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日本語文法の説13 動詞活用

2019-06-21 | 日本語文法

動詞の活用という。活用変化のことである。変化しないものがあるとすると、それは、例えば名詞がある。名詞は変化すると言われると、日本語では変化する現象はないと言えるが、屈折変化といえば、日本語のほかの言語で、名詞が変化する。これは明らかに、活用とだけ捉えるのではなくて、曲用変化するという捉え方である。ただ、日本語でも音韻同化をする名詞の語に変化を唱える国語学者がいたりしたが、雨と傘とで、あめかさ あまがさ、と変化を言うもので、音韻変化としての現象では名詞にも音変化がある。それで、活用変化、屈折変化また曲用変化、音韻変化、あるいは意味変化など、その現象をそれによって捉えることが必要である。また、変化に対して変遷ということがあって、変遷には、変化が起こってまた変化が起こるというように、変遷する現象を、ただ、変化というので、変遷は一回変化しているという捉え方たと、2回変化したという捉え方があるようである。動詞活用の変遷となると、むりやりにも変遷の現象を言わなければならないことになるが、多くは、現代語と古典語の対照である。

次のサイトに動詞の屈折という用語があり、活用といえばいいものをわざわざ屈折を用いて、母語話者との共通するような誤認を起こしている説明があったので、そもそも、母語話者を日本語にしていて、非母語話者を日本語以外でひとくくりにして説明しようとする無理無体を、そのページの記述から受け取った。

日本語/非母語話者むけ/文法/動詞
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E9%9D%9E%E6%AF%8D%E8%AA%9E%E8%A9%B1%E8%80%85%E3%82%80%E3%81%91/%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%8B%95%E8%A9%9E
>日本語の動詞(どうし)は大きく"屈折"して、主にその語の終わりで「敬意」「時制」「ムード」を表します。屈折によって時制は2つ、敬意は数段階表現でき、また屈折によって動詞は3種類に分類されます。
>動詞は、屈折させて接尾辞をつけることができます。
>動詞の分類は活用に基づいています。語尾だけでは分類が断定できませんが、一般的に見分けるときの参考にします。
>動詞は伝統的には5分類されますが、外国人に対する日本語教育では3グループに統合します[1]。
1 動詞の名称はまだ定着したものがありません。五段動詞は、「子音語幹動詞」「ウ動詞」「Iグループの動詞」などとも呼ばれます。一段動詞は、「母音語幹動詞」「ル動詞」「IIグループの動詞」などとも呼ばれます。不規則動詞は、「IIIグループの動詞」と呼ばれることもあります。

語形変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
>語形変化(ごけいへんか)または屈折(くっせつ、inflection)とは、一つの語が文法的な意味機能に応じて異なる複数の形を持つことである。名詞とそれに準じる品詞の語形変化を曲用、動詞とそれに準じる品詞の語形変化を活用という。
>曲用(名詞の語形変化)に反映する主な屈折素性は、数、格、性、人称などであり、活用(動詞の語形変化)に見られるものは、数、人称、時制、相、法などである。

引用をあえて解説すると、非母語話者文法の説明には屈折と活用の区別があいまいになっていて、わかりにくいし、その種類分けにも、説明にも統一性がないので混乱を起こしていることがわかる、ウイキペディアの活用に動詞の語形変化とあるものを参考にして、日本語の活用変化をよく確かめる。





ゆさん
>はじめまして。学校の勉強で行き詰まってまして、コメントさせていただきました。

上記のコメント投稿があり、まずは――

日本語教育の動詞活用のことでしょうか。
すると、日本語つまり国語で文法を説明することになりますか。

>動詞の活用の変遷について説明しなさい。
また、「強変化」「弱変化」「混合変化」という用語を定義して書きなさい。

活用の変遷は、現代語の活用の種類を古典語の活用の種類から、どう変わったかを説明するとよいでしょうか。国語文法では5段活用になる4段活用から、また1段活用になる2段活用から、それぞれのポイントはその活用表を示して、異なってきたところを捉えます。変遷とあると、さらに日本語教育の動詞活用表を並べます。

次に、混合変化動詞というのはドイツ語で種類分けして定義することがあるので、規則変化、不規則変化、ともに、日本語活用のことではありませんね。もし日本語文法の用語なら、その定義があるかどうかを確かめましょう。
日本語教育文法の規則、不規則は、国語の5段、1段ともにこの活用は規則変化になり、強変化は母音交代が5段になるもの、弱変化は母音の変化は2段になるけれど、それは規則的になりますね。

次は大阪大学の先生の説明スライドです。参考になりますよ。

動詞活用の歴史的変化 動詞活用:現代口語と古文 現代口語と古文の活用 ...
skinsui.cocolog-nifty.com/linguistics/files/sasayama-katuyo2012.pdf
2012/02/22 - 動詞活用の型には、現代口語と古文との間. に、歴史的変化によって結ばれた、強い対応. 関係がある。 • 歴史的変化の方向性を知れば、現代語の動. 詞活用から、古文の活用を推測することがで. きる。 現代口語と古文の活用の対応.

まだ、さらに質問について、学校の勉強がなにか分かれば、国語、現代語、日本語と調べ方のポイントができます。


上記のように、回答をひとまず――行き詰ってしまったのは、混合変化という用語を定義せよというところ、日本語の使用を言うものでなければ、出題が何かをなにかと混同をしていることになる。

また、変遷を捉えて説明をするというのは、全体像から言ってそれほど簡単なことではないから、ポイント例に、日本語教育で意向また意志を示すフォーム、いこう 行こう iko: について、古典語 行かむ ⇔ 現代語 行こう の例を挙げると活用の変遷のことになる。ただ、これを一つ上げてわかることを、出題者は意図しないであろうから、やはり、困難な変遷である。

 古典4段 未然形 いか     現代語 5段 未然形 母音 a & o いか いこ   日本語教育  意志 vollitional

  助動詞  ika + mu  → ikamu → ika・u →  ikou

 日本語教育  意志 vollitional  
  N4のぶんぽう: Volitional form 意向形(いこうけい) | MLC Japanese ...
   www.mlcjapanese.co.jp/n4_04_04.html
   JLPT N4 の Grammar 意向形(いこうけい)Volitional form (「~ましょう」のplain form)



日本語の変化15 動詞活用の種類
2015-03-22 15:47:22 | 日本語文法

動詞の種類は活用変化による分類である。現代語で五段活用、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用、サ行変革活用と、ほかの語に接続をするときの母音の変化によって、5種類にわかれる。わたしたちが動詞活用を区別するのは活用形に現われる母音によることになる。ことばを使うときに、仮名の発音による音韻は音節を単位としているので、その母音が変化しているのを強く意識することになる。したがって、動詞の活用の種類となると、日本語の古典語の文法で9種類、現代語で5種類と、その変化をとらえることになる。仮名表記で分類すると、現代語の五段活用は古典語で四段活用であった。また、古典語にナ行変格活用があり、下二段の活用を併せ持っていたが、五段活用となった。ラ行変格活用が、五段活用に変化するが、現代語では母音接続がない。ごく大まかに、母音によって変化が起こったとすれば、四段活用が五段活用になった説明のほかは、定かではない。

古典語動詞にあった活用と現代語動詞の活用

上二段活用→上一段活用
下二段活用→下一段活用」
ナ行変格活用 ラ行変格活用→五段活用

現代語動詞に種類があって、それを活用変化に求めて、その名称には、規則変化と不規則変化に分けることが日本語教育で行われる。その規則変化にも強変化と弱変化があって、動詞の種類分けは3種類となる。これは音節により、仮名文字での捉え方を、音素により、音韻のレベルを単音にまで分析するものである。子音幹動詞、母音幹動詞と、そのほかは、来る、する、この2語を不規則に変化するものとして、種類分けを簡便にしている。現代語の五段動詞と、上一段動詞、下一段動詞とをそれぞれまとめて一段動詞と名称をつけることによる。そして、変格活用動詞を二語、それだけに限定して種類とする。
すると、9種類の動詞が、5種類となり、それをまた3種類とすることになる。しかし、3種類の動詞というのは、これは日本語の変化によるものではないので、現代語を音素の単位での分析による結果である。





まずは、ここまでで。


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