の健闘を認めていたのである。
 これがコリエレ・デッロ・スポルトになると、「日本は1時間勝利の夢を愛でていた。コートジボワールは、敗北のリスクにさらされていた」。
 この趨勢がひっくり返された理由は「ドログバが入ったこと。彼の投入によってエリア内でフリーになる味方が増えた。ピッチにいるのは30分間で十分だった(ガゼッタ・デッロ・スポルト)」。
 同紙のレポートによれば「彼が投入された後、ザッケローニ監督は選手たちに引きすぎないよう指示をしていた」としている。
 ドログバの存在によってCBに圧力がかかり、DFラインが下がって中盤のプレスが甘くなり、クロスを放り込まれたという図式がここからも見える。
両紙とも最高点は本田。最低点は香川
 ドログバ投入後に日本のラインが押し下げられたことは、TVで生中継を担当した解説者も指摘していた。
 この日解説についていたのは現役時代ラツィオで活躍し、ミハイロビッチがカターニアとサンプドリアで監督をしていた時には助監督も務めていたダリオ・マルコリン氏。
 前半については「最終ラインは機能している。全体にコンパクトな3ラインを敷かせ、圧力のあるFWを擁する相手に対しても良くラインを上げられているものだ」と褒めていた。
 ただ、ドログバがいなかった時点から「CB陣がFWの突進に対し、フィジカルコンタクトに怯み対処が遅くなっているシーンも目立つ。こういうところから綻びは起こる」と予言めいた指摘をしていた。
 最後に、ガゼッタ、コリエレ両紙による日本の全選手の評点を紹介する。
【ガゼッタ・デッロ・スポルト】
川島5.5、内田6、森重5、吉田4.5、長友6、山口6、長谷部5.5(遠藤5)、岡崎5.5、本田6.5、香川4.5(柿谷・評点なし)、大迫5(大久保5)、ザッケローニ5
【コリエレ・デッロ・スポルト】
川島5.5、内田7、吉田6、森重5.5、長友6、長谷部6.5(遠藤5)、山口6、岡崎6、本田7、香川5(柿谷・評点なし)、大迫6(大久保5.5)、ザッケローニ6



スペインメディアが見た日本。「立派な試合以上のものをした」。なぜか高評価、その背景にある厳しい現実
http://www.footballchannel.jp/2014/06/16/post44077/

>以前は日本サッカーに対して全く関心を示さなかったスペイン。しかし、現在は試合結果をスポーツ紙で報じられるまでになった。だが、その内容は巨大な相手に挑む弱者を讃えるものだった。

2014年06月16日
text by 山本美智子

「立派な試合以上のものをしたし、それは結果以上に価値のあること」

「レシフェには、わずかに雨が降っており、日本はビニール傘とシューズで雨に濡れることを恐れずに散歩をしていた。そこに台風がやってきた。台風の名はドログバと言った」。

これは、日本対コートジボワール戦を終えた後のスペインのスポーツ紙、アス紙の書き出しだ。

 同紙は言う。「日本は立派な試合以上のものをしたし、それは結果以上に価値のあることだ」と。これは一つの真実かもしれないが、同じ結果を自国代表が手にした時、決して同じことが書かれることはないだろう。

 結果が伴わなければ、「立派な試合」をしたとはいえない。そして、それがW杯なら、なおさらだ。

 厳しい言い方になるが、まるで運動会でスポーツが苦手なのに頑張った子どもに対して、「結果は出なかったけれど、本当によくやったね」と親が励ましているようなトーンがスペインマスコミ全体的に見られた、というのが個人的な印象だ。

 とはいえ以前、日本代表がスペインの関心を惹くことなどは、全くなかった。それでも、前回のW杯、昨年のコンフェデレーション杯での活躍は高く評価され、ここまで来たのだ。

 加えて、日本代表の主軸が現在は欧州でプレーしているため、長友、長谷部、本田、香川などは、サムライブルーに興味のない一般のサッカーファンにも、十分名前が知られている。

 中でも、ドイツで一躍名を馳せてから、プレミアムリーグへ移籍した香川への評価は高い。それだけに批判される時も、他の選手より厳しく罵倒される。

 実際、試合後にスペインのサイトに書き込まれた批評には「サイアクカガワ」、「ドルトムンドを出たのが失敗だった」、「ピッチでの存在感ゼロ」など、厳しい声が飛んだ。

香川へのバッシングは期待の裏返し。バッシングなければ期待もない

スペインメディアが見た日本。「立派な試合以上のものをした」。なぜか高評価、その背景にある厳しい現実
香川真司【写真:Getty Images】
 だが、こういった批判は額面通り受け取ってはならない。サッカー文化が定着している国で活躍できなかったことを非難されているのは、活躍できる選手だと根本で評価されている証明であり、香川が責められるのは期待の裏返しなのだ。

 つまり、バッシングされない香川以外の選手は、ほとんど期待されていないに等しいと言ってもいい。「時速100キロのゴールを決めた」とエル・ムンド紙にも報じられた本田は試合に貢献したので話は別だが、その本田のゴールも結果的には助けにならなかった。

 もとい、スペイン的には今回の日本対コートジボワール戦が行われたのは、午前3時だったため、大半は試合全体を見ていないと思われる。

 しかし、報道局は本田がゴールを決めるまで、「日本は試合をコントロールしている」、「非常によくオーガナイズできている」、「日本の最近の成長ぶりは目覚ましい」、「昨年のコンフェデレーション杯にしても、ベスト8でスペインと対戦しなかったのは、唯一PK戦が阻んだだけではないか」などと賞賛していた。

 以前は一人の名前を発音するのさえ、困窮していたスペインだが、「伝説的選手、遠藤」などと過去の遠藤での活躍を思い出し、交代をアナウンスするなど、日本での知名度がぐっとあがっていることが、今回のW杯では垣間見えた。

 だが、コートジボワールに負けた今、日本代表の評価は再び過去に使われた形容詞のリサイクルとなった。

 技術的には優れている、ボールタッチもうまい、優秀な選手が揃っている、アフリカ代表のフィジカルにテクニックで応え、試合を支配している…。

 そしてそういった賞賛の後に「だが、勝てない」と続く。4年前と変わらない。

 日本は支配したが、負けた。一言で言えば、「日本代表にはドログバがいない」。これが第一戦を終えた日本代表に与えられたジャッジだった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。