
日本語文法論議231021
国語法査察を披きその序説を読むとーー昭和10年緒言がある。1935年の書を復刻した版である。語の断続についての議論に対し語の位置について考究したとある。国語学の橋本学説が世に問われたころの議論になる。その論説を断続の視点としこの論述は位置性によるとする。そこで第1章に書き始める文法の輪郭に文法と語法を解説する。さらに文法の種類を述べる。ここには詞法という語も見えて、同様の議論を1930年代に見る思いであるから、少しく注意をしたい。次はウイキペディアによる。
『国語法査説』文学社 1936 のち勉誠出版
徳田 浄(とくだ きよし、1896年5月18日 - 1976年12月7日)は、日本の国文学者・国語学者。専門は上代文学・国語学と国語教育。
文法と語法の項に、「文法といふ語は明治5年に発布された学生に見えるのが初見である」と書き出して、文法科の設置を言う。次いで書籍の名称は明治6年、皇国文法階梯をあげる。検索すると国立国会図書館デジタルコレクションには「皇国文法」「皇国文法階梯」と見える。
皇国文法階梯 Cultural Japan
https://cultural.jp › item › dignl-863749
皇国文法階梯. . 人物, 高田義甫西野古海. 時間, 1873年. 所在, 国立国会図書館デジタルコレクション. 最 終更新日. 登録日.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000496038-00
皇国文法階梯 巻之一
高田義甫, 西野古海 著 出版年月日等 明6.8
近代書誌・近代画像データベース
国文学研究資料館
https://kindai.nijl.ac.jp › kindais › KISY-00438
書名: 皇国文法階梯(一) こうこくぶんぽうかいてい 皇国文法階梯 一 皇国/文法階梯 皇国文法階梯巻之一 ; 著者名: 高田義甫仝撰 西野古海仝撰 高田義甫 西野古海 近江国 ...
披見したのは勉誠出版刊行である。
日本語文法研究書大成13
コクゴホウサセツ 国語法査説
北原保雄・古田東朔 編/徳田浄 著 2001年6月
