米国大統領選挙速報を見続ける。開票が進むにしたがってドラマの筋書き通りになるように、緊迫感が増す。投票即日開票で拮抗している。選挙人獲得の数字は米のメディアにも違いが伺える。それでも民主党の数字がリードしている。投票総数では共和党に票が集まっているように見える。過半数を獲得するには、その選挙人数よりも被選挙人数に、これは選挙の仕組みでよくわからないことになって得票に応じた比例数では出てこないようで、大差がつけばわかりよいところ、僅差となってくると微妙なポイントとなってくる。米国の夜中になって決着がつかないまま、郵便投票の6000万に結果が左右される様相は、はなから、やかましく言う選挙結果によっては訴訟に持ち込むという現職大統領の勢いであるから、明朝にも、その後にも、週によって選挙後の3日までの到着有効があればこれは予断を許さないままである。選挙は投票が済んでしまえばあとは結果を待てばよいだけにもかかわらず、今回の推移は前代未聞の大統領選挙となりそう、という、メディアにあおられてしまう。
米国大統領選挙速報を見続ける。開票が進むにしたがってドラマの筋書き通りになるように、緊迫感が増す。投票即日開票で拮抗している。選挙人獲得の数字は米のメディアにも違いが伺える。それでも民主党の数字がリードしている。投票総数では共和党に票が集まっているように見える。過半数を獲得するには、その選挙人数よりも被選挙人数に、これは選挙の仕組みでよくわからないことになって得票に応じた比例数では出てこないようで、大差がつけばわかりよいところ、僅差となってくると微妙なポイントとなってくる。米国の夜中になって決着がつかないまま、郵便投票の6000万に結果が左右される様相は、はなから、やかましく言う選挙結果によっては訴訟に持ち込むという現職大統領の勢いであるから、明朝にも、その後にも、週によって選挙後の3日までの到着有効があればこれは予断を許さないままである。選挙は投票が済んでしまえばあとは結果を待てばよいだけにもかかわらず、今回の推移は前代未聞の大統領選挙となりそう、という、メディアにあおられてしまう。
現在の米国の郵便事情がどうか知りませんが、日本の「消印」という制度があるかどうか、という話があります。
米国ですと、「投函用のポスト」が各家庭にあって、「ポストマン」が、配達以外に収集を行うという習慣があります。カーペンターズの「プリーズ・ミスター・ポストマン」が有名ですね。
トランプ氏は、「当日消印有効」と主張するのが本筋だと思いますが、「だったら米国の郵便事情についてどう思うか」について説明する義務があり、「各州の郵便事情を整備することを怠っていた」という話にはなるわけで、郵便投票に関して「差異公算番所に訴える」とかいうのはフェアではない、と思います。「自分の家のポストに入れておく」のと「郵便ポストに入れる」のと「郵便局へ行って投函する」のとの差を、どうするかという話です。
私が行司だったら、「トランプの不浄負け」に軍配を上げます。
あ、女は土俵に上がれないのか。テヘペロコツン。
>
差異公算番所ーーさんばん、とあるから、打鍵ミス
不浄ーー?これは、例によって、椿事なことで、これ、Mariaさんはこの話題になるのは不似合いですよ。
筋書きのある劇場型ドラマになる。
州ごとに実施状況が異なる
封筒への署名忘れ
遅配、消印の有無
有効票のカウント方法など
〇最高裁判所
ミスタッチおよび見逃しでした。ごめんなさい m(_ _)m。
「投票に関する不正があったら、各州の裁判所に申し立てろ」という話があるので、現職大統領が「最高裁判所に訴えるぞ」というのは、基本的にルール違反だと思います。
> これ、Mariaさんはこの話題になるのは不似合いですよ。
あらまぁ。こんなお婆ちゃんにお気遣いいただいてありがとうございます(なにせ「ベタニアのマリア」ですから、齢二千年オーバーでございます(^_^;))。だけど、こういう話題って得意なんですよ。
なぎらけんいちの『悲惨な闘い』という楽曲がありまして、WikiPedia によれば『不浄負け(ふじょうまけ)とは、相撲の取組中に廻しの前袋が偶発的に外れて陰部が露わになることであり、露わになった側の力士が即座に反則負けとなる。』という規定があります。
「まわし」は「ふんどし(「踏み通し」から派生した言葉)」が起源だと想像されますが、いわゆる「越中褌(「越中」というのはお女郎さんで、人気があったので生理期間中でもお座敷に出なければならなかったので、腰巻の下につけるために考案したとか)」「T字帯」で相撲を取る人はいないので、いわゆる「六尺褌」「締込(しめこみ)」がそもそもの起源だと思います。
海女さんは白衣(ハクイではなくビャクエです)に赤い水褌(すいこん)が昔は正装だったそうですが、近年は「レギンス」とか「スパッツ」とかが一般的だという話を聞いたことがあります。
「赤い水褌」というのは「鮫除け」だそうで、都立日比谷高校の「一水会」(どっかの右翼団体みたいな名前ですが。神伝流古流泳法を受け継いでいます)でも使われているそうです。『河童の戯言(たわごと)』という部誌もあります(ついでながら、図書委員会は『紙魚(しみ)の戯言』)。
なぜ「不浄負け」という規定ができたかというと、「まわしを取られたときに、まわしが緩いと相手が吊りにくい」というので、「まわしを緩く締める」力士がいたものですから、それを諫めるために「不浄負け」という規定ができたようです。
一九九六年のアトランタ・オリンピックで金メダルを取った女子柔道選手が、柔道着を左前に着ていたのは、やっぱり「不浄負け」のように思います。
「ゲームズマンシップ」(勝つためだったらなんでもする)というのは尊重しますが、それはあくまで「スポーツマンシップに立脚した(暗黙のものを含めた)ルールの中で」行われるべきものであって、「ルールの穴を探す」というのは勘違いではないかと思っています。
いわゆる「学校文法」に対する批判も、「だったら、橋本文法や、橋本進吉の弟子筋である大野晋の文法論を、ちゃんと検証したうえで主張しているんですよね?」という話には、なります。もっとも、それを言っちゃうと、「学校文法(教科書文法)は不浄負け」みたいな話になりそうです。
ついでながら、女でも相撲は取れます。松村 貞次郎『大具道具の歴史』に、そのあたりのエピソード(原典で確認はまだしていないのですが、たぶん奈良時代です)がありました。古代オリンピックのレスリングは全裸でやったそうですが、日本の相撲は「締め込み」がないと恰好がつきませんものね。
『日本書紀』、雄略天皇記だそうです。
岩波新書の『大工道具の歴史』の第六章、スミツボ(墨壺)によれば、石の上で手斧(チョウナ)を使って木を削っていた韋那部(ゐなべ)の真根(まね)の見事な仕事ぶりに見とれていた雄略天皇が、「刃を零(こぼ)すことはないか?」と訊いたら「いいえ、一度も」と答えられて、そのあまりにも自信たっぷりとした態度に腹を立てた天皇が、「よし、それなら」というので真根が作業している横で采女(うねめ。女官)たちを裸にして相撲を取らせたとか。
それで集中力を欠いた真根が、うっかり手元が狂って刃をこぼしたので首を切られそうになり、仲間の大工たちが「あたらしき 韋那部の工匠(たくみ) 懸けし墨縄 其(し)が無けば 誰か懸けむよ」と謡って命乞いをした、という故事があります。
最近でも、墨(カーボンブラック)だったり弁柄(朱かな? 弁柄は鉄で朱は水銀です)だったりチョーク(炭酸カルシウム)だったりしますが、あっちゃこっちゃで使われています(このあいだ、道路の白線を引くのに使っている職人さんがいらっしゃいました)。
とはいえ最近のスミツボって、昔みたいな意匠を凝らしたものではないので、古い大工道具屋さんを見かけたら、「墨壺はないか?」とか訊いてコレクションしておく価値はありそうに思います。実用上は、黄色い水糸があれば問題ないんですが、本職は曲線を墨で打ちます。そういうときは墨壺がカッコイイ。
所長が言うには、「飛行機って、曲線だらけでしょう。どうするんですか?」と製図の担当教授に訊いたら、「図面があったら、普通に墨打って作っちゃいますよ」とのこと。「でも、それって大量生産に向いてませんよね?」「それが解ってないヒトが上に立つと、戦争に負けるんです」と真顔で返されて「だよなー」と思ったとか。
アメリカの大統領選って、どうなるんでしょうかね?